任意売却とは?競売との違いと要件

公開: 更新: カテゴリ: ライフプランニング

30秒で結論

任意売却とは(全体像)

住宅ローンが返せなくなると、最後は競売(裁判所を通じた強制的な売却)にかけられる。ただ、競売は手続きが強制的で、売却価格が市場価格より安くなりがち。安く売れると、残る借金(売っても返しきれない分)が多くなってしまう。

そこで、競売になる前に、債権者(お金を貸している金融機関)の合意を得て、市場価格に近い金額で売るのが任意売却。競売より高く売れるので、残る借金を少なくできる点で、債務者にとっても有利になりやすい。

注意したいのは、「任意」という言葉。これは「自由に勝手に売れる」という意味ではなく、債権者(抵当権者)の合意が必要だということ。


詳しく:競売との違いと要件

ここが記事の心臓部。任意売却と競売の違いを押さえる。

任意売却と競売の違い

任意売却競売
だれが売る売主(債権者の合意のもと)裁判所による強制的な売却
売却価格市場価格に近い市場価格より安くなりがち
残る借金少なくしやすい多くなりがち

任意売却の大きなメリットは、市場価格に近い金額で売れること。競売だと安くたたかれやすいので、任意売却のほうが高く売れて、結果として残る借金を抑えやすい。

ただし、勝手にできるわけではない。次の点が要件になる。

任意売却の要件

項目内容
債権者の合意お金を貸している金融機関(抵当権者)の同意が必要
タイミング競売にかけられる前に進める

わかりやすく言い換えると

要するに、任意売却は「競売になる前に、貸し手の同意をもらって、ふつうに近い値段で売る」こと。

つまり、競売より高く売れて借金を減らしやすいが、「任意」でも貸し手の合意が必要、と覚える。

目的 … 競売を避けて、市場価格に近い金額で売る

メリット … 競売より高く売れ、残る借金を抑えやすい

注意 … 任意でも、債権者の合意が必要(自由ではない)


試験のツボ

🔴 一番出る:競売との違い

①任意売却は市場価格に近い金額で売れる

②競売は市場価格より安くなりがち

🔴 次に出る:要件

①債権者(抵当権者)の合意が必要

②「任意」でも自由に売れるわけではない

🟡 押さえると安定:メリット

①競売より高く売れ、残る借金を抑えやすい


よくある間違い

「任意売却は、貸し手の合意がなくても自由にできる」→ ✗  任意でも、債権者(抵当権者)の合意が必要。

「任意売却は競売より安くしか売れない」→ ✗  任意売却は市場価格に近く、競売より高く売れることが多い。

「任意売却も競売も売却価格は同じ」→ ✗  競売は市場価格より安くなりがちで、任意売却のほうが高く売れやすい。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(任意売却とは)

📝 オリジナル問題 1 任意売却の意味

任意売却に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 任意売却は、住宅ローンが返せても返せなくても、好きなときに行う売却のことである
  2. 任意売却は、競売の前に債権者の合意を得て、市場価格に近い金額で売ることである
  3. 任意売却は、裁判所が強制的に進める売却のことをいうものとされている
  4. 任意売却は、住宅ローンを完済した人だけができる売却であるものとされている
インスキメ
インスキメ 解答・解説

解答は 2 だよ。

任意売却は、住宅ローンが返せなくなったとき、競売の前に債権者の合意を得て、市場価格に近い金額で売ること。競売より高く売れて、残る借金を抑えやすいのが特徴だよ。

選択肢1の「好きなときに」、選択肢3の「裁判所が強制」、選択肢4の「完済した人だけ」はどれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1返済が難しいときの売却
2債権者の合意で市場価格近くで売って正しい
3強制的なのは競売
4返済が難しい人が行う

オリジナル問題2(競売との違い)

📝 オリジナル問題 2 任意売却と競売の違い

任意売却と競売の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 任意売却は競売より安くしか売れず、残る借金も多くなりやすいものとされている
  2. 任意売却も競売も売却価格はまったく同じで、違いはないものとされている
  3. 競売は市場価格に近く、任意売却のほうが安くなりやすいものとされている
  4. 任意売却は市場価格に近く、競売より高く売れて残る借金を抑えやすいといえる
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 4 だっ。

任意売却は市場価格に近い金額で売れるので、競売より高く売れて、残る借金を抑えやすいよっ。競売は安くたたかれやすいんだっ。

選択肢1の「安くしか売れない」、選択肢2の「同じ」、選択肢3の「競売が市場価格に近い」は、どれも誤りだよっ。

選択肢判定理由
1競売より高く売れやすい
2価格に違いがある
3市場価格に近いのは任意売却
4競売より高く売れて借金を抑えやすく正しい

オリジナル問題3(任意の意味)

📝 オリジナル問題 3 任意売却の要件

任意売却の「任意」の意味に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 任意売却でも、お金を貸している債権者(抵当権者)の合意が必要である
  2. 任意売却は、債権者の合意がなくても自由に進められるものとされている
  3. 任意売却は、買い手さえ見つかれば貸し手は関係ないものとされている
  4. 任意売却は、本人の同意がなくても債権者だけで進められるものとされている
マネケンジャ
マネケンジャ 解答・解説

解答は 1 である。

任意売却の「任意」は「自由」という意味ではなく、お金を貸している債権者(抵当権者)の合意が必要である。合意があってはじめて成り立つ売却である。

選択肢2の「合意なしで自由に」、選択肢3の「貸し手は関係ない」、選択肢4の「本人の同意なし」は、いずれも誤りである。

選択肢判定理由
1債権者の合意が必要で正しい
2合意なしには進められない
3貸し手の合意が必要
4売主本人の意思で進める

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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