介護保険被保険者数とは(全体像)
介護保険被保険者数は、介護保険に加入している人がどれくらいいるかを示す統計のこと。被保険者は年齢で2つに分かれる。
- 第1号被保険者 … 65歳以上の人。
- 第2号被保険者 … 40〜64歳で、医療保険に加入している人。
このうち、実際に「介護が必要」と認定された人(要介護・要支援の認定者)が、給付を受ける対象になる。つまり、加入している人全体のなかで、認定を受けた一部が給付につながる、というイメージ。試験では、この区分・人数の規模・第1号保険料の3点が問われる。
詳しく:この表だけ覚えれば戦える
ここが記事の心臓部。問われる数字は、次の表に全部つまっている。
被保険者の区分と規模
| 第1号被保険者 | 第2号被保険者 | |
|---|---|---|
| 対象 | 65歳以上 | 40〜64歳の医療保険加入者 |
| 人数 | 約3,600万人 | 約4,200万人 |
第1号と第2号を合わせると、おおむね7,800万人規模。第2号は「40〜64歳」かつ「医療保険に加入している人」の両方を満たすことがポイント。
認定者数と第1号保険料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 要介護(要支援)認定者 | 約700万人(第1号のおおむね2割) |
| 第1号保険料 | 全国平均で月額6,225円 |
| 保険料の単位 | 3年を1期・市町村ごとに設定 |
| 水準 | 第9期(2024〜2026年度)で過去最高 |
要介護(要支援)認定者は約700万人で、第1号被保険者(約3,600万人)のおおむね2割にあたる。第1号被保険者の保険料は3年を1期として市町村ごとに定められ、第9期(2024〜2026年度)の全国平均は月額6,225円で過去最高の水準。高齢化で被保険者数も認定者数も保険料も増える傾向にあるため、これらの具体値は受験年度の最新仕様で要確認。
わかりやすく言い換えると
要するに、こう覚えるとラク。
第1号は「ロク(6)十五歳以上」、第2号は「ヨン(4)十〜ロク(6)十四歳の医療保険組」。人数も語呂に合わせて「第1号=3,600万/第2号=4,200万」。
試験のツボ
🔴 一番出る:第1号・第2号の区分
①第1号被保険者 = 65歳以上(約3,600万人)
②第2号被保険者 = 40〜64歳の医療保険加入者(約4,200万人)
🟡 押さえると安定:認定者と第1号保険料
①要介護(要支援)認定者 = 約700万人(第1号のおおむね2割)
②第1号保険料 = 全国平均で月額6,225円(第9期・過去最高)
よくある間違い
①「第2号被保険者は40歳以上なら医療保険に入っていなくても該当する」→ ✗ 第2号は40〜64歳で、かつ医療保険の加入者であることが必要。
②「要介護認定者は第1号被保険者のほとんどを占める」→ ✗ 認定者は約700万人で、第1号(約3,600万人)のおおむね2割。
③「第1号保険料は近年下がり続けている」→ ✗ 上昇傾向で、第9期は過去最高の水準。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(保険料論点)
第1号被保険者の保険料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 第1号被保険者の保険料は近年下がり続け、過去最低の水準にあるとされている
- 第1号被保険者の保険料は全国平均で月額6,225円(第9期)で過去最高の水準である
- 第1号被保険者の保険料は全国一律で、各市町村による違いは生じないとされている
- 第1号被保険者の保険料は10年を1期として全国一括で、まとめて見直される仕組みとされている
解答は 2 だっ。
第1号被保険者の保険料は、全国平均で月額6,225円(第9期・2024〜2026年度)で過去最高の水準だっ。保険料は3年を1期として市町村ごとに定められ、上昇傾向にあるっ。過去最低でも、全国一律でも、10年を1期でもないよっ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 上昇傾向で過去最高の水準である |
| 2 | ✓ | 全国平均月額6,225円・第9期で過去最高 |
| 3 | ✗ | 市町村ごとに定められ違いが生じる |
| 4 | ✗ | 3年を1期として見直される |
オリジナル問題2(規模論点)
介護保険の被保険者数・認定者数の規模に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 第1号被保険者は約100万人程度にとどまり、認定者の人数の方が多いとされている
- 要介護(要支援)認定者は、第1号被保険者のほとんどすべてを占める人数になるとされている
- 第1号被保険者は約3,600万人で、要介護(要支援)認定者は約700万人とされている
- 第1号被保険者も第2号被保険者も、いずれも約1億人を超える規模とされている
解答は 3 である。
第1号被保険者は約3,600万人、要介護(要支援)認定を受けている人は約700万人で第1号のおおむね2割である。第1号が約100万人でも、認定者がほとんどでも、1億人超でもない。「第1号3,600万・認定者700万」をセットで押さえる。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 第1号は約3,600万人で認定者より多い |
| 2 | ✗ | 認定者は第1号のおおむね2割である |
| 3 | ✓ | 第1号約3,600万人・認定者約700万人で正しい |
| 4 | ✗ | いずれも1億人を超える規模ではない |
オリジナル問題3(区分論点)
介護保険の被保険者の区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 第1号被保険者は40〜64歳の医療保険加入者を指すものとされている
- 第2号被保険者は20〜39歳の医療保険加入者を指すものとされている
- 第1号も第2号も年齢による区分は設けられず、全年齢が一律に対象とされている
- 第1号は65歳以上、第2号は40〜64歳の医療保険加入者とされている
解答は 4 である。
第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40〜64歳の医療保険加入者である。第1号が40〜64歳でも、第2号が20〜39歳でも、全年齢一律でもない。「第1号=65歳以上・第2号=40〜64歳」と押さえる。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 40〜64歳は第2号被保険者である |
| 2 | ✗ | 第2号は40〜64歳で20〜39歳ではない |
| 3 | ✗ | 年齢で第1号・第2号に区分される |
| 4 | ✓ | 第1号=65歳以上・第2号=40〜64歳の医療保険加入者 |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 区分 = 第1号は65歳以上(約3,600万人)、第2号は40〜64歳の医療保険加入者(約4,200万人)。第2号は「40〜64歳」かつ「医療保険加入者」の両方が条件。
- 🟡 規模 = 第1号と第2号を合わせておおむね7,800万人規模。要介護(要支援)認定者は約700万人で第1号のおおむね2割。
- 🟡 第1号保険料 = 全国平均で月額6,225円(第9期・2024〜2026年度)で過去最高。具体値は受験年度の最新を確認。
次に学ぶ
- 介護保険法(第1号・第2号被保険者) ── 被保険者の区分を定める根拠。
- 介護給付の種類 ── 認定者が受ける給付の中身。
- 後期高齢者医療制度 ── 高齢者を支える社会保険の関連制度。
執筆: SikakuQuest編集部