児童手当法とは?改正の3本柱と金額を表でつかむ

公開: 更新: カテゴリ: 労働一般

30秒で結論

児童手当法とは(全体像)

子育てには費用がかかり、それが少子化の一因にもなっている。児童を養育する者に手当を支給して家庭の負担を和らげ、子どもの健やかな成長を支えるのが児童手当法。少子化対策の中心的な制度で、2024年10月の改正で大きく見直された。

押さえるのは2点。


詳しく:改正の3本柱と金額を表でつかむ

ここが心臓部。「2024年10月に何が変わって、いくらもらえるか」は次の表に全部つまっている。

2024年10月改正の3本柱

区分改正の内容
所得制限撤廃(従前は年収960万円程度で減額・1,200万円程度で不支給)
対象年齢中学生まで → 18歳到達年度末までに拡大
多子加算第3子以降を月3万円に増額

支給額(2024年10月時点)

児童の年齢第1子・第2子第3子以降
3歳未満月1万5,000円月3万円
3歳〜18歳到達年度末月1万円月3万円

押さえどころは、①所得制限は撤廃された(もう残っていない)、②対象は18歳到達年度末まで(中学生までではない)、③第3子以降はどの年齢でも一律3万円(月1万円のままではない)、の3つ。手当を受け取るのは児童本人ではなく養育者。具体額は改正で変わるため受験年度の最新を確認する。

わかりやすく言い換えると

要するに「子どもを育てている人にお金(手当)を配る制度」。少子化を食い止めるための柱の一つ。

つまり、2024年10月に変わったのは3つ。①「収入が高いと減らされる・もらえない」という所得制限がなくなった、②対象が「中学生まで」から「高校生年代(18歳になる年度の終わりまで)」に広がった、③3人目以降は月3万円にアップした。お金を受け取るのは子ども本人ではなく、育てている父母などのほう。


試験のツボ

🔴 一番出る:2024年10月改正の3本柱

①所得制限の撤廃(もう残っていない)

②対象を18歳到達年度末まで拡大(中学生までではない)

③第3子以降を月3万円に増額

🔴 次に出る:年齢別の金額

①3歳未満は月1万5,000円

②3歳〜18歳到達年度末は月1万円(いずれも第3子以降は一律3万円)

🟡 押さえると安定:受け取るのは養育者

①手当を受け取るのは児童本人ではなく養育者(父母等)

②目的は少子化対策・子どもの健やかな成長を支えること


よくある間違い

「2024年10月以降も所得制限がある」→ ✗  2024年10月の改正で所得制限は撤廃された。養育者の所得にかかわらず支給される。

「支給対象は中学生まで」→ ✗  2024年10月の改正で18歳到達年度末まで(高校生年代まで)に拡大された。

「第3子以降も月1万円のまま」→ ✗  第3子以降はどの年齢でも一律月3万円に増額された。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(改正の3本柱)

📝 オリジナル問題 1 改正の3本柱

2024年10月の児童手当法の改正に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 2024年10月の改正で所得制限はかえって強化され、高所得世帯は一律に支給対象から外されたものとされる
  2. 2024年10月の改正で、所得制限の撤廃・支給対象の18歳到達年度末までの拡大・第3子以降の増額が行われた
  3. 2024年10月の改正で支給対象はかえって縮小され、小学生までに引き下げられたものとして定められている
  4. 2024年10月の改正では金額や対象に変更はなく、従前の中学生までの仕組みがそのまま維持されたものとされる
セーフビーバ
セーフビーバ 解答・解説

解答は 2 だよ。

2024年10月の改正は、所得制限の撤廃・18歳到達年度末まで拡大・第3子以降の増額の3本柱なんだ。

選択肢1の「所得制限を強化」、選択肢3の「小学生まで縮小」、選択肢4の「変更なし」は、いずれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1所得制限は撤廃された
2撤廃・18歳まで拡大・第3子増額が正しい
3対象は縮小ではなく拡大された
4金額も対象も大きく変更された

オリジナル問題2(年齢別の金額)

📝 オリジナル問題 2 年齢別の金額

2024年10月時点の児童手当の支給額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 児童手当の支給額は、年齢や子の人数にかかわらず一律で月1万5,000円とされているものである
  2. 児童手当の支給額は、第1子から第3子以降に至るまですべて同じ月額であり、多子世帯への加算はないものとされる
  3. 児童手当は、3歳未満が月1万5,000円、3歳以降は月1万円で、第3子以降は月3万円となるものとされる
  4. 児童手当の支給額は、高校生年代の児童には支給されず、3歳未満の児童に限り支給されるものとされる
ロウミーア
ロウミーア 解答・解説

解答は 3 だっ。

金額は3歳未満が1万5,000円、3歳以降は1万円。そして第3子以降はどの年齢でも一律3万円なんだっ。

選択肢1の「一律1万5,000円」、選択肢2の「多子加算なし」、選択肢4の「3歳未満だけ」は、いずれも誤りだっ。

選択肢判定理由
1年齢・人数で額が異なり一律ではない
2第3子以降は月3万円に増額されている
3年齢別・第3子以降は一律3万円で正しい
4高校生年代まで支給される

オリジナル問題3(目的と支給対象)

📝 オリジナル問題 3 目的と支給対象

児童手当の目的と支給対象に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 児童手当は企業の業績向上を目的とし、支給を受けるのは児童を雇用する事業主であるものとされている
  2. 児童手当は高齢者の生活の支援を目的とし、支給を受けるのは65歳以上の高齢者本人だけであるものとされている
  3. 児童手当は児童本人の口座に直接支給され、養育者はその受給に関与しないものとして定められている
  4. 児童手当は少子化対策などを目的とし、児童を養育する者に支給される制度で、2024年10月に拡充された
ロウタイテイ
ロウタイテイ 解答・解説

解答は 4 である。

児童手当は少子化対策などを目的とし、手当を受け取るのは児童本人ではなく児童を養育する者(父母等)である。2024年10月に大きく拡充された。

選択肢1の「事業主に支給」、選択肢2の「高齢者向け」、選択肢3の「児童本人に直接」は、いずれも誤りである。

選択肢判定理由
1事業主ではなく養育者に支給される
2高齢者支援ではなく子育て支援である
3受け取るのは児童本人でなく養育者
4少子化対策・養育者に支給で正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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