厚生年金とは?会社員・公務員などの被用者が国民年金に上乗せして加入する公的年金

公開: 更新: カテゴリ: ライフプランニング

30秒で結論

厚生年金とは(全体像)

厚生年金は、会社員・公務員などの被用者が、国民年金(基礎年金)に上乗せして加入する公的年金のこと。公的年金は「2階建て」と呼ばれ、みんな共通の1階が国民年金、その上に乗る2階が厚生年金になる。

押さえるのは、1階との関係。

つまり厚生年金だけに入る、という形はなく、必ず国民年金とセットで二階建てになる、ということ。


詳しく:この表だけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。厚生年金の中身は、次の表に全部つまっている。

厚生年金の全体像

区分内容
対象会社員・公務員などの被用者
位置づけ国民年金(1階)に上乗せする2階部分
適用適用事業所に使われる原則70歳未満の人
保険料会社と本人が半分ずつの労使折半
保険料・年金額給料(報酬)が多いほど多くなる報酬比例
国民年金との関係加入者は国民年金の第2号被保険者

給付(もらえる年金)は3種類。基礎年金の上に上乗せして支給されるのが基本となる。

厚生年金の3つの給付

給付いつ中身
老齢厚生年金老後老齢基礎年金に上乗せ
障害厚生年金障害になったとき障害基礎年金に上乗せ
遺族厚生年金死亡したとき遺族へ上乗せして支給

老齢厚生年金は老齢基礎年金の上に乗るのが基本。障害・遺族の厚生年金は、要件によって厚生年金が単独で支給される場合もある。

わかりやすく言い換えると

要するに、むずかしく考えず、こう覚えるとラク。

国民年金が全員共通の1階、厚生年金が会社員・公務員だけが乗る2階。会社に勤めると自動で2階に上がり、1階(第2号被保険者)と2階の両方に入っている状態になる。


試験のツボ

🔴 一番出る:位置づけと国民年金との関係

①厚生年金 = 国民年金(1階)に上乗せする2階部分

②加入者は同時に国民年金の第2号被保険者になる

🔴 次に出る:適用と保険料

①適用は原則70歳未満

②保険料は労使折半(会社と本人で半分ずつ)

③保険料も年金額も報酬比例(給料が多いほど多い)

🟡 押さえると安定:給付は3種類

老齢・障害・遺族の厚生年金が、基礎年金に上乗せして支給される。


よくある間違い

「厚生年金は国民年金とは別の独立した制度」→ ✗  国民年金(1階)に上乗せする2階部分。加入者は第2号被保険者にもなる。

「保険料は本人が全額負担」→ ✗  会社と本人で半分ずつの労使折半。本人の全額負担ではない。

「年金額は全員一律」→ ✗  報酬比例。給料が多いほど保険料も年金額も多くなる。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(保険料論点)

📝 オリジナル問題 1 保険料論点

厚生年金の保険料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 厚生年金の保険料は事業主が全額を負担し、被保険者本人は一切負担しない
  2. 厚生年金の保険料は事業主と被保険者が半分ずつ負担する労使折半である
  3. 厚生年金の保険料は被保険者本人が全額を負担し、事業主は負担しない
  4. 厚生年金の保険料は報酬と関係なく全員が同じ金額で一律に決まる
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 2 だっ。

つまり、厚生年金の保険料は会社と本人で半分ずつの労使折半だっ。本人の全額でも、会社の全額でもないっ。要するに、給料が多いほど保険料も多くなる報酬比例だから、全員一律でもないんだっ!

選択肢判定理由
1事業主が全額を負担するわけではない
2事業主と被保険者が半分ずつの労使折半で正しい
3本人が全額を負担するわけではない
4報酬比例で、全員一律ではない

オリジナル問題2(給付論点)

📝 オリジナル問題 2 給付論点

厚生年金の給付に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 厚生年金から支給される年金は老齢厚生年金だけに限られ、ほかに給付の種類はない
  2. 厚生年金の年金額は受け取る報酬とは関係なく、全員が一律の金額で決まるとされる
  3. 厚生年金からは老齢・障害・遺族の厚生年金が、基礎年金に上乗せして支給される
  4. 厚生年金に加入しても、国民年金の被保険者にはいっさいならない取扱いとされる
マネケンジャ
マネケンジャ 解答・解説

解答は 3 である。

わかりやすく言い換えると、厚生年金からは老齢・障害・遺族の3種類が基礎年金に上乗せして支給される。老齢だけではない。つまり加入者は国民年金の第2号被保険者にもなり、年金額は報酬比例で決まる二階建ての給付である。

選択肢判定理由
1老齢のほかに障害・遺族の厚生年金もある
2報酬比例で、全員一律ではない
3老齢・障害・遺族が基礎年金に上乗せで正しい
4加入者は国民年金の第2号被保険者になる

オリジナル問題3(位置づけ論点)

📝 オリジナル問題 3 位置づけ論点

厚生年金の位置づけに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 厚生年金は被用者が国民年金に上乗せして加入する、2階建て年金の2階部分である
  2. 厚生年金は公的年金の1階部分にあたり、全員に共通する基礎年金そのものである
  3. 厚生年金は自営業者や学生など、被用者でない人だけが任意で加入する年金である
  4. 厚生年金は国民年金にまったく加入していない人だけが加入できる独立の制度である
インスキメ
インスキメ 解答・解説

解答は 1 だよ。

要するに、厚生年金は被用者が国民年金に上乗せして入る2階部分だよ。1階の基礎年金そのものではないし、被用者でない人や国民年金未加入者だけが入るものでもないんだ。加入者は国民年金の第2号被保険者にもなる、と押さえてね。

選択肢判定理由
1被用者が国民年金に上乗せする2階部分で正しい
21階の基礎年金そのものではなく2階部分である
3被用者が加入する制度で、被用者でない人向けではない
4加入者は国民年金の第2号被保険者にもなる

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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