寄附金控除とは?2つの控除とワンストップ特例

公開: 更新: カテゴリ: タックスプランニング

30秒で結論

寄附金控除とは(全体像)

国や地方自治体、認定された団体などに寄附をすると、その分の税が軽くなる。これが寄附金控除。寄附先によって、引き方が2つに分かれる。

押さえるのは、所得控除型と税額控除型、そしてふるさと納税のワンストップ特例。どこに寄附したかで控除のしかたが変わり、ふるさと納税には便利な特例がある。ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:2つの控除とワンストップ特例

ここが記事の心臓部。まず、2つの控除のタイプ。

寄附金控除の2つのタイプ

タイプ中身
所得控除型特定寄附金を、所得から引く
税額控除型政党や認定NPO法人などへの寄附を、税額から引く(選べる)

そして、ふるさと納税のワンストップ特例。

ふるさと納税のワンストップ特例

項目中身
対象寄附先が5自治体以内
メリット確定申告がいらない

整理のコツは、まず所得控除型と税額控除型だと押さえること。特定寄附金は所得から引き、政党や認定NPO法人などへの寄附は税額から引く税額控除を選べる。次にふるさと納税は5自治体以内ならワンストップ。寄附先が5自治体以内なら、ワンストップ特例で確定申告をしなくてよい。

なお、要件は改正で変わることがある。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり寄附金控除は、「寄附した分だけ税が軽くなり、ふるさと納税には便利な特例があるしくみ」だとイメージするとラク。

要するに、寄附金控除には、所得から引く所得控除型と、税額から引く税額控除型がある。政党や認定NPO法人などへの寄附は、税額控除型を選べる。そして、ふるさと納税は、寄附先が5自治体以内なら、ワンストップ特例で確定申告がいらない(6自治体以上なら確定申告が必要)。

ひっかけは「ふるさと納税は、何自治体に寄附してもワンストップ特例で確定申告がいらない」という思い込み。5自治体以内が条件、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:ふるさと納税は5自治体以内でワンストップ

①寄附先が5自治体以内なら

②ワンストップ特例で確定申告がいらない

🔴 次に出る:2つの控除タイプ

①特定寄附金は所得控除型

②政党や認定NPO法人などは税額控除型を選べる

🟡 押さえると安定:寄附金控除の意味

①寄附した分だけ税が軽くなる

②寄附先で引き方が変わる


よくある間違い

「ふるさと納税は、何自治体に寄附してもワンストップ特例で確定申告がいらない」→ ✗  ワンストップ特例は、寄附先が5自治体以内のとき。

「寄附金控除には、所得控除型しかない」→ ✗  所得控除型のほか、税額控除型もある。

「寄附金控除は、税とはまったく関係がない」→ ✗  寄附金控除は、寄附した分だけ税を軽くするしくみ。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(ワンストップ特例)

📝 オリジナル問題 1 ふるさと納税のワンストップ特例

ふるさと納税のワンストップ特例に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 寄附先が5自治体以内なら、確定申告がいらないワンストップ特例がある
  2. 何自治体に寄附しても、つねにワンストップ特例が使えるものとされている
  3. ワンストップ特例は、ふるさと納税とはまったく関係のないものである
  4. ワンストップ特例を使うと、寄附がいっさいなかったことになるものである
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 1 です。

寄附先が5自治体以内なら、確定申告をしなくてよいワンストップ特例が使えるのよ。便利なしくみなのね。

選択肢2は「何自治体でも」、選択肢3は「関係ない」、選択肢4は「なかったことに」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
15自治体以内で確定申告不要で正しい
25自治体以内が条件
3ふるさと納税の特例
4寄附は税で軽くなる

オリジナル問題2(2つの控除タイプ)

📝 オリジナル問題 2 寄附金控除のタイプ

寄附金控除のタイプに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 寄附金控除には、所得控除型という考え方がいっさいないものとされている
  2. 寄附金控除は、税金とはまったく関係のないもののことであるとされている
  3. 寄附金控除は、寄附がなくても必ず使えるものと決められているものである
  4. 寄附金控除には、所得から引く所得控除型と税額から引く税額控除型がある
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 4 です。

寄附金控除には、所得から引く所得控除型と、税額から引く税額控除型があるのよ。寄附先で選べるのね。

選択肢1は「所得控除型がない」、選択肢2は「関係ない」、選択肢3は「寄附がなくても」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1所得控除型がある
2税を軽くするしくみ
3寄附をしたときに使う
4所得控除型と税額控除型があり正しい

オリジナル問題3(税額控除型)

📝 オリジナル問題 3 税額控除型の対象

寄附金の税額控除型に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 税額控除型は、寄附とはまったく関係のないもののことであるとされている
  2. 政党や認定NPO法人などへの寄附は、税額控除型のほうを選べるものである
  3. 税額控除型は、もうけが出たときにだけ使えるものと決められているものである
  4. 税額控除型は、所得をいっさい使わずに計算するものとされているものである
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 2 です。

政党や認定NPO法人などへの寄附は、税額控除型を選べるのよ。税額から直接引けるのね。

選択肢1は「関係ない」、選択肢3は「もうけのとき」、選択肢4は「所得を使わない」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1寄附に関わる控除
2政党などは税額控除型を選べて正しい
3寄附をしたときに使う
4寄附の額をもとに計算する

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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