PMBOK 7thとは?原則ベースへの転換と2本立ての中身

公開: 更新: カテゴリ: マネジメント系

30秒で結論

PMBOK 7thとは(全体像)

PMBOK は「Project Management Body of Knowledge(プロジェクトマネジメント知識体系)」の略で、プロジェクトをうまく進めるためのコツや考え方をまとめた「お手本集」のこと。世界中のプロジェクト管理者が参考にしていて、PMP という資格の土台にもなっている。

ここで覚えるのが、最新版は第7版(2021年)だという点。それ以前の第6版までとは中身が大きく変わった。

試験は、この「版が変わって原則ベースになった」点と、「12原則+8ドメイン」のセットをよく問う。


詳しく:原則ベースへの転換と2本立ての中身

ここが心臓部。まず第6版と第7版の違いを表で押さえる。

第6版 → 第7版の転換

第6版まで第7版(2021年)
考え方作業の手順を細かく並べる進め方の原則を中心にする
中身10知識エリア+5プロセス群12原則+8パフォーマンスドメイン
対応する進め方計画型が中心計画型・アジャイル・両方の混合に対応

第7版の中身は、「12の原則」と「8つのパフォーマンスドメイン」の2本立て。

第7版の2本立て

区分何か
12の原則進め方の心構え価値・チーム・テーラリングなど
8つのパフォーマンスドメイン注目する活動領域関係者・計画・デリバリー・測定など

そしてもう一つ大事なのが、第7版はアジャイルにも対応していること。昔ながらの計画型(最初にきっちり計画する進め方)だけでなく、アジャイル(少しずつ作って試す進め方)や、その混合(ハイブリッド)にも使えるように作り直された。「PMBOK=計画型専用」と思うのは古いイメージで誤り。

わかりやすく言い換えると

要するに、PMBOK 7thは「プロジェクト管理のお手本集が、手順書から“心がけ集”に進化した」とイメージするとラク。

つまり、第6版までは「この順番でこの作業をやれ」という手順表だったのが、第7版では「どんな進め方でも通じる考え方の軸」を示す形になった。だからこそ、計画型でもアジャイルでも使える。

そして覚えどころは「第7版・原則ベース・12原則+8ドメイン・アジャイル対応」の4点セット。


試験のツボ

🔴 一番出る:最新は第7版・原則ベースへ転換

①最新はPMBOK 第7版(2021年)

②第6版までの「手順中心」から「原則中心」へ変わった

🔴 次に出る:12原則+8ドメインの2本立て

①12の原則=進め方の心構え(価値・チーム・テーラリングなど)

②8つのパフォーマンスドメイン=注目する活動領域(関係者・計画・デリバリーなど)

🟡 押さえると安定:アジャイルにも対応

第7版は計画型・アジャイル・その混合のすべてに使える。「計画型専用」ではない。


よくある間違い

「PMBOKの最新は第6版だ」→ ✗  最新は2021年の第7版。第6版はその前の版。

「PMBOK 7thは10の知識エリアと5プロセス群が中心だ」→ ✗  それは第6版まで。第7版は12原則+8ドメインの原則ベース。

「PMBOKは計画型(ウォーターフォール)専用だ」→ ✗  第7版はアジャイルやハイブリッドにも対応している。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(最新版と転換)

📝 オリジナル問題 1 PMBOKの最新版

PMBOKに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. PMBOKはネットワーク機器の配線規格で、プロジェクトの進め方とは直接の関係がないものとされる
  2. PMBOKの最新は第6版で、第7版はまだ登場しておらず将来出る予定のものにとどまるとされている
  3. PMBOKはプロジェクト管理のお手本集で、最新の第7版(2021年)で原則ベースへと姿を変えた
  4. PMBOKは特定の一社だけが社内で使う専用ルールで、ほかの組織は参考にできないものとされている
テクキング
テクキング 解答・解説

解答は 3 だ、わが子よ。

PMBOKはプロジェクト管理のお手本集で、最新の第7版(2021年)で「原則ベース」へ大きく転換した。手順中心から、進め方の原則中心へと姿を変えたのぞ。

選択肢1は「配線規格」が誤り、選択肢2は「最新は第6版」が誤り、選択肢4は「一社専用」が誤りである。

選択肢判定理由
1配線規格ではなくプロジェクト管理の知識体系
2最新は第7版(2021年)ですでに登場している
3お手本集で第7版で原則ベースに転換し正しい
4広く参考にされるお手本集である

オリジナル問題2(2本立ての中身)

📝 オリジナル問題 2 12原則と8ドメイン

PMBOK 第7版の構成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 第7版は10の知識エリアと5つのプロセス群が中心で、原則という考え方はないものとされている
  2. 第7版は12の原則と8つのパフォーマンスドメインで整理され、原則ベースの考え方になっている
  3. 第7版は社員の出社時刻を定めた就業ルールが中心で、プロジェクト管理とは無関係とされている
  4. 第7版は使うプログラミング言語の一覧で構成され、進め方の原則は含まれないものとされている
テクキング
テクキング 解答・解説

解答は 2 だ。

第7版は、12の原則(進め方の心構え)と8つのパフォーマンスドメイン(注目する活動領域)で整理される、原則ベースの形である。この2本立てで覚えるがよい、わが子よ。

選択肢1は「10知識エリア+5プロセス群」が第6版までの形で誤り、選択肢3は「就業ルール」、選択肢4は「言語の一覧」がいずれも誤りぞ。

選択肢判定理由
110知識エリア+5プロセス群は第6版までの形
212原則+8ドメインの原則ベースで正しい
3就業ルールではない
4言語の一覧ではない

オリジナル問題3(アジャイル対応)

📝 オリジナル問題 3 アジャイルへの対応

PMBOK 第7版の対応範囲に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 第7版は計画型(ウォーターフォール)だけに対応し、アジャイルでは一切使えないものとされている
  2. 第7版はアジャイル専用に作られ、昔ながらの計画型のプロジェクトには使えないものとされている
  3. 第7版はプロジェクト管理ではなく経理の帳簿づけの方法をまとめたもので、進め方には触れないとされる
  4. 第7版は計画型・アジャイル・その混合(ハイブリッド)のいずれにも対応するように作られている
テクキング
テクキング 解答・解説

解答は 4 だ、わが子よ。

第7版は、計画型(ウォーターフォール)・アジャイル・その混合(ハイブリッド)のどの進め方にも対応するように作り直された。「計画型専用」も「アジャイル専用」もどちらも誤りぞ。

選択肢1は「計画型だけ」、選択肢2は「アジャイル専用」、選択肢3は「帳簿づけ」がいずれも誤りである。

選択肢判定理由
1アジャイルにも対応している
2計画型にも対応している
3帳簿づけの方法ではない
4計画型・アジャイル・混合に対応で正しい

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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