継続的サービス改善(CSI)とは?PDCAと「測定が土台」

公開: 更新: カテゴリ: マネジメント系

30秒で結論

継続的サービス改善(CSI)とは(全体像)

継続的サービス改善は、英語の「Continual Service Improvement」を略してCSIともいう。ITサービスの品質を、くり返し少しずつ良くしていく活動のことだ。

ITサービスの一生の流れ(ライフサイクル)の中で、運用しながら「もっと良くできないか」を考え、改善していくのがこの活動。お店でいえば、開店して終わりではなく、お客さまの反応を見てメニューや接客を少しずつ良くし続けるのと同じだ。

ここで一番のポイント。CSIは1回やって終わりではなく、ずっと続ける「サイクル」だ。「一度改善したらおしまい」と思い込むと誤りになる。


詳しく:PDCAと「測定が土台」

ここが心臓部。CSIの土台になる考え方を見ておこう。

CSIを支える考え方

考え方やさしい意味
PDCA計画→実行→評価→改善を、ぐるぐるくり返す
測定(KPI)良くなったかを数字で測る(KPI=大事な指標)
継続1回で終わらず、ずっと回し続ける

CSIの進め方の土台が、PDCA計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)を、ぐるぐるとくり返す考え方だ。回すたびに、少しずつ良くなっていく。

そして、改善には測定(KPI)が欠かせない。KPIとは「大事な指標(数字)」のこと。いまどうなっているかを測ってこそ、どこを良くすべきかが分かる。測らずに「なんとなく」では、改善しているかも分からない。だから、測定がCSIの土台になる。

なお、CSIは監視(見守ること)も含むが、それだけではない。測って、分析して、良くするところまでが改善活動だ。「CSI=監視だけ」と思い込むと誤りになる。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

CSIは、「お店を開けたあとも、お客さまの反応を見て、味や接客を少しずつ良くし続けること」のイメージ。つまり、一度きりではなく、ずっと続ける改善だ。

PDCAは、「計画して、やって、ふり返って、直す」をぐるぐる回すこと。要するに、回すたびに少し良くなる輪っかだ。

「測定が土台」というのは、良くなったかを数字で確かめること。つまり、測らなければ、改善できているかが分からない。


試験のツボ

🔴 一番出る:CSIの正体

①サービスの品質を、くり返し少しずつ良くしていく活動

②1回で終わらず、ずっと続けるサイクル

🔴 次に出る:PDCAをくり返す

①計画→実行→評価→改善を、ぐるぐる回す

②回すたびに、少しずつ良くしていく

🟡 押さえると安定:測定(KPI)が土台

①良くなったかを数字(KPI)で測る

②測ってこそ、どこを改善すべきかが分かる


よくある間違い

「CSIは、1回改善したら、それで完結する活動だ」→ ✗  CSIは、1回で終わらず、ずっと続けるサイクル。回し続けて少しずつ良くする。

「CSIとは、ただ監視(見守ること)だけをする活動だ」→ ✗  監視も含むが、測って分析し、良くするところまでが改善活動。

「CSIには、測定(KPI)は必要なく、感覚だけで進めてよい」→ ✗  測定(KPI)が土台。測ってこそ、改善できているかが分かる。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(CSIの正体)

📝 オリジナル問題 1 CSIの正体

継続的サービス改善(CSI)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみである
  2. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  3. サービスの品質を、くり返し少しずつ良くし続けていく活動である
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
テクライオ
テクライオ 解答・解説

解答は 3 だ。

CSIは、サービスの品質を、くり返し少しずつ良くしていく活動である。1回で終わらず、ずっと続けるのだ。

選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違う。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2請求書の事務の話
3くり返し品質を良くする活動で正しい
4広告活動ではない

オリジナル問題2(PDCAをくり返す)

📝 オリジナル問題 2 CSIは継続サイクル

CSIの進め方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 1回だけ改善したら、その後はいっさい見直しをしないものだとされている
  2. 社員の給与を計算する作業を、くり返し行うことだとされているものだ
  3. 取引先へ請求書を郵送する事務を、くり返すことだとされているものだ
  4. PDCA(計画→実行→評価→改善)を、ぐるぐるとくり返していくものだ
テクライオ
テクライオ 解答・解説

解答は 4 だ。

CSIは、PDCA(計画→実行→評価→改善)を、ぐるぐるとくり返していくものである。回すたびに少しずつ良くなるのだ。

選択肢1の「1回だけ」、選択肢2の給与計算、選択肢3の請求書の事務は、いずれも違う。

選択肢判定理由
11回で終わりではない
2給与計算の作業ではない
3請求書の事務ではない
4PDCAをくり返すで正しい

オリジナル問題3(測定が土台)

📝 オリジナル問題 3 測定が土台

CSIにおける測定(KPI)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 良くなったかを数字(KPI)で測ることが、改善の土台になる
  2. 測定はいっさい必要なく、ただ感覚だけで進めてよいとされている
  3. 社員の給与を計算することだけが、測定の目的だとされている
  4. 取引先へ請求書を郵送する件数だけを測ればよいとされている
テクライオ
テクライオ 解答・解説

解答は 1 だ。

CSIでは、良くなったかを数字(KPI)で測ることが、改善の土台になる。測ってこそ、どこを良くすべきかが分かるのだ。

選択肢2の「測定は不要」、選択肢3の給与計算、選択肢4の請求書の件数は、いずれも違う。

選択肢判定理由
1測定が改善の土台で正しい
2感覚だけでは進められない
3給与計算が目的ではない
4請求書の件数だけではない

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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