ITパスポートの学習アプリ・過去問道場の使い方|過去問演習が合格の近道

公開: 更新: カテゴリ: 学習法・キャリア

過去問演習が、なぜ合格の近道なのか

まず、いちばん大事な話から。iパスの勉強では、テキストを読むこと以上に、過去問を解く演習が効きます。理由は二つあります。

一つ目は、iパスが過去問と似た問題を繰り返し出す傾向があること。過去に問われたテーマは、形を変えてまた出ます。だから過去問を解いておくと、本番でも「あ、これ見たことがある」という問題に出会いやすいんです。

二つ目は、学習科学の裏づけ。「思い出す」作業そのものが、記憶を強くすると言われています。これは「テスト効果」と呼ばれる現象で、ただ読み返すより、問題を解いて答えを思い出すほうが、知識が長く残るんです。

テキストを眺めているときの脳は、受け身の状態。いっぽう問題を解くときは、記憶をたぐり寄せようと脳が能動的に働きます。この「思い出そうとする負荷」こそが、定着のスイッチ。つまり、過去問演習は、いちばん効率のいい復習法でもあるんです。

たとえばセキュリティ分野のSQLインジェクションのような用語も、説明をなぞるだけではなかなか覚えられません。でも、「この攻撃の対策はどれ?」という問題を何度か解くうちに、自然と頭に焼きつきます。要するに、知識は「入れる」より「引き出す」回数で定着していく、ということです。

どのくらい解けばいいか、目安も持っておきましょう。過去問は、同じ範囲を二周、三周とくり返すのが基本です。一周目は知らない問題だらけでも、二周目には「前に解いた」という手がかりが残っている。三周もすれば、ほとんどの問題で迷わず手が動くようになります。新しい問題に次々手を広げるより、決めた範囲をくり返すほうが、確実に力になります。


過去問道場の使い方

過去問道場は、iパスの過去問をブラウザ上で無料で解けるサービスとして知られています。年度別にも分野別にも解けるので、自分の弱点に合わせて演習を組めるのが強みです。使い方には、おすすめの順番があります。

過去問演習のおすすめステップ

段階やること
① 分野別に解くストラテジ・マネジメント・テクノロジを分けて演習
② 間違いを復習解説を読み、なぜ間違えたかを確かめる
③ 総合で解く全分野をまぜて、本番形式で通す

まずは分野別に解く。 学んだばかりの分野を、その範囲だけ集中して解きます。一つの分野にしぼると、知識の穴が見つけやすい。たとえばテクノロジ系の16進数・8進数のような計算は、似た問題を続けて解くことで、解き方の手順が手になじんでいきます。

間違えた問題は、必ず解説を読む。 ここがいちばん大事です。過去問は、解いて丸つけして終わり、では半分しか活きません。なぜ間違えたのか、なぜその選択肢が正解なのかを、解説で確かめる。この一手間が、同じミスを防いでくれます。

解説を読むときは、正解の理由だけでなく、ほかの三つがなぜ間違いなのかにも目を通しましょう。そうすると、一つの問題から四つ分の知識が手に入ります。とくに、自分が選んでしまった誤りの選択肢は、どこで勘違いしたのかを確かめておくと、同じ落とし穴にはまりにくくなります。

仕上げは総合で。 分野別に手応えが出てきたら、全分野をまぜた本番形式で解きます。実際の試験は分野が入り混じって出るので、この練習で「本番の感覚」に慣れておく。時間配分の練習にもなります。

つまり、過去問道場は「分野別でしぼる → 間違いを復習する → 総合で仕上げる」の順で使うのが効果的。ただ漫然と解くのではなく、目的を持って回すと、同じ時間でも伸びが変わってきます。

仕上がりの目安も知っておくと安心です。iパスの合格基準は、総合1,000点満点中600点(おおむね6割)。そこで、過去問で安定して7〜8割取れるようになってきたら、合格ラインが見えてきたサインです。本番より少し高めを目標にしておくと、当日のちょっとした取りこぼしにも余裕を持って臨めます。


学習アプリのメリット——スキマ時間が武器になる

過去問道場のようなWebサービスに加えて、スマホの学習アプリも、iパス対策の心強い味方です。アプリならではの利点が、いくつもあります。

学習アプリの主なメリット

スキマ時間に解ける電車・休憩・寝る前の数分でも演習できる
自動で採点○×と解説がその場で出る、丸つけの手間なし
進捗が見える解いた数・正答率が記録され、積み上げが分かる
苦手を集計間違えやすい分野を、アプリが教えてくれる

いちばんの強みは、やはりスキマ時間に解けること。iパスは4択中心なので、1問なら1分もかかりません。通勤電車の中、昼休み、寝る前のひととき——机に向かう時間がまとまって取れなくても、アプリなら「1日トータルで30分」を細切れに積み上げられます。

Webの過去問道場とスマホアプリは、どちらかを選ぶというより、場面で使い分けるのがおすすめです。腰を据えて分野別にじっくり解くときはWeb、移動中や待ち時間にサッと数問解くときはアプリ。役割を分けて両方を持っておくと、すきま時間も机の時間も、どちらもムダなく演習に変えられます。

それから、進捗が目に見えるのも大きい。「今日は20問解いた」「正答率が上がってきた」と、自分の歩みが数字で残ると、続ける励みになります。これは学習科学でいう「小さな勝利」の積み重ね。小さな達成感をこまめに味わえることが、モチベーションをそっと支えてくれます。

しかも、記録が残ると「次に何を詰めればいいか」も見えてきます。正答率の低い分野がひと目で分かれば、補うべき場所が定まる。昨日の自分より一歩進んでいると目で確かめられることが、続ける理由になっていきます。

たとえばストラテジ系のBCP・BCMのような、最初はとっつきにくいテーマも、アプリでくり返し出会ううちに、いつのまにか「知っている用語」に変わっていく。要するに、アプリは「思い出す回数」を、生活のあちこちで増やしてくれる道具なんです。


アプリ学習を続けるコツ——「1日◯問」を習慣に

最後に、アプリ学習をいちばん活かすコツをお伝えします。それは、「1日◯問」と決めて、習慣にしてしまうこと。

アプリは手軽な反面、「気が向いたときだけ」になりがち。そこで、「1日10問だけ」のように小さな目標を決めておくと、無理なく続きます。多すぎる目標は続きません。むしろ「これくらいなら毎日できる」という軽さが、継続のカギです。

おすすめは、すでにある習慣に、演習をくっつけること。「朝コーヒーを淹れたら10問」「電車に乗ったらアプリを開く」のように、毎日の行動とセットにすると、意志の力に頼らずに続けられます。1日10問でも、半年続ければ、解いた問題は1,800問。これだけ積み上がれば、自信を持って本番に向かえます。

多くのアプリには、間違えた問題だけを後でまとめて解き直せる機能もあります。これを使えば、自分の弱点だけを効率よくつぶせる。やみくもに全問を解き直すより、苦手な問題に的をしぼるほうが、限られた時間を活かせます。

シカクエのアプリも、この「1日少しずつ」を支える設計になっています。1日10問を、スキマ時間に少しずつ。解説とセットなので、間違えた問題がそのまま学びに変わります。もちろん、過去問道場や他の問題集と組み合わせて使うのもいい方法です。大事なのは、自分に合う道具で、演習を毎日の生活に溶け込ませることです。

  • iパスは過去問演習がいちばんの近道(似た問題が繰り返し出る+テスト効果)
  • 過去問道場は「分野別→間違い復習→総合」の順で使う
  • 学習アプリの強みはスキマ時間・自動採点・進捗の可視化
  • 進捗が見えると「小さな勝利」が積み重なり、続けやすい
  • 「1日◯問」を習慣にくっつけると、無理なく積み上がる


理解度チェック

ここまでの話、どれくらい整理できたか確かめてみましょう。

📝 オリジナル問題 1 過去問演習が効く理由

本文の説明する、過去問演習がiパス対策に効く理由として正しいものはどれか。

  1. 似た問題が出やすく、思い出す練習が記憶を強めるから
  2. 過去問を解いた人だけ、試験当日に解答時間が延長されるから
  3. 過去問と本番は、毎回まったく同じ問題がそのまま出るから
  4. 解くだけで、テキストを一度も読まずに合格できるから
テクライオ
テクライオ 解答・解説

解答は 1 である。

iパスは似た問題が繰り返し出る傾向があり、しかも「思い出す」作業そのものが記憶を強める(テスト効果)。つまり、過去問演習は出題への慣れと定着を、同時にかなえる勉強法なのである。

選択肢判定理由
1✓ 正解出題への慣れ+テスト効果
2✗ 誤り時間延長の制度はない
3✗ 誤り同一問題がそのまま出はしない
4✗ 誤り土台の理解も必要である

読むより解くほうが、定着の効率がよいのである。

📝 オリジナル問題 2 過去問道場の使い方

本文が勧める、過去問道場や過去問演習の進め方として正しいものはどれか。

  1. 答え合わせだけして、解説はいっさい読まずに次へ進む
  2. 最初から本番形式の総合問題だけを、ひたすら解き続ける
  3. 分野別に解いて間違いを復習し、最後に総合で仕上げる
  4. 一度解いた問題は二度と見ず、新しい問題だけを解く
テクライオ
テクライオ 解答・解説

解答は 3 である。

おすすめは「分野別にしぼる → 間違いを解説で復習 → 総合で仕上げる」の順だ。要するに、弱点を分野ごとに見つけてつぶし、最後に本番形式へ慣れる流れである。

選択肢判定理由
1✗ 誤り解説を読まないと学びが半減
2✗ 誤りまず分野別で穴を見つける
3✓ 正解分野別→復習→総合の順
4✗ 誤り間違いは解き直してこそ身につく

間違えた問題こそ、いちばんの教材なのである。

📝 オリジナル問題 3 アプリ学習を続けるコツ

本文が勧める、学習アプリを続けるためのコツとして正しいものはどれか。

  1. やる気のある日だけ、まとめて何百問も一気に解く
  2. 「1日◯問」と決め、毎日の習慣にくっつけて続ける
  3. 進捗の記録はいっさい見ず、ただ問題を解き続ける
  4. 目標は高いほどよいので、1日200問を自分に課す
テクライオ
テクライオ 解答・解説

解答は 2 である。

続けるコツは、「1日10問」のように小さな目標を決め、既存の習慣にくっつけること。噛み砕いて言えば、意志に頼らず、無理のない量を毎日回すのが近道なのである。

選択肢判定理由
1✗ 誤り気分頼みは続きにくい
2✓ 正解小さな量を習慣にする
3✗ 誤り進捗の可視化が励みになる
4✗ 誤り多すぎる目標は挫折のもと

小さな積み重ねが、半年後の大きな力になるのである。


「ITパスポート、これなら続けられそう」と思ってもらえたなら、編集部としては嬉しいです。

スキマ時間に4択を解く習慣から始めたい人は、シカクエのアプリを使ってみるのも一つの方法です。1日10問、5分のスキマ時間から、解説とセットで積み上げられます。

アプリを見てみる

もちろん、過去問道場や市販の問題集で進めるのもいい方法です。大事なのは、読むだけで終わらせず、解いて思い出す回数を、毎日の生活に増やしていくことだと思います。

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