用途地域とは(全体像)
街は、住宅地・商店街・工場地帯など、エリアによって役割が違う。住宅街のすぐ隣に大きな工場ができると暮らしにくいので、地域ごとに「ここには何を建ててよいか」を決めている。これが用途地域。
押さえるのは、用途地域が13種類あり、大きく住居系・商業系・工業系に分かれること。ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:13種類の内訳
ここが記事の心臓部。3つの系統と数を押さえると整理しやすい。
用途地域の13種類
| 系統 | 種類の数 | イメージ |
|---|---|---|
| 住居系 | 8種類 | 住宅向けの地域 |
| 商業系 | 2種類 | お店・オフィス向けの地域 |
| 工業系 | 3種類 | 工場向けの地域 |
| 合計 | 13種類 | — |
ポイントは、「住8・商2・工3」で合計13種類ということ。住居系がいちばん多く8種類で、商業系2種類、工業系3種類。住居系には、第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域などがあり、2019年には田園住居地域が加わった。
具体的な区分や規制は改正で変わることがあるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。
わかりやすく言い換えると
つまり、「街を役割で区切るのが用途地域。全部で13種類、内訳は“住8・商2・工3”」とイメージするとラク。
要するに、用途地域は、地域ごとに建てられる建物の種類を決めるしくみで、全部で13種類。内訳は住居系8・商業系2・工業系3。2019年に田園住居地域が加わった、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:13種類の内訳
①住居系8・商業系2・工業系3で合計13種類
②住居系がいちばん多い
🔴 次に出る:用途地域の役割
①地域ごとに建てられる建物の種類を決める
②計画的な街づくりのためのしくみ
🟡 押さえると安定:田園住居地域
①2019年に田園住居地域が加わった
②これで住居系を含めて13種類
よくある間違い
①「用途地域は全部で3種類しかない」→ ✗ 全部で13種類(住居系8・商業系2・工業系3)。
②「商業系のほうが住居系より種類が多い」→ ✗ 住居系が8種類でいちばん多い。商業系は2種類。
③「用途地域は、どの地域でも同じ建物を建てられる」→ ✗ 地域ごとに建てられる建物の種類が決められている。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(用途地域の役割)
用途地域に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 用途地域は、計画的な街づくりのために、地域ごとに建てられる建物の種類を決めるしくみである
- 用途地域は、建物の種類とはいっさい関係なく、土地の値段だけを決めるものと決められている
- 用途地域は、どの地域でもまったく同じ建物を建ててよいと決めるものだと決められている
- 用途地域は、建物ではなく、住んでいる人の人数だけを決めるものと決められているものとされる
解答は 1 だ。
用途地域は、計画的な街づくりのために、地域ごとに建てられる建物の種類を決めるしくみだ。住宅街に大きな工場ができないように、だぞ。
選択肢2の「土地の値段だけ」、選択肢3の「どこも同じ建物」、選択肢4の「人数だけ」は、いずれも誤りだ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 地域ごとに建物の種類を決め正しい |
| 2 | ✗ | 値段を決めるものではない |
| 3 | ✗ | 地域ごとに違う |
| 4 | ✗ | 人数を決めるものではない |
オリジナル問題2(13種類の内訳)
用途地域の種類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 用途地域は全部で3種類しかなく、住居系・商業系・工業系が1種類ずつだとされている
- 用途地域は全部で100種類もあり、地域ごとにすべて違う名前がついているものとされている
- 用途地域は全部で13種類で、住居系が8・商業系が2・工業系が3の3つに分かれている
- 用途地域は住居系だけの5種類しかなく、商業系や工業系はいっさいないものと決められている
解答は 3 だ。
用途地域は全部で13種類で、住居系8・商業系2・工業系3に分かれているぞ。「住8・商2・工3」で覚えておけ。
選択肢1の「3種類」、選択肢2の「100種類」、選択肢4の「住居系5種類だけ」は、いずれも誤りだ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 全部で13種類 |
| 2 | ✗ | 100種類もない |
| 3 | ✓ | 13種類・住8商2工3で正しい |
| 4 | ✗ | 商業系・工業系もある |
オリジナル問題3(田園住居地域)
用途地域の田園住居地域に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 田園住居地域は、工業系の用途地域の一つとして新しく加わったものだと決められている
- 田園住居地域は、2019年に新しく加わった用途地域で、住居系に分類されるものである
- 田園住居地域は、用途地域からはずされて、いまは存在しないものと決められているものとされる
- 田園住居地域は、海の上にだけつくられる用途地域のことだと決められているものとされる
解答は 2 だ。
田園住居地域は、2019年に加わった用途地域で、住居系に分類されるぞ。これで用途地域は13種類になった、だ。
選択肢1の「工業系」、選択肢3の「存在しない」、選択肢4の「海の上」は、いずれも誤りだ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 住居系に分類される |
| 2 | ✓ | 2019年追加・住居系で正しい |
| 3 | ✗ | 用途地域として存在する |
| 4 | ✗ | 海の上のものではない |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 13種類の内訳。住居系8・商業系2・工業系3で合計13種類。
- 🔴 用途地域の役割。地域ごとに建てられる建物の種類を決める。
- 🟡 田園住居地域。2019年に加わった住居系の用途地域。
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執筆: SikakuQuest編集部