都市計画法とは?計画的な街づくりのための基本ルール

公開: 更新: カテゴリ: 不動産

30秒で結論

都市計画法とは(全体像)

都市計画法は、無秩序に街が広がらないよう、計画的に街をつくるための土台になる法律。いろいろなしくみがあるが、FP2級でよく問われるのは「どこを開発し、どこを抑えるか」という区域区分。

押さえるのは、市街化区域(積極的に市街地にする)と市街化調整区域(市街化を抑える)の違い。ここがFP2級で問われる。


詳しく:区域区分と都市計画法の構成

ここが記事の心臓部。まず、区域区分の2つ。

区域区分(市街化区域と市街化調整区域)

区分中身
市街化区域すでに市街地、または優先的に市街化を進める区域
市街化調整区域市街化を抑える(開発を抑制する)区域

市街化区域は「街にしていく」エリア、市街化調整区域は「むやみに開発させない」エリア。名前から逆に取りやすいので注意。

都市計画法には、ほかにも次のようなしくみがある。

都市計画法の主な構成

しくみ
区域区分市街化区域・市街化調整区域
地域地区用途地域・特別用途地区など
都市施設道路・公園など
市街地開発事業土地区画整理・再開発など

これらが組み合わさって計画的な街づくりを支える。区分や内容は改正で変わることがあるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。

わかりやすく言い換えると

つまり、「都市計画法は街づくりの土台。市街化区域は“街にする”、市街化調整区域は“開発を抑える”」とイメージするとラク。

要するに、都市計画法の柱は区域区分で、市街化区域(優先的に市街化)と市街化調整区域(市街化を抑える)に分けられる。ほかに地域地区・都市施設・市街地開発事業がある、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:市街化区域と市街化調整区域

①市街化区域=優先的に市街化を進める

②市街化調整区域=市街化を抑える

🔴 次に出る:名前の取り違えに注意

①「調整」は開発を抑えるほう

②市街化区域と逆に取らない

🟡 押さえると安定:都市計画法の構成

①区域区分・地域地区・都市施設・市街地開発事業

②これらが街づくりを支える


よくある間違い

「市街化調整区域は、優先的に市街化を進める区域だ」→ ✗  市街化調整区域は市街化を抑える区域。進めるのは市街化区域。

「都市計画法は区域区分だけのしくみだ」→ ✗  地域地区・都市施設・市街地開発事業などもある。

「市街化区域は、開発を抑えるための区域だ」→ ✗  市街化区域は優先的に市街化を進める区域。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(区域区分)

📝 オリジナル問題 1 市街化区域と市街化調整区域

都市計画法の区域区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 市街化区域は優先的に市街化を進める区域で、市街化調整区域は市街化を抑える区域である
  2. 市街化区域は市街化を抑える区域で、市街化調整区域は優先的に市街化を進める区域とされている
  3. 市街化区域も市街化調整区域も、どちらも市街化をいっさい進めない区域だとされている
  4. 区域区分は、街づくりとはまったく関係のない区分のことだと決められている
エステゴレ
エステゴレ 解答・解説

解答は 1 だ。

市街化区域は優先的に市街化を進める区域で、市街化調整区域は市街化を抑える区域だ。「調整=抑える」と覚えておけ。

選択肢2は市街化区域と調整区域が逆、選択肢3の「どちらも進めない」、選択肢4の「街づくりと無関係」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1市街化区域は進める・調整区域は抑えるで正しい
2市街化区域と調整区域が逆
3市街化区域は進める
4街づくりのための区分

オリジナル問題2(市街化調整区域)

📝 オリジナル問題 2 市街化調整区域

市街化調整区域に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 市街化調整区域は、優先的に市街地にしていく区域のことだと決められているものとされる
  2. 市街化調整区域は、都市計画法とはいっさい関係のない区域だと決められているものとされる
  3. 市街化調整区域は、海の上にだけ設けられる区域のことだと決められているものとされる
  4. 市街化調整区域は、むやみな市街化を抑える、つまり開発を抑制していく区域のことである
エステゴレ
エステゴレ 解答・解説

解答は 4 だ。

市街化調整区域は、市街化を抑える(開発を抑制する)区域のことだ。名前の「調整」が「抑える」だぞ。

選択肢1の「優先的に市街化」(これは市街化区域)、選択肢2の「関係ない」、選択肢3の「海の上」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1優先的に市街化は市街化区域
2都市計画法の区域
3海の上のものではない
4市街化を抑える区域で正しい

オリジナル問題3(都市計画法の構成)

📝 オリジナル問題 3 都市計画法の構成

都市計画法のしくみに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 都市計画法には区域区分しかなく、それ以外のしくみはいっさい存在しないものと決められている
  2. 都市計画法は、建物の値段だけを決めるための法律だと決められているものとされる
  3. 都市計画法には、区域区分・地域地区・都市施設・市街地開発事業など、いくつものしくみがある
  4. 都市計画法は、税金の計算だけを定める法律だと決められているものとされる
エステゴレ
エステゴレ 解答・解説

解答は 3 だ。

都市計画法には、区域区分・地域地区・都市施設・市街地開発事業などのしくみがあるぞ。これらが組み合わさって街づくりを支える、だ。

選択肢1の「区域区分しかない」、選択肢2の「建物の値段だけ」、選択肢4の「税金の計算だけ」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1ほかのしくみもある
2値段を決める法律ではない
3区域区分など複数のしくみがあり正しい
4税金の計算の法律ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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