土地の評価とは?2つの方式と計算

公開: 更新: カテゴリ: 相続事業承継

30秒で結論

土地の評価とは(全体像)

土地を相続したり贈与したりすると、その評価額を出して税金を計算する。評価のしかたは、路線価方式倍率方式の2つ。

押さえるのは、どちらを使うかは地域で決まっていること。路線価が定められた市街地は路線価方式、それ以外の郊外は倍率方式。自分で好きに選べるわけではない。ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:2つの方式と計算

ここが記事の心臓部。2つの方式を表で押さえる。

土地の評価の2方式

方式使う地域計算の考え方
路線価方式市街地路線価 × 奥行などの補正 × 面積
倍率方式郊外固定資産税評価額 × 倍率

路線価方式は、道路につけられた路線価をもとに、奥行や土地の形による補正をかけて求める。たとえば角地は使いやすいので加算、奥行が長すぎる・形がいびつなどは減額になる。

倍率方式は、固定資産税評価額に一定の倍率をかけるだけのシンプルな方法。路線価が定められていない郊外で使う。なお補正率や倍率は土地ごとに違い、改正で変わることもあるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。

わかりやすく言い換えると

つまり、「市街地は路線価×補正、郊外は固定資産税評価額×倍率」とイメージするとラク。

要するに、路線価方式は補正がある分くわしく、倍率方式はシンプル。どちらを使うかは地域で決まっている、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:2方式の使い分け

①市街地は路線価方式、郊外は倍率方式

②どちらを使うかは地域で決まっている

🔴 次に出る:路線価方式の計算

①路線価に奥行などの補正をかけて求める

②角地は加算、奥行や形が悪いと減額

🟡 押さえると安定:倍率方式の計算

①固定資産税評価額に倍率をかけて求める

②路線価が定められていない郊外で使う


よくある間違い

「土地の評価は好きな方式を自由に選べる」→ ✗  どちらを使うかは地域で決まっている。

「倍率方式は路線価に倍率をかける」→ ✗  倍率方式は固定資産税評価額に倍率をかける。

「路線価方式は路線価をそのまま使うだけ」→ ✗  奥行や形による補正をかけて求める。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(2方式の使い分け)

📝 オリジナル問題 1 土地評価の2方式

土地の評価方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 土地の評価方式は、納税者が路線価方式か倍率方式かを自由に選べるものとされる
  2. 市街地は路線価方式、郊外は倍率方式で、どちらを使うかは地域で決まっている
  3. 土地の評価方式は、全国どこでも倍率方式の一つだけだと決められている
  4. 土地の評価方式は、市街地も郊外もすべて路線価方式を使うと決められている
ソウフェニ
ソウフェニ 解答・解説

解答は 2 だ。

市街地は路線価方式、郊外は倍率方式で、どちらを使うかは地域で決まっている。自分で選べるわけではないよ。

選択肢1の「自由に選べる」、選択肢3の「倍率方式だけ」、選択肢4の「すべて路線価方式」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1地域で決まっている
2市街地は路線価・郊外は倍率で正しい
3市街地は路線価方式
4郊外は倍率方式

オリジナル問題2(路線価方式の計算)

📝 オリジナル問題 2 路線価方式の計算

路線価方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 路線価方式は、固定資産税評価額に一定の倍率をかけて求めるものとされる
  2. 路線価方式は、路線価をそのまま使い、補正はいっさいしないと決められている
  3. 路線価方式は、土地の形や奥行に関係なく必ず同じ評価額になるとされる
  4. 路線価方式は、路線価に奥行や形による補正をかけて評価額を求めるものである
ソウフェニ
ソウフェニ 解答・解説

解答は 4 だ。

路線価方式は、路線価に奥行や形による補正をかけて評価額を求める。角地は加算、奥行や形が悪いと減額になるよ。

選択肢1の「倍率をかける」、選択肢2の「補正はしない」、選択肢3の「必ず同じ」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1それは倍率方式
2補正をかける
3形や奥行で変わる
4路線価×補正で求めるで正しい

オリジナル問題3(倍率方式の計算)

📝 オリジナル問題 3 倍率方式の計算

倍率方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 倍率方式は、固定資産税評価額に一定の倍率をかけて求める方法である
  2. 倍率方式は、路線価に奥行の補正をかけて求めるものと決められている
  3. 倍率方式は、市街地の土地にだけ使うものと決められている
  4. 倍率方式は、土地の評価額をつねにゼロにする方法だとされている
ソウフェニ
ソウフェニ 解答・解説

解答は 1 だ。

倍率方式は、固定資産税評価額に一定の倍率をかけて評価額を求める。路線価のない郊外で使うシンプルな方法だよ。

選択肢2の「路線価に補正」、選択肢3の「市街地だけ」、選択肢4の「つねにゼロ」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1固定資産税評価額×倍率で正しい
2それは路線価方式
3郊外で使う
4ゼロにする方法ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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