所得税の申告・納付(延納)とは?申告・納付の期限と延納

公開: 更新: カテゴリ: タックスプランニング

30秒で結論

申告・納付とは(全体像)

所得税は、自分で所得と税額を計算して申告し、自分で納める(申告納税方式)。その期限と、払いきれないときのしくみが問われる。

押さえるのは、申告も納付も原則3月15日までということ、そして払うのが大変なときの延納には決まった条件があること。期限を守らないとペナルティ(加算税・延滞税)もある。ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:申告・納付の期限と延納

ここが記事の心臓部。まず、申告と納付の基本の期限。

所得税の申告・納付

項目期限
確定申告翌年2月16日〜3月15日
納付3月15日まで

そして、一度に払えないときの延納。これには条件がある。

延納のしくみ

項目内容
条件3月15日までに、納めるべき税額の半分(1/2)以上を納付
効果残りをその年の5月31日まで延ばせる

つまり延納は、「全額あとでいい」ではなく、まず半分以上を期限までに払うのが条件。残りの期限も5月31日までと決まっている。

なお、期限までに申告しないと無申告加算税、納付が遅れると延滞税がかかる。申告した税額が少なすぎたときは、自分で直す修正申告を行う。加算税の率や期限は改正で変わることがあるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。

わかりやすく言い換えると

つまり、「申告も納付も3月15日まで。払いきれないなら、半分以上を先に払えば残りを5月末まで待ってもらえる」とイメージするとラク。

要するに、所得税の確定申告と納付は、原則3月15日まで。延納を使うには、3月15日までに半分(1/2)以上を納付することが条件で、残りは5月31日まで延ばせる。期限に間に合わないと無申告加算税や延滞税がかかる、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:申告・納付は3月15日まで

①確定申告は翌年2月16日〜3月15日

②納付も3月15日まで

🔴 次に出る:延納の要件

①3月15日までに半分(1/2)以上を納付

②残りはその年の5月31日まで延ばせる

🟡 押さえると安定:期限を守らないとき

①申告しないと無申告加算税、納付が遅れると延滞税

②税額が少なすぎたときは修正申告


よくある間違い

「延納すれば、全額をあとでまとめて払えばよい」→ ✗  3月15日までに半分以上を納めるのが延納の条件。

「延納の残りは、いつまでに払ってもよい」→ ✗  残りはその年の5月31日までに納める。

「期限に遅れても、ペナルティはとくにない」→ ✗  無申告加算税や延滞税がかかる。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(申告・納付の期限)

📝 オリジナル問題 1 確定申告と納付の期限

所得税の確定申告と納付の期限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 所得税の確定申告と納付は、その年の6月30日までに行うものと決められているものとされる
  2. 所得税の確定申告は翌年2月16日から3月15日までで、納付も原則3月15日までに行う
  3. 所得税の確定申告は、いつ行ってもよく、納付の期限もとくに定められていないものとされる
  4. 所得税の確定申告は前年12月末までに行い、納付はその翌々年に持ち越されるものとされる
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 2 です。

所得税の確定申告は、翌年2月16日から3月15日までで、納付も原則3月15日までに行うのよ。申告も納付も3月15日が目安なのね。

選択肢1は「6月30日まで」、選択肢3は「期限なし」、選択肢4は「12月末・翌々年」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1期限は3月15日まで
2申告2/16〜3/15・納付3/15までで正しい
3申告も納付も期限がある
4申告は翌年2月16日から

オリジナル問題2(延納の要件)

📝 オリジナル問題 2 延納の要件と期限

所得税の延納に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 延納は、3月15日までに納めるべき税額の半分以上を納付すれば、残りを5月31日まで延ばせる
  2. 延納は、いっさい税を納めなくても、全額を翌年以降にまとめて先送りできるものとされている
  3. 延納は、納めるべき税額の1割さえ払えば、残りを無期限にそのまま先送りできるものと決められている
  4. 延納は、もうけのあるなしに関係なく、申請すらせずに自動で適用されるものと決められている
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 1 です。

延納は、3月15日までに納めるべき税額の半分(1/2)以上を納付すれば、残りを5月31日まで延ばせるのよ。まず半分以上を先に払うのが条件なのね。

選択肢2は「いっさい納めなくても」、選択肢3は「1割で無期限」、選択肢4は「申請せず自動」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1半分以上納付で5月31日まで延納で正しい
2半分以上を先に納める必要がある
31割では足りず、期限は5月31日
4期限までの申請と一部納付が必要

オリジナル問題3(期限を守らないとき)

📝 オリジナル問題 3 期限後申告のペナルティ

所得税の申告・納付の期限を守らなかった場合に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 期限を過ぎても、申告も納付もすべて自由なので、追加の税はいっさいかからないものとされている
  2. 期限を過ぎると、税の納付そのものが免除され、納めなくてよくなるものと決められている
  3. 期限までに申告しないと無申告加算税、納付が遅れると延滞税がかかることがあるとされている
  4. 期限を過ぎた場合は、税額がむしろ半分に減額される取り扱いになるものと決められている
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 3 です。

期限までに申告しないと無申告加算税、納付が遅れると延滞税がかかることがあるのよ。期限はきちんと守るのが大事なのね。

選択肢1は「追加の税なし」、選択肢2は「納付が免除」、選択肢4は「半分に減額」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1加算税・延滞税がかかる
2納付は免除されない
3無申告加算税・延滞税がかかり正しい
4減額されることはない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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