仕組み債とは(全体像)
ふつうの債券は、利息を受け取り、満期に元本が返ってくるシンプルな商品。これに対して仕組み債は、株価や金利などの条件をつけて、返ってくるお金や形が変わるように作られた債券。
押さえるのは、複雑な条件がついていること、代表のEB債のしくみ、そしてリスクと説明の大切さ。条件しだいで損をすることもあり、ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:EB債とリスク
ここが記事の心臓部。まず、仕組み債の代表タイプ。
仕組み債の代表タイプ
| タイプ | 中身 |
|---|---|
| EB債(他社株転換債) | 株価の条件しだいで、他社の株式で返ってくることがある |
| 利率が変動するタイプ | 金利などの条件で利率が変わる |
そして、注意点。
仕組み債の注意点
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| リスク | 条件しだいで損をすることがあり、高め |
| 説明 | 販売するときの説明がとても大切 |
整理のコツは、まず仕組み債は複雑な条件付き債券だと押さえること。次にEB債は他社株で返ることがある。株価が条件を下回ると、お金ではなく他社の株式で返ってくる。そして、こうした商品はリスクが高めで、販売時の説明が大切。
なお、商品の種類や扱いは時期で変わる。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。
わかりやすく言い換えると
つまり仕組み債は、「ふつうの債券に“もしも”の条件をつけて、返り方が変わるようにした債券」だとイメージするとラク。
要するに、仕組み債は、株価や金利などの条件をつけた複雑な債券。代表のEB債は、株価が条件を下回ると、お金ではなく他社の株式で返ってくることがある。条件しだいで損をすることもあるのでリスクが高めで、だからこそ販売するときの説明がとても大切になる。
ひっかけは「EB債は、必ずお金(現金)だけで返ってくる」という思い込み。株価の条件しだいで他社株で返ることがある、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:EB債は他社株で返ることがある
①株価の条件しだいで他社の株式で返ってくる
②必ず現金で返るとは限らない
🔴 次に出る:仕組み債はリスクが高め
①条件しだいで損をすることがある
②販売するときの説明がとても大切
🟡 押さえると安定:仕組み債の正体
①ふつうの債券に複雑な条件をつけたもの
②返るお金や形が条件で変わる
よくある間違い
①「EB債は、必ず現金だけで返ってくる債券である」→ ✗ EB債は、株価の条件しだいで他社の株式で返ってくることがある。
②「仕組み債は、ふつうの債券とまったく同じシンプルな商品である」→ ✗ 仕組み債は、複雑な条件をつけたリスクが高めの債券。
③「仕組み債は、販売時に説明する必要がいっさいない」→ ✗ リスクが高めなので、販売するときの説明がとても大切。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(EB債)
EB債に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- EB債は、株価とはまったく関係なく必ず現金で返る債券である
- EB債は、債券とはいっさい関係のない、まったく別の種類の商品のことである
- EB債は、利息をいっさい受け取れないと決められた債券である
- EB債は、株価の条件しだいで他社の株式で返ってくることがある債券である
解答は 4 である。
EB債は、株価の条件しだいで他社の株式で返ってくることがある債券じゃ。必ず現金で返るとは限らないぞ。
選択肢1は「必ず現金で返る」、選択肢2は「債券と関係ない」、選択肢3は「利息を受け取れない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 他社株で返ることがある |
| 2 | ✗ | 仕組み債の一種 |
| 3 | ✗ | 利息は受け取れる |
| 4 | ✓ | 他社株で返ることがあり正しい |
オリジナル問題2(仕組み債の正体)
仕組み債に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 仕組み債は、ふつうの債券とまったく同じシンプルな商品である
- 仕組み債は、ふつうの債券に複雑な条件をつけた債券である
- 仕組み債は、債券とはいっさい関係のないもののことである
- 仕組み債は、株式だけを売買するためのものとされている
解答は 2 である。
仕組み債は、ふつうの債券に複雑な条件をつけた債券じゃ。条件で返り方が変わるぞ。
選択肢1は「シンプルな商品」、選択肢3は「債券と関係ない」、選択肢4は「株式の売買」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 複雑な条件がつく |
| 2 | ✓ | 複雑な条件付き債券で正しい |
| 3 | ✗ | 債券の一種 |
| 4 | ✗ | 株式の売買ではない |
オリジナル問題3(リスクと説明)
仕組み債のリスクと説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 仕組み債は、リスクがいっさいなく損をしない商品とされている
- 仕組み債は、販売するときに説明する必要がいっさいないものである
- 仕組み債はリスクが高めで、販売するときの説明がとても大切である
- 仕組み債は、リスクや説明とはまったく関係のないものである
解答は 3 である。
仕組み債はリスクが高めで、販売するときの説明がとても大切じゃ。条件しだいで損をすることがあるぞ。
選択肢1は「リスクがない」、選択肢2は「説明が不要」、選択肢4は「リスクと関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | リスクは高め |
| 2 | ✗ | 説明がとても大切 |
| 3 | ✓ | リスク高め・説明が大切で正しい |
| 4 | ✗ | リスクのある商品 |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 EB債は他社株で返ることがある。株価の条件しだいで、現金ではなく他社の株式で返ってくる。
- 🔴 仕組み債はリスクが高め。条件しだいで損をすることがあり、販売時の説明がとても大切。
- 🟡 仕組み債の正体。ふつうの債券に複雑な条件をつけ、返るお金や形が変わるようにしたもの。
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執筆: SikakuQuest編集部