債券格付とは?投資適格の境目とスプリット格付

公開: 更新: カテゴリ: 金融資産運用

30秒で結論

債券格付とは(全体像)

債券格付は、発行する会社や国がきちんとお金を返せるかどうかを、格付業者がアルファベットで評価したもの。AAAやAAは信用力が高く、CやDは低い。

押さえるのは、投資適格と投機的の境目、そしてスプリット格付の扱い。BBB-以上か、BB+以下かで大きく分かれる。格付業者によって評価がちがうときの扱いも問われ、ここがFP2級でよく出る。


詳しく:投資適格の境目とスプリット格付

ここが記事の心臓部。まず、信用力の境目。

投資適格と投機的

区分格付
投資適格BBB-以上(信用力が比較的高い)
投機的格付BB+以下(ジャンク債とも呼ばれる)

そして、評価が分かれたときの扱い。

スプリット格付

項目中身
スプリット格付格付業者によって評価が分かれること
扱い低い方を採用するのが一般的

整理のコツは、まず境目はBBB-だと押さえること。BBB-以上なら投資適格、BB+以下なら投機的格付(ジャンク債)。次にスプリット格付は低い方。複数の格付業者で評価が分かれたときは、低い方を採用するのが一般的。

なお、格付の表し方は業者で少しちがう。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり債券格付は、「その債券がどれくらい安全に返ってくるかを、アルファベットで示した通知表」だとイメージするとラク。

要するに、信用力の境目はBBB-BBB-以上なら投資適格で、比較的安全とされる区分。BB+以下は投機的格付で、ジャンク債とも呼ばれる。そして、格付業者によって評価が分かれたスプリット格付のときは、低い方を採用するのが一般的。

ひっかけは「スプリット格付では高い方を採用する」という思い込み。低い方を採用するのが一般的、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:投資適格の境目はBBB-

①BBB-以上が投資適格

②BB+以下は投機的格付(ジャンク債)

🔴 次に出る:スプリット格付は低い方

①格付業者で評価が分かれたときの扱い

②低い方を採用するのが一般的

🟡 押さえると安定:格付の意味

①債券の信用力を表す

②AAAは高く、Dは低い


よくある間違い

「スプリット格付では、高い方の格付を採用する」→ ✗  評価が分かれたときは、低い方を採用するのが一般的。

「BB+以下の格付も投資適格に区分される」→ ✗  投資適格はBBB-以上。BB+以下は投機的格付。

「債券格付は債券の信用力とは関係がない」→ ✗  債券格付は債券の信用力をアルファベットで表したもの。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(投資適格の境目)

📝 オリジナル問題 1 投資適格の境目

債券格付の投資適格に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 投資適格と投機的を分ける境目は、格付ではいっさい決まらないものである
  2. BB+以下の格付が投資適格で、BBB-以上は投機的とされるものである
  3. BBB-以上が投資適格で、BB+以下は投機的格付とされるものである
  4. 債券格付には、投資適格という区分そのものがいっさいないものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 3 である。

債券格付では、BBB-以上が投資適格で、BB+以下は投機的格付とされるのじゃ。境目はBBB-だぞ。

選択肢1は「境目が決まらない」、選択肢2は投資適格と投機的が逆、選択肢4は「区分がない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1境目はBBB-
2投資適格と投機的が逆
3BBB-以上が投資適格で正しい
4投資適格の区分がある

オリジナル問題2(投機的格付)

📝 オリジナル問題 2 投機的格付

投機的格付に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. BB+以下の格付は投機的格付と呼ばれ、ジャンク債とも言われるものである
  2. BB+以下という格付は、もっとも信用力の高い安全な区分とされるものである
  3. 投機的格付という区分は、債券にはいっさい存在しないものである
  4. 投機的格付は、信用力とはまったく関係なく決まるものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 1 である。

BB+以下の格付は投機的格付と呼ばれ、ジャンク債とも言われるのじゃ。投資適格より信用力が低い区分だぞ。

選択肢2は「もっとも信用力が高い」、選択肢3は「存在しない」、選択肢4は「信用力と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1BB+以下は投機的でジャンク債で正しい
2信用力は高くない
3投機的格付がある
4信用力を表す

オリジナル問題3(スプリット格付)

📝 オリジナル問題 3 スプリット格付

スプリット格付に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. スプリット格付では、高い方の格付を採用するのが一般的とされるものである
  2. スプリット格付では、格付業者の評価がつねに完全に一致するものである
  3. スプリット格付は、格付という考え方とはいっさい関係のないものである
  4. スプリット格付では、より低い方の格付を採用するのが一般的とされている
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 4 である。

スプリット格付では、低い方の格付を採用するのが一般的じゃ。慎重に見るための扱いだぞ。

選択肢1は「高い方を採用」、選択肢2は「つねに一致」、選択肢3は「格付と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1低い方を採用する
2評価が分かれることがある
3格付に関わる考え方
4低い方を採用が一般的で正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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