債券の利回りとは?利付債・割引債と利回り3種

公開: 更新: カテゴリ: 金融資産運用

30秒で結論

債券の利回りとは(全体像)

債券は、お金を貸して、利息を受け取り、満期に返してもらう商品。利息が定期的に出るのが利付債、額面より安く買って満期に額面で返ってくるのが割引債。

押さえるのは、利回りが「いつまで・どう持つか」で変わること。利息だけを見るのか、満期まで持つのか、途中で売るのか。場面ごとに3つの利回りがあり、ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:利付債・割引債と利回り3種

ここが記事の心臓部。まず、債券の2タイプ。

利付債と割引債

タイプ中身
利付債利息(クーポン)が定期的に支払われる
割引債額面より安く発行され、満期に額面で返ってくる

そして、利回りの3種類。

債券の利回り3種

利回りどの場面か
直接利回り利息(クーポン)だけを購入価格で見る
最終利回り満期まで持ち、利息+償還の差も含める
所有期間利回り途中で売り、利息+売却の差も含める

整理のコツは、まず利付債は利息・割引債は安く発行だと押さえること。次に利回りは持ち方しだい。利息だけなら直接利回り、満期まで持つなら最終利回り、途中で売るなら所有期間利回り。とくに最終利回りは、利息だけでなく、買った値段と額面の差(償還の差)も合わせて考えるのがポイント。

なお、利回りの計算は試験での問われ方を確認しておくとよい。受験する年度の最新の出題傾向もあわせて見ておくと安心。

わかりやすく言い換えると

つまり債券の利回りは、「その債券を、どう持つかで変わる“もうけの割合”」だとイメージするとラク。

要するに、利付債は利息が定期的に出る債券、割引債は額面より安く買って満期に額面で返る債券。利回りは、利息だけを見る直接利回り、満期まで持つ最終利回り、途中で売る所有期間利回りの3つ。なかでも最終利回りは、利息に加えて、買った値段と額面の差(償還の差)も含めて考える。

ひっかけは「最終利回りは利息だけで計算する」という思い込み。最終利回りは償還の差も含める、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:利回りの3種類

①直接利回り・最終利回り・所有期間利回り

②どの場面の利回りかで中身が変わる

🔴 次に出る:最終利回りは償還の差も含める

①満期まで持ったときの利回り

②利息に加えて買った値段と額面の差も含める

🟡 押さえると安定:利付債と割引債

①利付債は利息(クーポン)が定期的に出る

②割引債は額面より安く発行される


よくある間違い

「最終利回りは利息だけで計算する」→ ✗  最終利回りは、利息に加えて買った値段と額面の差も含める。

「割引債は額面より高く発行される債券である」→ ✗  割引債は額面より安く発行され、満期に額面で返ってくる。

「債券の利回りは1種類しかない」→ ✗  直接利回り・最終利回り・所有期間利回りの3種類がある。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(利付債と割引債)

📝 オリジナル問題 1 利付債と割引債

利付債と割引債に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 利付債は利息がいっさい出ず、割引債は額面より高く発行されるものである
  2. 利付債も割引債も、利息や価格とはまったく関係のない債券のことである
  3. 利付債は額面より高く発行され、割引債は利息が定期的に出るものである
  4. 利付債は利息が定期的に出て、割引債は額面より安く発行されるものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 4 である。

利付債は利息が定期的に出て、割引債は額面より安く発行されるのじゃ。出方がちがう2タイプだぞ。

選択肢1は「利付債は利息が出ない」、選択肢2は「価格と関係ない」、選択肢3は中身が逆で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1利付債は利息が出る
2利息や価格が関わる
3利付債と割引債が逆
4利付債は利息・割引債は安く発行で正しい

オリジナル問題2(利回りの種類)

📝 オリジナル問題 2 債券の利回りの種類

債券の利回りの種類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 債券の利回りは、満期まで持って見る最終利回りの1種類しかないものである
  2. 債券の利回りには、直接利回り・最終利回り・所有期間利回りの3種類がある
  3. 債券の利回りは、利息や価格とはいっさい関係なく決まるものである
  4. 債券の利回りは、どの場面で見てもつねに同じ値になるものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 2 である。

債券の利回りには、直接利回り・最終利回り・所有期間利回りの3種類があるのじゃ。持ち方で見る利回りが変わるぞ。

選択肢1は「1種類だけ」、選択肢3は「利息や価格と関係ない」、選択肢4は「つねに同じ値」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
13種類がある
2直接・最終・所有期間の3種で正しい
3利息や価格で決まる
4場面で利回りが変わる

オリジナル問題3(最終利回り)

📝 オリジナル問題 3 最終利回り

最終利回りに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 最終利回りは、満期まで持ち、利息に加えて償還の差も含めた利回りである
  2. 最終利回りは、利息をいっさい含めることなく計算する利回りのことである
  3. 最終利回りは、途中で売ったときだけに使う利回りのことである
  4. 最終利回りは、価格や利息とはまったく関係のない数字のことである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 1 である。

最終利回りは、満期まで持ち、利息に加えて償還の差も含めた利回りじゃ。利息だけではないぞ。

選択肢2は「利息を含めない」、選択肢3は「途中で売るときだけ」、選択肢4は「価格や利息と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1満期まで・償還の差も含めて正しい
2利息も含める
3途中売却は所有期間利回り
4価格や利息が関わる

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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