ロボアドバイザーとは(全体像)
ロボアドバイザーは、コンピューターのアルゴリズムが、その人に合った資産配分を提案したり、運用まで自動で行ったりするサービスだ。
押さえるのは、一任型と助言型の2タイプの違いと、低コスト・少額対応という特徴。そして、FPがこれを補助ツールとして活用できることがFP2級でよく問われる。
詳しく:2つのタイプと特徴
ここが記事の心臓部。タイプと特徴を表で押さえる。
ロボアドバイザーの2タイプと特徴
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 一任型 | 資産配分の提案から運用まで、自動で任せるタイプ |
| 助言型 | 提案(アドバイス)だけを受け、運用は自分で行うタイプ |
| 特徴 | 低コスト・少額から始められる |
ポイントは、一任型と助言型の違い。一任型は、買い付けや運用の調整まで自動でやってくれるので手間が少ない。助言型は、どう配分するかの提案は受けるが、実際の運用(買い付けなど)は自分で行う。
特徴は、低コストで、少額から始められること。専門家に個別に頼むより手数料を抑えやすく、まとまった資金がなくても始めやすい。FPは、これを初心者向けの補助ツールとして案内に活かせる。サービスや手数料は変わるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。
わかりやすく言い換えると
つまり、「運用まで任せるのが一任型、提案だけ受けるのが助言型。低コスト・少額が魅力」とイメージするとラク。
要するに、ロボアドバイザーは一任型と助言型があり、低コスト・少額で始められるもの、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:2つのタイプ
①一任型は運用まで自動で任せる
②助言型は提案だけ受け、運用は自分で行う
🔴 次に出る:特徴
①低コストで手数料を抑えやすい
②少額から始められる
🟡 押さえると安定:FPの活用
①FPは初心者向けの補助ツールとして活かせる
②アルゴリズムによる自動の運用・助言
よくある間違い
①「ロボアドバイザーは、すべて運用まで自動で任せる一任型だけ」→ ✗ 提案だけ受けて運用は自分で行う助言型もある。
②「ロボアドバイザーは手数料が高く、多額の資金が必要」→ ✗ 低コストで、少額から始められるのが特徴。
③「ロボアドバイザーはFPの実務には活用できない」→ ✗ 初心者向けの補助ツールとして活用できる。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(2つのタイプ)
ロボアドバイザーのタイプに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 一任型は運用まで自動で任せ、助言型は提案だけを受け取って運用は自分自身で行う
- 一任型も助言型も、まったく同じしくみだと決められているものとされているのだ
- ロボアドバイザーは、提案だけ受ける助言型しかないものと決められているのである
- ロボアドバイザーは、運用を自分で行うことがいっさいできないものとされているのだ
解答は 1 である。
一任型は運用まで自動で任せ、助言型は提案だけ受けて運用は自分で行う。任せるか提案だけかの違いじゃ。
選択肢2の「同じしくみ」、選択肢3の「助言型しかない」、選択肢4の「自分で運用できない」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 一任型は運用まで・助言型は提案のみで正しい |
| 2 | ✗ | 2つは別のしくみ |
| 3 | ✗ | 一任型もある |
| 4 | ✗ | 助言型は自分で運用する |
オリジナル問題2(特徴)
ロボアドバイザーの特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ロボアドバイザーは、手数料がつねに高くなると決められているものとされているのだ
- ロボアドバイザーは、まとまった多額の資金がなければ始められないものとされている
- ロボアドバイザーは、低コストで少額からでも始められるのが特徴の一つになっている
- ロボアドバイザーは、コストも最低金額もいっさい関係ないと決められているのである
解答は 3 である。
ロボアドバイザーは、低コストで少額から始められるのが特徴の一つじゃ。手数料を抑えやすく、始めやすいのじゃ。
選択肢1の「手数料が高い」、選択肢2の「多額が必要」、選択肢4の「コストは関係ない」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 低コストが特徴 |
| 2 | ✗ | 少額から始められる |
| 3 | ✓ | 低コスト・少額対応で正しい |
| 4 | ✗ | 低コストが特徴になる |
オリジナル問題3(FPの活用)
ロボアドバイザーとFPの関わりに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ロボアドバイザーは、FPの実務にはいっさい活用できないものとされているのである
- FPは、ロボアドバイザーを初心者向けの補助ツールとして活用していくことができる
- ロボアドバイザーは、アルゴリズムをいっさい使わないものと決められているのである
- ロボアドバイザーは、FPが使ってはいけないものと決められているものとされている
解答は 2 である。
FPは、ロボアドバイザーを初心者向けの補助ツールとして活用することができる。アルゴリズムによる自動の運用・助言じゃ。
選択肢1の「活用できない」、選択肢3の「アルゴリズムを使わない」、選択肢4の「使ってはいけない」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 補助ツールとして活用できる |
| 2 | ✓ | 初心者向けの補助ツールで正しい |
| 3 | ✗ | アルゴリズムを使う |
| 4 | ✗ | 活用できる |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 ロボアドバイザーは一任型(運用まで任せる)と助言型(提案だけ受ける)の2タイプ。
- 🔴 特徴は低コスト・少額から始められること。
- 🟡 FPは初心者向けの補助ツールとして活用できる。
次に学ぶ
- 資産運用のケーススタディ ── 資産配分や分散投資の考え方。ロボアドバイザーの土台になる発想を押さえられる。
- マネープラン6ステップ ── FPがツールを相談に活かす進め方。あわせて押さえられる。
執筆: SikakuQuest編集部