プラン提案手法とは(全体像)
どんなによいプランも、相談者に伝わらなければ意味がない。プラン提案手法は、作った内容を「わかりやすく・選びやすく」示すための工夫だ。
押さえるのは、見せ方の工夫(ビジュアル化・優先順位)と、選びやすさの工夫(複数の代替案・明確化)。そして、決めるのは相談者で、FPはその意思決定を支える立場だということ。ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:提案を伝える工夫
ここが記事の心臓部。提案の工夫を表で押さえる。
プラン提案の工夫
| 工夫 | 内容 |
|---|---|
| ビジュアル化 | グラフや表で、見て理解できるように示す |
| 優先順位の明示 | どれから取り組むとよいかをはっきり示す |
| 代替案の提示 | A案・B案など、複数の選択肢を示す |
| 明確化 | 期限・費用・効果をはっきり示す |
ポイントは、ただ正しいプランを出すのではなく、相談者が理解し、選べるように示すこと。文字だけの説明より、グラフや表で見せたほうが伝わる。さらに「これだけ」と1つに絞らず、A案・B案などの代替案を示すと、相談者は自分に合うものを選べる。
そして大切なのが、期限・費用・効果を明確にすること。いつまでに・いくらで・どんな効果か。これがはっきりすると、相談者は納得して判断できる。最後に決めるのは相談者で、FPは選択肢を整えて意思決定を支える。押しつけないのがFP実務だ。進め方は状況で変わるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。
わかりやすく言い換えると
つまり、「グラフや表で見せ、複数の案から選べるようにし、期限・費用・効果をはっきりさせる」とイメージするとラク。
要するに、プラン提案はわかりやすく・選びやすく示し、決めるのは相談者、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:わかりやすく示す
①グラフや表でビジュアル化する
②取り組む優先順位を明示する
🔴 次に出る:選びやすくする
①A案・B案など複数の代替案を示す
②期限・費用・効果を明確にする
🟡 押さえると安定:決めるのは相談者
①FPは押しつけず意思決定を支える
②相談者が自分に合う案を選べるようにする
よくある間違い
①「提案は文字だけの説明で十分」→ ✗ グラフや表でビジュアル化したほうが伝わる。
②「提案は1つに絞り、ほかの選択肢は見せない」→ ✗ A案・B案など複数の代替案を示し、相談者が選べるようにする。
③「最後はFPが決めて、相談者に従ってもらう」→ ✗ 決めるのは相談者。FPは意思決定を支える立場。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(わかりやすく示す)
プランの提案の仕方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 提案は文字だけで示し、グラフや表はいっさい使わないものと決められているのである
- 提案は、相談者にわかりにくいほどよいものと決められているものとされているのだ
- グラフや表でビジュアル化し、取り組む優先順位を明示して示すのがよいものだ
- 提案では、優先順位はいっさい示さないものと決められているものとされている
解答は 3 である。
グラフや表でビジュアル化し、取り組む優先順位を明示して示すのがよい。見やすく伝わる形にするのじゃ。
選択肢1の「文字だけ」、選択肢2の「わかりにくいほどよい」、選択肢4の「優先順位を示さない」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | グラフや表で見せる |
| 2 | ✗ | わかりやすく示す |
| 3 | ✓ | ビジュアル化と優先順位明示で正しい |
| 4 | ✗ | 優先順位を明示する |
オリジナル問題2(選びやすくする)
プランの選びやすさに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 提案はつねに1つだけに絞り、ほかの案はいっさい見せないと決められているのである
- A案・B案などの複数の代替案を示し、期限・費用・効果を明確にするのがよいものだ
- 提案では、費用も効果もいっさい示さないものと決められているものとされているのだ
- 代替案を示すと相談者が混乱するので、必ず1案だけにすると決められているのである
解答は 2 である。
A案・B案など複数の代替案を示し、期限・費用・効果を明確にするのがよい。相談者が自分に合うものを選べるからのう。
選択肢1の「1つだけに絞る」、選択肢3の「費用も効果も示さない」、選択肢4の「必ず1案だけ」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 複数の代替案を示す |
| 2 | ✓ | 複数案+期限費用効果の明確化で正しい |
| 3 | ✗ | 費用や効果も示す |
| 4 | ✗ | 選択肢を示して選べるようにする |
オリジナル問題3(決めるのは相談者)
プランを決める主役に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- プランを最後に決めるのはFPで、相談者は必ず従うものと決められているのである
- FPが決めたプランは、相談者がいっさい変えられないものと決められているものとされる
- 相談者の意思は関係なく、FPがすべて決めてよいものと決められているものとされる
- 最後に決めるのはあくまで相談者で、FPは押しつけずに意思決定を支える立場である
解答は 4 である。
最後に決めるのは相談者で、FPは押しつけずに意思決定を支える立場じゃ。主役はあくまで相談者なのじゃ。
選択肢1の「決めるのはFP」、選択肢2の「変えられない」、選択肢3の「FPがすべて決める」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 決めるのは相談者 |
| 2 | ✗ | 相談者が選び直せる |
| 3 | ✗ | 相談者の意思を尊重する |
| 4 | ✓ | 決めるのは相談者・FPは支えるで正しい |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 プラン提案はグラフや表でビジュアル化し、取り組む優先順位を明示する。
- 🔴 A案・B案など複数の代替案を示し、期限・費用・効果を明確化する。
- 🟡 最後に決めるのは相談者。FPは押しつけず、意思決定を支える。
次に学ぶ
- マネープラン6ステップ ── プラン提案が位置づく相談プロセス全体の流れ。あわせて押さえられる。
- ニーズ分析手法 ── 提案の前に、相談者の本当の課題を引き出す手法。土台になる。
執筆: SikakuQuest編集部