モニタリング手法とは(全体像)
ライフプランは、一度作ったら終わりではない。家計も目標も時間とともに変わるから、定期的に見直して、現実に合わせて育てていく必要がある。これがモニタリングだ。
押さえるのは、いつ見直すか(定期+イベント時)と、どう続けるか(PDCAサイクル)。プランは作りっぱなしにしないのがFP2級でよく問われる。
詳しく:見直すタイミングとPDCA
ここが記事の心臓部。モニタリングの中身を表で押さえる。
モニタリングの進め方
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 定期見直し | 年1回以上、決まったタイミングでプランを確認する |
| イベント時見直し | 結婚・出産・住宅購入など、ライフイベントが起きたとき |
| PDCAサイクル | Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(確認)→ Action(改善)で続ける |
ポイントは、見直すタイミングは「定期」と「イベント時」の2つだということ。最低でも年1回は定期的に確認し、それとは別に、結婚や出産などの大きな変化があったときにも見直す。
そして、続け方の型がPDCAサイクル。計画を立て(Plan)、実行し(Do)、結果を確認し(Check)、必要なら改善する(Action)。この4つをぐるぐる回して、プランを現実に合わせ続けるのがFP実務だ。進め方は状況で変わるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。
わかりやすく言い換えると
つまり、「年1回+大きな変化のたびに見直し、計画→実行→確認→改善をぐるぐる回す」とイメージするとラク。
要するに、モニタリングは定期とイベント時に見直し、PDCAで育て続けるもの、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:見直すタイミング
①年1回以上の定期見直し
②ライフイベント発生時の見直し
🔴 次に出る:PDCAサイクル
①Plan→Do→Check→Actionで続ける
②計画・実行・確認・改善をぐるぐる回す
🟡 押さえると安定:作って終わりにしない
①プランは実行後も見直して育てる
②家計や目標の変化に合わせ続ける
よくある間違い
①「プランは一度作ったら、もう見直さなくてよい」→ ✗ 年1回以上の定期見直しと、イベント時の見直しを続ける。
②「見直すのは定期点検のときだけでよい」→ ✗ 結婚・出産などライフイベントが起きたときも見直す。
③「モニタリングは確認だけで、改善はしない」→ ✗ Check(確認)だけでなく、Action(改善)まで行う。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(見直すタイミング)
プランの見直しのタイミングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- プランは一度作ったら、その後はいっさい見直さないものと決められているのである
- 年1回以上の定期的な見直しに加え、ライフイベントが起きたときにも見直すのがよい
- 見直しは、ライフイベントが起きてもいっさい行わないものと決められているのである
- プランの見直しは、10年に1度だけ行うものと決められているものとされているのだ
解答は 2 である。
年1回以上の定期見直しに加え、ライフイベントが起きたときにも見直すのがよい。2つのタイミングで見るのじゃ。
選択肢1の「見直さない」、選択肢3の「イベント時も行わない」、選択肢4の「10年に1度」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 定期的に見直す |
| 2 | ✓ | 定期+イベント時に見直すで正しい |
| 3 | ✗ | イベント時も見直す |
| 4 | ✗ | 年1回以上が目安 |
オリジナル問題2(PDCAサイクル)
モニタリングのPDCAサイクルに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- PDCAは計画・実行・確認・改善の4つを順に回して、継続的に改善していくものだ
- PDCAは、計画を立てるだけで実行も確認もしないものと決められているのである
- PDCAでは、確認はするが改善はいっさい行わないものと決められているものとされる
- PDCAは、モニタリングとはいっさい関係がないものと決められているものとされる
解答は 1 である。
PDCAは計画(Plan)・実行(Do)・確認(Check)・改善(Action)の4つを順に回して続ける。ぐるぐる回すのじゃ。
選択肢2の「計画だけ」、選択肢3の「改善しない」、選択肢4の「関係ない」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 計画→実行→確認→改善で正しい |
| 2 | ✗ | 実行も確認も行う |
| 3 | ✗ | 改善まで行う |
| 4 | ✗ | モニタリングの型である |
オリジナル問題3(作って終わりにしない)
プランの実行後に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- プランは実行したら完成で、その後はいっさい関与しないものとされているのである
- 実行後の見直しは、相談者がいっさい望まないものと決められているものとされている
- プランは実行後に、すべて最初から作り直すものと決められているものとされている
- プランは実行後も見直して、家計や目標の変化に合わせてしっかり育てていくのがよい
解答は 4 である。
プランは実行後も見直して、家計や目標の変化に合わせて育てていくのがよい。作って終わりではないのじゃ。
選択肢1の「実行したら完成」、選択肢2の「望まない」、選択肢3の「最初から作り直す」は、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 実行後も見直して育てる |
| 2 | ✗ | 見直しは継続支援になる |
| 3 | ✗ | 必要な部分を見直す |
| 4 | ✓ | 変化に合わせて育てるで正しい |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 モニタリングは年1回以上の定期見直し+ライフイベント時の見直しで行う。
- 🔴 続け方はPDCAサイクル(計画→実行→確認→改善)。
- 🟡 プランは作って終わりにしない。実行後も見直して育て続ける。
次に学ぶ
- マネープラン6ステップ ── モニタリングが位置づく相談プロセス全体の流れ。最後のステップにあたる。
- ライフイベント表 ── 見直しのきっかけになるライフイベントを書き出す表。あわせて押さえられる。
執筆: SikakuQuest編集部