ライフイベント表とは(全体像)
ライフイベント表は、家計の「未来の予定表」。横に年(西暦や経過年)、縦に家族それぞれを並べて、各年の家族の年齢と、その年に予定している出来事・かかるお金を書き込む。
ポイントは、家族全員ぶんを書くこと。本人だけでなく、配偶者や子どもの年齢も並べることで、「子どもが大学に入る年」「住宅を買う年」「親の介護が始まりそうな年」が一目でわかる。
教育・住宅・結婚・車・旅行・介護といった大きな出費の時期と金額を可視化するのが、この表の役目。
詳しく:何を書くのか
ここが記事の心臓部。ライフイベント表に書く中身は、次の3つ。
ライフイベント表に書くこと
| 書く項目 | 中身 |
|---|---|
| 家族の年齢 | 本人・配偶者・子どもなど、家族全員の各年の年齢を並べる |
| ライフイベント | 教育・住宅・結婚・車・旅行・介護など、予定している出来事 |
| かかるお金 | そのイベントに必要な金額(入学金、頭金、車の購入費など) |
この表があると、次の一手につながる。
- いつ大きな出費が来るかが見えるので、準備の計画が立てやすい。
- これをもとにキャッシュフロー表(毎年の収入・支出・貯蓄残高を将来まで試算する表)を作る。つまりライフイベント表は、その前提資料(土台)になる。
注意したいのは、本人だけの予定表ではないこと。家族の年齢をそろえて並べるからこそ、教育や介護のタイミングが正しくつかめる。
わかりやすく言い換えると
つまりライフイベント表は、家族の「未来カレンダー」だとイメージするとラク。
要するに、家族みんなの年齢を横一列に並べて、「この年に入学」「この年に車を買い替え」と予定とお金を書き込んだもの。先のことが見えると、あわてず準備できる。
そして、この未来カレンダーをお金の動きに翻訳したのがキャッシュフロー表。ライフイベント表が「いつ・何が・いくら」、キャッシュフロー表が「その結果、毎年お金がどう動くか」という関係なんだ。
試験のツボ
🔴 一番出る:家族全員ぶんを書く
①本人だけでなく、配偶者・子どもの年齢も並べる
②教育・住宅・車・旅行・介護などの出来事と金額を書く
🔴 次に出る:キャッシュフロー表の土台になる
①ライフイベント表をもとにキャッシュフロー表を作る
②「いつ・いくら」を整理する前提資料の役割
🟡 押さえると安定:書くのは3つ
①家族の年齢/②ライフイベント/③かかるお金
②各年の年齢を並べることで出費の時期が見える
よくある間違い
①「ライフイベント表は本人の予定だけ書く」→ ✗ 家族全員ぶんの年齢を並べる。だから教育や介護のタイミングがわかる。
②「ライフイベント表とキャッシュフロー表は同じもの」→ ✗ ライフイベント表は出来事の一覧、キャッシュフロー表はお金の流れの試算。前者が後者の土台。
③「金額は書かなくてよい」→ ✗ いつ・いくらかかるかを書くのが目的。金額の見える化が肝心。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(書く対象)
ライフイベント表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ライフイベント表には相談者本人の予定だけを書き、家族の年齢やイベントは書かないものとされる
- ライフイベント表は過去に起きた出来事だけを記録する表で、これからの予定は書かないものとされる
- ライフイベント表には家族全員の各年の年齢を並べ、予定する出来事とそれにかかるお金を書き込む
- ライフイベント表は毎月の家賃や食費だけを細かく記録する表で、将来の大きな出費は対象外とされる
解答は 3 だっ。
ライフイベント表は家族全員の年齢を並べ、予定する出来事とかかるお金を書き込む表だよっ。本人だけじゃないのがポイントだっ。
選択肢1は「本人だけ」が誤り、選択肢2は「過去だけ」が誤り(これからの予定を書く)、選択肢4は「毎月の家賃や食費だけ」が誤りだよっ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 家族全員ぶんを書く |
| 2 | ✗ | これからの予定を書く表 |
| 3 | ✓ | 家族の年齢・出来事・金額で正しい |
| 4 | ✗ | 将来の大きな出費こそ対象 |
オリジナル問題2(キャッシュフロー表との関係)
ライフイベント表とキャッシュフロー表の関係について、正しいものはどれか。
- ライフイベント表はキャッシュフロー表を作ったあとの確認用で、先に作ることはないとされている
- ライフイベント表は出来事の一覧で、これをもとにお金の流れを試算するキャッシュフロー表を作る
- ライフイベント表とキャッシュフロー表はまったく同じ内容の表で、呼び名だけが違うものである
- ライフイベント表は金額を書かない表なので、キャッシュフロー表の作成には関係しないとされる
解答は 2 だよっ。
ライフイベント表は出来事の一覧で、これを土台に、毎年のお金の流れを試算するキャッシュフロー表を作るんだっ。「イベント表が先、CF表が後」だよっ。
選択肢1は順番が逆、選択肢3は「同じ内容」が誤り、選択肢4は「金額を書かない」が誤りだよっ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | ライフイベント表が先で土台になる |
| 2 | ✓ | 出来事の一覧をもとにCF表を作る |
| 3 | ✗ | 役割が異なる別の表 |
| 4 | ✗ | 金額も書く表 |
オリジナル問題3(書く中身)
ライフイベント表に書き込む内容として、最も適切なものはどれか。
- 家族の年齢は省き、株価や金利など世の中の経済の動きだけを年ごとに記録していくものとされる
- 家族の年齢は書くが、イベントにかかるお金は書かず、出来事の名前だけを並べるものとされている
- 相談者の血液型や趣味など、お金と直接関係しない個人情報を中心にまとめていく表とされている
- 家族全員の各年の年齢に加えて、予定するライフイベントと、それにかかるお金を書き込んでいく
解答は 4 だっ。
書くのは家族全員の年齢・ライフイベント・かかるお金の3つ。この3点セットで未来の出費が見えるんだよっ。
選択肢1は「経済の動きだけ」、選択肢2は「金額を書かない」、選択肢3は「お金と関係しない情報」で、いずれも誤りだっ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 家族の年齢を書くのが基本 |
| 2 | ✗ | かかるお金も書く |
| 3 | ✗ | お金にかかわる予定をまとめる表 |
| 4 | ✓ | 年齢・イベント・金額の3点で正しい |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 家族全員ぶんを書く。本人だけでなく、配偶者・子どもの年齢も並べる。
- 🔴 キャッシュフロー表の土台。ライフイベント表(出来事の一覧)をもとにCF表(お金の流れ)を作る。
- 🟡 書くのは3つ。家族の年齢・ライフイベント・かかるお金。
次に学ぶ
- マネープラン6ステップ ── ライフイベント表は「情報収集と目標の明確化」で活躍する道具。FP相談の流れの中での位置づけがわかる。
- 老後資金 ── 表で見えた将来の出費を、必要額の試算につなげる回。準備のゴールが具体的になる。
執筆: SikakuQuest編集部