国税通則法(更正の請求・加算税)とは?更正の請求と延滞税・加算税

公開: 更新: カテゴリ: タックスプランニング

30秒で結論

国税通則法とは(全体像)

国税通則法は、いろいろな税に共通する手続きのルールをまとめた法律。FP2級では、その中の「納めすぎたとき」と「遅れた・間違えたとき」のしくみが問われる。

押さえるのは、納めすぎた税を取り戻す更正の請求には5年以内という期限があること、そして遅れ・間違いには延滞税・加算税というペナルティがあること。ここがFP2級で問われる。


詳しく:更正の請求と延滞税・加算税

ここが記事の心臓部。まず、納めすぎたときの更正の請求

更正の請求

項目内容
使う場面申告した税額が多すぎた(納めすぎた)とき
期限法定申告期限から5年以内
効果正しい額に直してもらい、納めすぎを返してもらう

次に、遅れ・間違いへのペナルティ。

延滞税と加算税

種類かかる場面率の目安
延滞税納付が法定納期限より遅れた年7.3%など
過少申告加算税申告した税額が少なすぎた10%など
無申告加算税そもそも申告しなかった15%など
重加算税事実を隠す・偽るなど悪質35%/40%

ポイントは、更正の請求は「納めすぎ」を直すしくみで、期限は5年以内ということ。そして、間違い方の悪質さに応じて加算税が段階的に重くなる(過少申告10%→無申告15%→重加算35%/40%)。

なお、率や期限は改正で変わることがあるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。

わかりやすく言い換えると

つまり、「納めすぎたら5年以内に取り戻せる。遅れたら延滞税、間違いがひどいほど加算税が重くなる」とイメージするとラク。

要するに、納めすぎた税を直してもらう更正の請求は、法定申告期限から5年以内。納付が遅れると延滞税、申告に問題があると加算税がかかり、その重さは過少申告10%→無申告15%→重加算35%/40%と段階的に上がる、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:更正の請求は5年以内

①納めすぎた税を正しい額に直してもらう請求

②期限は法定申告期限から5年以内

🔴 次に出る:加算税は段階的

①過少申告10%→無申告15%→重加算35%/40%

②悪質なほど重くなる

🟡 押さえると安定:延滞税

①納付が法定納期限より遅れるとかかる

②率の目安は年7.3%など


よくある間違い

「更正の請求は、いつまででもできる」→ ✗  法定申告期限から5年以内という期限がある。

「申告ミスや無申告でも、ペナルティはない」→ ✗  過少申告加算税や無申告加算税がかかる。

「重加算税は、ほかの加算税より軽い」→ ✗  重加算税(35%/40%)がもっとも重い。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(更正の請求)

📝 オリジナル問題 1 更正の請求の期限

更正の請求に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 更正の請求は、納めすぎた税を正しい額に直してもらう手続きで、法定申告期限から5年以内に行う
  2. 更正の請求は、税をどれだけ納めすぎても直してもらえず、いっさい返してもらえないものとされている
  3. 更正の請求は、期限がいっさいなく、何十年たってからでも自由に行えるものと決められている
  4. 更正の請求は、税を少なく申告した人を、さらに重く処罰するための手続きであるとされている
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 1 です。

更正の請求は、納めすぎた税を正しい額に直してもらう手続きで、法定申告期限から5年以内に行うのよ。納めすぎは取り戻せるのね。

選択肢2は「直してもらえない」、選択肢3は「期限がない」、選択肢4は「重く処罰」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1納めすぎを直し、5年以内で正しい
2納めすぎは返してもらえる
35年以内という期限がある
4納めすぎを直すための請求

オリジナル問題2(加算税の段階)

📝 オリジナル問題 2 加算税の重さ

加算税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 加算税は、申告の間違い方にかかわらず、すべて同じ一律の率がかかるものと決められている
  2. 加算税のうち重加算税は、ほかの加算税よりもっとも軽い率に設定されているものとされている
  3. 加算税は、過少申告より無申告、無申告より悪質な隠ぺい(重加算税)の順に段階的に重くなる
  4. 加算税は、もうけが出た年だけにかかるもので、赤字の年にはいっさいかからないものとされる
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 3 です。

加算税は、過少申告(10%)より無申告(15%)、無申告より悪質な隠ぺい(重加算税35%/40%)と、段階的に重くなるのよ。悪質なほど重いのね。

選択肢1は「一律の率」、選択肢2は「重加算税が軽い」、選択肢4は「もうけが出た年だけ」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1間違い方で率が変わる
2重加算税がもっとも重い
3過少申告→無申告→重加算と重くなり正しい
4もうけの有無で決まらない

オリジナル問題3(延滞税)

📝 オリジナル問題 3 延滞税のかかる場面

延滞税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 延滞税は、税を期限より早く前倒しで納めた人にかかるもので、罰として課されるものとされる
  2. 延滞税は、納付が法定納期限より遅れたときにかかるもので、率の目安は年7.3%などである
  3. 延滞税は、税を全額きちんと期限内に納めた人にも、必ず一律でかかるものと決められている
  4. 延滞税は、納付の早い遅いにいっさい関係なく、だれにでも自動でかかるものと決められている
タクフェア
タクフェア 解答・解説

解答は 2 です。

延滞税は、納付が法定納期限より遅れたときにかかるもので、率の目安は年7.3%などなのよ。遅れた分だけかかるのね。

選択肢1は「早く納めた人に」、選択肢3は「期限内でもかかる」、選択肢4は「だれにでも自動」で、いずれも誤りなのよ。

選択肢判定理由
1遅れたときにかかる
2遅れたときに年7.3%などで正しい
3期限内ならかからない
4遅れた場合にかかる

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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