金融市場とは(全体像)
金融市場は、お金が余っているところから足りないところへ、お金を回すための場。銀行どうしの短いお金の貸し借りから、株式や国債の売買まで、いろいろな取引が行われる。
押さえるのは、取引期間で2つに分かれること。1年を境に、短い期間のやり取りをするのが短期金融市場、長い期間の資金を扱うのが長期金融市場。それぞれに代表的な取引があり、ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:短期市場と長期市場
ここが記事の心臓部。1年を境にした2つの市場を整理する。
短期金融市場と長期金融市場
| 市場 | 取引期間 | 代表例 |
|---|---|---|
| 短期金融市場 | 1年未満 | コール市場・CD・CP・国庫短期証券 |
| 長期金融市場 | 1年以上 | 株式・社債・国債 |
整理のコツは、まず境目は1年だと押さえること。1年未満なら短期、1年以上なら長期。次に代表例。短期はコール市場やCD(譲渡性預金)、CP(コマーシャルペーパー)など、長期は株式や社債、国債など。期間と代表例をセットにすると混ざりにくい。
なお、商品の区分や呼び方は試験での問われ方を確認しておくとよい。受験する年度の最新の出題傾向もあわせて見ておくと安心。
わかりやすく言い換えると
つまり金融市場は、「お金を回す場を、取引の長さで短期と長期に分けたもの」だとイメージするとラク。
要するに、境目は1年。取引期間が1年未満なら短期金融市場で、コール市場やCD、CPなどが代表。取引期間が1年以上なら長期金融市場で、株式や社債、国債などが代表。短い資金のやり取りか、長い資金の調達か、で分かれると押さえるとわかりやすい。
ひっかけは「株式や国債は短期金融市場で取引される」という思い込み。株式や国債は長期金融市場、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:境目は1年
①取引期間が1年未満なら短期金融市場
②取引期間が1年以上なら長期金融市場
🔴 次に出る:代表例のちがい
①短期はコール市場・CD・CPなど
②長期は株式・社債・国債など
🟡 押さえると安定:金融市場の役割
①余ったお金を足りないところへ回す
②期間に応じて短期と長期を使い分ける
よくある間違い
①「株式や国債は短期金融市場で取引される」→ ✗ 株式や国債は長期金融市場。短期はコール市場やCDなど。
②「金融市場には短期と長期という分け方がない」→ ✗ 取引期間が1年未満か1年以上かで、短期と長期に分かれる。
③「コール市場は取引期間が1年以上の長期市場である」→ ✗ コール市場は1年未満の短期金融市場。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(短期と長期の区分)
金融市場の区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 金融市場は、取引する場所の広さだけで短期と長期に分けられるものである
- 金融市場には、短期と長期という分け方はいっさいないものである
- 金融市場は、取引期間が1年未満の短期市場と、1年以上の長期市場に分かれる
- 金融市場は、取引期間が10年を超えるかどうかで短期と長期に分かれるものである
解答は 3 である。
金融市場は、取引期間が1年未満の短期市場と、1年以上の長期市場に分かれるのじゃ。境目は1年だぞ。
選択肢1は「場所の広さで分ける」、選択肢2は「分け方がない」、選択肢4は「10年が境目」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 境目は取引期間 |
| 2 | ✗ | 短期と長期に分かれる |
| 3 | ✓ | 1年を境に分かれて正しい |
| 4 | ✗ | 境目は10年ではなく1年 |
オリジナル問題2(短期市場の例)
短期金融市場に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- コール市場やCD、CPは、取引期間が1年未満の短期金融市場に分類される
- コール市場やCDは、取引期間が1年以上の長期金融市場に分類されるものである
- コール市場やCDは、株式だけを売買するための専用の市場のことである
- コール市場やCDは、金融市場とはいっさい関係のない取引のことである
解答は 1 である。
コール市場やCD、CPは、取引期間が1年未満の短期金融市場に分類されるのじゃ。短い資金のやり取りだぞ。
選択肢2は「1年以上の長期」、選択肢3は「株式だけ」、選択肢4は「金融市場と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 1年未満の短期市場で正しい |
| 2 | ✗ | 短期金融市場に入る |
| 3 | ✗ | 株式だけの市場ではない |
| 4 | ✗ | 金融市場の一部 |
オリジナル問題3(長期市場の例)
長期金融市場に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 株式や社債、国債は、金融市場ではいっさい取引されないものである
- 株式や社債は、取引期間が1年未満の短期金融市場で取引されるものである
- 株式や社債は、為替だけを扱う市場で取引されるもののことである
- 株式や社債、国債は、取引期間が1年以上の長期金融市場で取引される
解答は 4 である。
株式や社債、国債は、取引期間が1年以上の長期金融市場で取引されるのじゃ。長い資金の調達だぞ。
選択肢1は「取引されない」、選択肢2は「1年未満の短期」、選択肢3は「為替だけ」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 長期市場で取引される |
| 2 | ✗ | 1年以上の長期に入る |
| 3 | ✗ | 為替だけの市場ではない |
| 4 | ✓ | 1年以上の長期市場で正しい |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 境目は1年。取引期間が1年未満なら短期金融市場、1年以上なら長期金融市場。
- 🔴 代表例のちがい。短期はコール市場・CD・CPなど、長期は株式・社債・国債など。
- 🟡 金融市場の役割。余ったお金を足りないところへ回し、期間に応じて使い分ける。
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執筆: SikakuQuest編集部