確定給付企業年金とは?DBの2形態とDCとの違い

公開: 更新: カテゴリ: ライフプランニング

30秒で結論

確定給付企業年金とは(全体像)

企業年金には、大きく「確定拠出(DC)」と「確定給付(DB)」がある。確定給付(DB)は、もらえる額(給付)が先に決まっているタイプ。「将来これだけ受け取れます」と約束されている。

ポイントは、約束した額を払うのは会社の責任だということ。運用がうまくいかなくても、決めた給付を払う。だから運用の責任は事業主が負う。これがDC(受取額は運用しだい・加入者が運用)との決定的な違い。


詳しく:DBの2形態とDCとの違い

ここが記事の心臓部。まず、DBの2つの形

確定給付企業年金の2形態

運営するのは
規約型事業主(会社)が直接運営する
基金型別法人の企業年金基金が運営する

次に、DC(確定拠出)との違い

確定給付(DB)と確定拠出(DC)のちがい

確定給付(DB)確定拠出(DC)
決まっているもの給付(受取額)掛金
運用の責任事業主加入者
受取額あらかじめ確定運用しだいで変わる

整理のコツは2つ。

DBは「給付が確定・事業主が運用責任」。もらえる額が先に決まっていて、その約束を守るのは会社。

2形態は「規約型=事業主が直接・基金型=企業年金基金」。誰が運営するかで分かれる。

なお、制度の細かい扱いは改正で変わることがある。受験する年度の最新の基準もあわせて確認しておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり確定給付企業年金(DB)は、「将来もらえる額を会社が約束してくれる年金」だとイメージするとラク。

要するに、DBは給付(受取額)が先に確定していて、約束を守るために運用の責任は会社(事業主)が負う。一方のDCは、出す掛金は決まっているが、受取額は運用しだいで、運用するのは加入者本人。「DBは会社が責任・DCは自分で運用」と対で覚えると混ざらない。

形は2つ。規約型は会社が直接運営、基金型は別法人の企業年金基金が運営する。ひっかけは「DBも加入者が運用する」という思い込み。運用の責任は事業主、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:DBは給付が確定・事業主が運用責任

①将来受け取る給付額があらかじめ決まっている

②運用の責任は事業主が負う(DCは加入者)

🔴 次に出る:2形態

①規約型=事業主が直接運営

②基金型=別法人の企業年金基金が運営

🟡 押さえると安定:DCとの対比

①DB=給付が確定/DC=掛金が確定

②受取額はDBが確定・DCは運用しだい


よくある間違い

「確定給付企業年金は加入者が運用の責任を負う」→ ✗  運用の責任は事業主。加入者が運用するのは確定拠出(DC)。

「確定給付企業年金は受取額が運用しだいで変わる」→ ✗  給付額はあらかじめ確定している。

「確定給付企業年金の形は1つだけ」→ ✗  規約型と基金型の2形態がある。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(運用の責任)

📝 オリジナル問題 1 確定給付企業年金の運用責任

確定給付企業年金(DB)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 確定給付企業年金は受取額が運用しだいで変わり、運用の責任は加入者本人が負うものとされている
  2. 確定給付企業年金は掛金だけが先に決まり、将来の給付額はいっさい約束されないものとされている
  3. 確定給付企業年金は将来の給付額があらかじめ決まっており、運用の責任は事業主が負うことになる
  4. 確定給付企業年金は給付も掛金も決まっておらず、すべて加入者の自由に任されているものとされる
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 3 だっ。

確定給付企業年金(DB)は、将来の給付額があらかじめ決まっていて、運用の責任は事業主が負うよっ。DCとは逆だっ。

選択肢1は「加入者が運用責任」、選択肢2は「給付が約束されない」、選択肢4は「すべて自由」で、いずれも誤りだっ。

選択肢判定理由
1運用の責任は事業主(DCが加入者)
2給付額があらかじめ決まる
3給付確定・事業主が運用責任で正しい
4給付額は決まっている

オリジナル問題2(2形態)

📝 オリジナル問題 2 確定給付企業年金の2形態

確定給付企業年金の形態に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 確定給付企業年金には規約型と基金型があり、規約型は事業主が直接、基金型は基金が運営する
  2. 確定給付企業年金は規約型の1種類しかなく、基金が運営する形はいっさいないものとされている
  3. 確定給付企業年金はすべて国が直接運営するもので、会社や基金は関与しないものとされている
  4. 確定給付企業年金は加入者本人が運営する形だけで、会社はいっさい関与しないものとされている
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 1 だよっ。

確定給付企業年金には規約型と基金型があり、規約型は事業主が直接基金型は企業年金基金が運営するよっ。

選択肢2は「規約型だけ」、選択肢3は「国が運営」、選択肢4は「加入者が運営」で、いずれも誤りだよっ。

選択肢判定理由
1規約型と基金型の2形態で正しい
2基金型もある
3国が直接運営する制度ではない
4加入者が運営する制度ではない

オリジナル問題3(DCとの違い)

📝 オリジナル問題 3 確定給付と確定拠出の違い

確定給付企業年金(DB)と確定拠出年金(DC)の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. DBもDCも将来の給付額があらかじめ確定している点では、まったく同じものとされている
  2. DBは給付額が確定して事業主が運用責任を負い、DCは掛金が確定して加入者が自分で運用する
  3. DBは加入者が運用し、DCは事業主が運用するという点で、両者の役割が決められている
  4. DBもDCも掛金がいっさい決まっておらず、受取額だけが先に確定してしまっているものとされている
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 2 だっ。

DBは給付額が確定し事業主が運用責任DCは掛金が確定し加入者が運用するよっ。責任の所在が逆なのがポイントだっ。

選択肢1は「まったく同じ」、選択肢3は運用する人が逆、選択肢4は「掛金が決まっていない」で、いずれも誤りだっ。

選択肢判定理由
1DCは受取額が運用しだいで異なる
2DBは給付確定・DCは掛金確定で正しい
3運用するのはDCが加入者・DBは事業主責任
4DCは掛金が確定している

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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