株主優待・配当とは?権利付最終日と配当の指標

公開: 更新: カテゴリ: 金融資産運用

30秒で結論

株主優待・配当とは(全体像)

会社は、もうけの一部を株主に配当として配ったり、株主優待として自社製品やカタログギフトを渡したりする。これを受け取るには、ある日に株主名簿に名前が載っている必要がある。

押さえるのは、いつまでに株を買えば権利がもらえるか、そして配当を評価する指標。権利付最終日までに買えば権利がもらえ、配当のよさは配当性向と配当利回りで測る。ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:権利付最終日と配当の指標

ここが記事の心臓部。まず、権利をもらうタイミング。

権利をもらうための日

中身
権利確定日この日に株主名簿に載っている必要がある
権利付最終日権利確定日の2営業日前(この日までに買う)

そして、配当を評価する指標。

配当を評価する2つの指標

指標計算
配当性向配当金 ÷ 当期純利益
配当利回り1株あたり配当 ÷ 株価

整理のコツは、まず権利付最終日は権利確定日の2営業日前だと押さえること。この日までに株を買えば、配当や優待の権利がもらえる。次に配当性向と配当利回り。配当性向はもうけのうちどれくらいを配当に回したか、配当利回りは株価に対してどれくらい配当が出るか。

なお、計算の問われ方は試験で変わることがある。受験する年度の最新の出題傾向もあわせて見ておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり株主優待・配当は、「決まった日に株を持っている人へのごほうび」だとイメージするとラク。

要するに、配当や優待をもらうには、権利確定日に株主名簿に載っている必要がある。そのためには、権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までに株を買っておく。配当のよさは、もうけのうちどれだけ配ったかを見る配当性向(配当金÷当期純利益)と、株価に対する配当の割合を見る配当利回り(1株配当÷株価)で測る。

ひっかけは「権利付最終日は権利確定日の当日である」という思い込み。2営業日前まで、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:権利付最終日は2営業日前

①権利確定日に株主名簿に載っている必要がある

②そのために権利付最終日(2営業日前)までに買う

🔴 次に出る:配当の2つの指標

①配当性向は配当金÷当期純利益

②配当利回りは1株配当÷株価

🟡 押さえると安定:優待と配当

①配当はお金、優待は自社製品やギフトなど

②もうけの一部を株主に還元する


よくある間違い

「権利付最終日は、権利確定日の当日である」→ ✗  権利付最終日は、権利確定日の2営業日前。

「配当性向は、1株あたり配当を株価で割ったものである」→ ✗  それは配当利回り。配当性向は配当金÷当期純利益。

「配当利回りは、配当金を当期純利益で割ったものである」→ ✗  それは配当性向。配当利回りは1株配当÷株価。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(権利付最終日)

📝 オリジナル問題 1 権利付最終日

配当や優待の権利に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 権利付最終日は、権利確定日のちょうどその当日のことを指すものである
  2. 権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までに買えば権利がもらえる
  3. 権利付最終日は、権利確定日の2営業日あとのことを指すものである
  4. 配当や優待は、いつ株を買っても必ずもらえるものとされている
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 2 である。

権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までに買えば、配当や優待の権利がもらえるのじゃ。2営業日前が境目だぞ。

選択肢1は「当日」、選択肢3は「2営業日あと」、選択肢4は「いつ買ってももらえる」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
12営業日前である
22営業日前までに買えば権利がもらえ正しい
3あとではなく前
4権利付最終日までに買う

オリジナル問題2(配当性向)

📝 オリジナル問題 2 配当性向

配当性向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 配当性向は、1株あたり配当を株価で割って求めるものである
  2. 配当性向は、株価とはまったく関係なく決まる数字のことである
  3. 配当性向は、配当とはいっさい関係のない数字のことである
  4. 配当性向は、配当金を当期純利益で割って求めるものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 4 である。

配当性向は、配当金を当期純利益で割って求めるのじゃ。もうけのうちどれだけ配ったかを見るぞ。

選択肢1は配当利回りの式、選択肢2は「株価と関係ない」、選択肢3は「配当と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1それは配当利回り
2純利益との割合
3配当に関わる
4配当金÷当期純利益で正しい

オリジナル問題3(配当利回り)

📝 オリジナル問題 3 配当利回り

配当利回りに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 配当利回りは、1株あたり配当を株価で割って求めるものである
  2. 配当利回りは、配当金を当期の純利益で割って求めるものである
  3. 配当利回りは、株価とはまったく関係なく決まるものである
  4. 配当利回りは、配当とはいっさい関係のない数字のことである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 1 である。

配当利回りは、1株あたり配当を株価で割って求めるのじゃ。株価に対する配当の割合を見るぞ。

選択肢2は配当性向の式、選択肢3は「株価と関係ない」、選択肢4は「配当と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
11株配当÷株価で正しい
2それは配当性向
3株価との割合
4配当に関わる

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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