ESG・SDGs投資とは(全体像)
これまでの投資は、もうけ(利益)を中心に考えるのが基本だった。これに対してESG投資は、環境や社会、会社の運営のしかたといった面も考えて投資する。
押さえるのは、ESGの3要素、SDGsの意味、そして投資の手法。E・S・Gの3つを考え、SDGsという世界共通の目標を意識し、問題のある企業を除くなどの方法で投資する。ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:ESGの3要素とSDGs
ここが記事の心臓部。まず、ESGの3要素。
ESGの3要素
| 要素 | 中身 |
|---|---|
| E(環境) | 環境への取り組み |
| S(社会) | 社会への配慮 |
| G(ガバナンス) | 会社の運営・統治のしかた |
そして、SDGsと投資の手法。
SDGsと投資の手法
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| SDGs | 国連が定めた17の持続可能な開発目標 |
| ネガティブスクリーニング | 問題のある企業を除く手法 |
整理のコツは、まずESGは環境・社会・ガバナンスの3つだと押さえること。もうけだけでなく、この3つも考えて投資する。次にSDGsは17の目標。世界が持続可能になるための共通の目標。手法には、問題のある企業を除くネガティブスクリーニングなどがある。
なお、ESGやSDGsは時事性が高い。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。
わかりやすく言い換えると
つまりESG・SDGs投資は、「もうけだけでなく、環境や社会のこともいっしょに考える投資」だとイメージするとラク。
要するに、ESG投資は、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の3つを考えて行う投資。SDGsは、国連が定めた17の持続可能な開発目標で、世界が目指す共通のゴール。投資の手法には、問題のある企業を除くネガティブスクリーニングなどがあり、こうした考え方で投資先を選ぶ。
ひっかけは「ESGのGは、環境(Green)の意味である」という思い込み。Gはガバナンス(会社の運営)、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:ESGの3要素
①E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)の3つ
②もうけだけでなく投資判断に取り入れる
🔴 次に出る:SDGsの意味
①国連が定めた17の持続可能な開発目標
②世界が目指す共通のゴール
🟡 押さえると安定:投資の手法
①問題のある企業を除くネガティブスクリーニング
②社会への影響を狙うインパクト投資など
よくある間違い
①「ESGのGは、環境(Green)を表している」→ ✗ Gはガバナンス(会社の運営・統治)。環境はE。
②「SDGsは、企業が独自に決めた1つの目標である」→ ✗ SDGsは、国連が定めた17の持続可能な開発目標。
③「ESG投資は、もうけだけを考える投資である」→ ✗ ESG投資は、環境・社会・ガバナンスも考えて行う投資。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(ESGの3要素)
ESGに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ESGは、環境・社会・ガバナンスの3つを考える投資の考え方である
- ESGは、環境・教育・芸術の3要素を表す投資の考え方のことである
- ESGは、もうけだけをひたすら追い求める投資の考え方である
- ESGは、投資とはまったく関係のない考え方のことである
解答は 1 である。
ESGは、環境・社会・ガバナンスの3つを考える投資の考え方じゃ。もうけ以外も見るぞ。
選択肢2は「環境・教育・芸術」、選択肢3は「もうけだけ」、選択肢4は「投資と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 環境・社会・ガバナンスで正しい |
| 2 | ✗ | 社会とガバナンスが入る |
| 3 | ✗ | もうけ以外も考える |
| 4 | ✗ | 投資の考え方 |
オリジナル問題2(投資の手法)
ESG投資の手法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ネガティブスクリーニングは、もうけの大きい企業だけを必ず選ぶ手法である
- ネガティブスクリーニングは、問題のある企業を投資先から除く手法である
- ネガティブスクリーニングは、投資とはまったく関係のない手法である
- ネガティブスクリーニングは、すべての企業を必ず投資先にする手法である
解答は 2 である。
ネガティブスクリーニングは、問題のある企業を投資先から除く手法じゃ。ふるい分けの考え方だぞ。
選択肢1は「もうけだけで選ぶ」、選択肢3は「投資と関係ない」、選択肢4は「すべて投資先にする」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | もうけだけでは選ばない |
| 2 | ✓ | 問題のある企業を除いて正しい |
| 3 | ✗ | ESG投資の手法 |
| 4 | ✗ | 問題のある企業は除く |
オリジナル問題3(SDGs)
SDGsに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- SDGsは、企業が独自に決めた1つだけの目標のことである
- SDGsは、投資とはまったく関係のない言葉のことである
- SDGsは、国連が定めた17の持続可能な開発目標である
- SDGsは、環境とはいっさい関係のない目標のことである
解答は 3 である。
SDGsは、国連が定めた17の持続可能な開発目標じゃ。世界が目指す共通のゴールだぞ。
選択肢1は「企業が独自に決めた1つ」、選択肢2は「投資と関係ない」、選択肢4は「環境と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 国連の17の目標 |
| 2 | ✗ | ESG投資に関わる |
| 3 | ✓ | 国連の17の開発目標で正しい |
| 4 | ✗ | 環境も含む目標 |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 ESGの3要素。環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の3つを考えて投資する。
- 🔴 SDGsの意味。国連が定めた17の持続可能な開発目標。
- 🟡 投資の手法。問題のある企業を除くネガティブスクリーニングなどがある。
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執筆: SikakuQuest編集部