外貨建商品とは(全体像)
外貨建商品は、円ではなく、ドルやユーロなどの外国のお金で運用する商品。外貨預金や外貨建ての債券、FXなど、いろいろな種類がある。
押さえるのは、共通する為替リスクと、FXのレバレッジ。どの外貨建商品も、為替の動きで円に戻したときの金額が変わる。FXは少ない元手で大きく取引でき、ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:種類と為替リスク・FX
ここが記事の心臓部。まず、主な種類。
主な外貨建商品
| 商品 | 中身 |
|---|---|
| 外貨預金 | 外貨で預ける預金 |
| 外貨MMF | 外貨で運用する短期の投資信託 |
| 外債・外貨建保険 | 外貨建ての債券や保険 |
| FX | 外国為替証拠金取引(レバレッジは最大25倍) |
そして、共通する注意点。
外貨建商品の為替リスク
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 円高のとき | 円に戻すと目減りすることがある |
| 円安のとき | 円に戻すと増えることがある |
整理のコツは、まず共通するのは為替リスクだと押さえること。円高になると、外貨を円に戻したときに目減りすることがある。次にFXのレバレッジは最大25倍。少ない元手(証拠金)で、その最大25倍までの大きな取引ができる。
なお、ルールや料率は時期で変わることがある。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。
わかりやすく言い換えると
つまり外貨建商品は、「外国のお金で運用する商品で、為替の動きで金額が変わるもの」だとイメージするとラク。
要するに、外貨預金・外貨MMF・外債・外貨建保険・FXなど、いろいろな種類がある。どれにも共通するのが為替リスクで、円高が進むと円に戻したときに目減りすることがある(円安なら増えることがある)。なかでもFXは、少ない証拠金で大きく取引でき、そのレバレッジは最大25倍。
ひっかけは「外貨建商品には為替リスクがない」という思い込み。為替の動きで金額が変わる、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:FXのレバレッジは最大25倍
①FXは外国為替証拠金取引
②少ない証拠金で最大25倍まで取引できる
🔴 次に出る:共通する為替リスク
①円高が進むと円に戻したとき目減り
②円安が進むと円に戻したとき増える
🟡 押さえると安定:主な種類
①外貨預金・外貨MMF・外債
②外貨建保険・FXなど
よくある間違い
①「外貨建商品には、為替リスクがいっさいない」→ ✗ 外貨建商品は、為替の動きで円に戻したときの金額が変わる。
②「FXのレバレッジは、最大100倍までかけられる」→ ✗ FXのレバレッジは、最大25倍まで。
③「円高が進むと、外貨を円に戻したときに必ず増える」→ ✗ 円高のときは、円に戻すと目減りすることがある。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(FXのレバレッジ)
FX(外国為替証拠金取引)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- FXのレバレッジは、最大で100倍までかけられるものとされている
- FXは、少ない証拠金で取引でき、レバレッジは最大25倍である
- FXは、外貨とはまったく関係のない取引のことを指すものである
- FXは、レバレッジという考え方がいっさいない取引である
解答は 2 である。
FXは、少ない証拠金で取引でき、レバレッジは最大25倍じゃ。元手の最大25倍まで動かせるぞ。
選択肢1は「最大100倍」、選択肢3は「外貨と関係ない」、選択肢4は「レバレッジがない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 最大25倍まで |
| 2 | ✓ | 最大25倍で正しい |
| 3 | ✗ | 外貨を取引する |
| 4 | ✗ | レバレッジがある |
オリジナル問題2(為替リスク)
外貨建商品の為替リスクに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 外貨建商品は、為替が動いても金額がいっさい変わらないものである
- 外貨建商品は、為替とはまったく関係なく金額が決まるものである
- 外貨建商品は、円高が進むと円に戻したとき必ず増えるものである
- 外貨建商品は、円高が進むと円に戻したときに目減りすることがある
解答は 4 である。
外貨建商品は、円高が進むと円に戻したときに目減りすることがあるのじゃ。為替で金額が変わるぞ。
選択肢1は「変わらない」、選択肢2は「為替と関係ない」、選択肢3は「必ず増える」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 為替で変わる |
| 2 | ✗ | 為替で金額が変わる |
| 3 | ✗ | 円高では目減りすることがある |
| 4 | ✓ | 円高で目減りすることがあり正しい |
オリジナル問題3(主な種類)
外貨建商品の種類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 外貨建商品には、外貨預金・外貨MMF・外債・FXなどがある
- 外貨建商品は、外貨預金というたった1つの種類だけのものである
- 外貨建商品は、円だけで運用する商品のことを指すものである
- 外貨建商品は、運用とはまったく関係のないもののことである
解答は 1 である。
外貨建商品には、外貨預金・外貨MMF・外債・FXなどがあるのじゃ。いろいろな種類があるぞ。
選択肢2は「1種類だけ」、選択肢3は「円だけで運用」、選択肢4は「運用と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | いろいろな種類があり正しい |
| 2 | ✗ | 1種類ではない |
| 3 | ✗ | 外貨で運用する |
| 4 | ✗ | 運用する商品 |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 FXのレバレッジは最大25倍。少ない証拠金で、最大25倍まで取引できる。
- 🔴 共通する為替リスク。円高が進むと円に戻したとき目減り、円安なら増えることがある。
- 🟡 主な種類。外貨預金・外貨MMF・外債・外貨建保険・FXなど。
次に学ぶ
- 通貨政策(為替介入) ── 為替の動きに働きかける取り組み。為替リスクとあわせて為替の見方を整理できる。
- 預金商品と預金保険 ── 預金のしくみと保護。外貨預金とあわせて預金の見方を押さえられる。
執筆: SikakuQuest編集部