通貨政策(為替介入)とは?判断と実施・単独と協調

公開: 更新: カテゴリ: 金融資産運用

30秒で結論

通貨政策(為替介入)とは(全体像)

通貨政策の代表が為替介入。為替相場(円高・円安)が短い間に大きく動きすぎたとき、外国為替市場で通貨を売り買いして、その動きをやわらげる取り組み。

押さえるのは、だれが判断し・だれが実施するか、そしてどんな形で行うか。判断は財務省、実施は日本銀行。形は、一国だけで行う単独介入と、複数国が共同で行う協調介入。ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:判断と実施・単独と協調

ここが記事の心臓部。まず、役割の分担。

為替介入の役割分担

役割担い手
判断(やるかどうか)財務省
実施(実際の売買)日本銀行

そして、行う形のちがい。

単独介入と協調介入

中身
単独介入一国が単独で行う
協調介入複数国が共同で行う
直接介入外国為替市場で実際に売買する(中心の形)

整理のコツは、まず判断は財務省・実施は日本銀行だと押さえること。やるかどうかを決めるのは財務省、実際に市場で動くのは日本銀行。次に単独か協調か。一国だけなら単独介入、複数国が手を組めば協調介入。市場で実際に売買する直接介入が中心になる。

なお、為替や介入の動きは時事性が高い。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり通貨政策(為替介入)は、「行きすぎた為替の動きを、通貨の売り買いでやわらげる取り組み」だとイメージするとラク。

要するに、やるかどうかを判断するのは財務省、市場で実際に売買して実施するのは日本銀行。そして、一国だけで動くのが単独介入、複数国が手を組むのが協調介入。市場で実際に通貨を売り買いする直接介入が中心になる。

ひっかけは「為替介入は日本銀行が判断も実施もすべて行う」という思い込み。判断は財務省、実施が日本銀行、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:判断は財務省・実施は日本銀行

①やるかどうかを判断するのは財務省

②実際に市場で売買して実施するのは日本銀行

🔴 次に出る:単独介入と協調介入

①一国が単独で行うのが単独介入

②複数国が共同で行うのが協調介入

🟡 押さえると安定:直接介入が中心

①外国為替市場で実際に通貨を売買する

②行きすぎた為替の動きをやわらげる


よくある間違い

「為替介入は日本銀行が判断も実施もすべて行う」→ ✗  判断するのは財務省。実施するのが日本銀行。

「為替介入は必ず複数国が共同で行う」→ ✗  一国が単独で行う単独介入もある。

「為替介入は市場で売買せず口先だけで行う」→ ✗  市場で実際に売買する直接介入が中心。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(判断と実施)

📝 オリジナル問題 1 為替介入の判断と実施

為替介入の判断と実施に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 為替介入は、民間の銀行が自分の判断で自由に行うことのできる取引である
  2. 為替介入は、その判断を財務省が行い、実際の売買は日本銀行が実施している
  3. 為替介入は、判断から実施まですべてを日本銀行だけが単独で行うものである
  4. 為替介入は、為替相場の動きとはまったく関係のない取り組みのことである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 2 である。

為替介入は、判断を財務省が行い、実際の売買は日本銀行が実施するのじゃ。役割が分かれているぞ。

選択肢1は「民間の銀行が自由に」、選択肢3は「日本銀行だけが単独で」、選択肢4は「為替と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1民間が自由に行うものではない
2判断は財務省・実施は日銀で正しい
3判断は財務省が行う
4為替の動きをやわらげる

オリジナル問題2(単独と協調)

📝 オリジナル問題 2 単独介入と協調介入

為替介入の形に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 為替介入には、一国が行う単独介入と、複数の国が行う協調介入がある
  2. 為替介入は、つねに複数の国が共同で行うものと決まっているものである
  3. 為替介入は、一国が単独で行うことはいっさいできないものとされている
  4. 為替介入は、国の数とはまったく関係なく行われるもののことである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 1 である。

為替介入には、一国が単独で行う単独介入と、複数国が共同で行う協調介入があるのじゃ。組み方で呼び名が変わるぞ。

選択肢2は「つねに複数国」、選択肢3は「単独はできない」、選択肢4は「国の数と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1単独介入と協調介入があり正しい
2単独介入もある
3単独で行うこともある
4国の数で呼び名が変わる

オリジナル問題3(直接介入)

📝 オリジナル問題 3 直接介入

為替介入の形に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 為替介入は、市場では売買せず、口先で伝えるだけで行うのが中心である
  2. 為替介入は、為替相場を動かす力をいっさい持たない取り組みのことである
  3. 為替介入は、相場の動きとは関係なく毎日必ず行うものと決まっている
  4. 為替介入は、外国為替市場で実際に通貨を売買する直接介入が中心である
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 4 である。

為替介入は、外国為替市場で実際に通貨を売買する直接介入が中心じゃ。市場で動いて相場をやわらげるぞ。

選択肢1は「口先だけ」、選択肢2は「動かす力がない」、選択肢3は「毎日必ず行う」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1実際の売買が中心
2相場をやわらげる力がある
3行きすぎたときに行う
4市場で売買する直接介入が中心で正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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