デュレーションとは?感応度と残存期間

公開: 更新: カテゴリ: 金融資産運用

30秒で結論

デュレーションとは(全体像)

債券の価格は、金利が動くと反対方向に動く。金利が上がると価格は下がり、金利が下がると価格は上がる。その「動きやすさ」を表すのがデュレーション。

押さえるのは、デュレーションは金利変動への感応度だということ。そして、残存期間が長いほど大きくなる。動きやすさを知る道具で、ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:感応度と残存期間

ここが記事の心臓部。デュレーションの意味を整理する。

デュレーションの基本

項目中身
意味金利が動いたときの価格の感応度(動きやすさ)
残存期間長いほどデュレーションは大きい
修正デュレーション感応度を直接表す

そして、より細かく見るための道具。

コンベクシティ

項目中身
コンベクシティ価格と金利の関係の曲がりを表す
役割デュレーションだけでは足りない部分を補正する

整理のコツは、まずデュレーションは感応度だと押さえること。金利が少し動いたときに、価格がどれくらい動くかを表す。次に残存期間が長いほど大きい。満期までの期間が長い債券ほど、金利変動の影響を受けやすい。コンベクシティは、その動きの曲がりを補正する道具。

なお、計算の問われ方は試験で変わることがある。受験する年度の最新の出題傾向もあわせて見ておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまりデュレーションは、「金利が動いたとき、債券の価格がどれだけ揺れるかを表すものさし」だとイメージするとラク。

要するに、デュレーションは金利変動への感応度。数字が大きいほど、金利の動きで価格が大きく揺れる。そして、残存期間が長い債券ほどデュレーションは大きい修正デュレーションは感応度をそのまま表し、コンベクシティは価格の曲がりを補って、より正確に動きを見るための道具。

ひっかけは「残存期間が短い債券ほどデュレーションが大きい」という思い込み。長いほど大きい、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:デュレーションは感応度

①金利が動いたときの価格の動きやすさを表す

②修正デュレーションは感応度を直接表す

🔴 次に出る:残存期間が長いほど大きい

①残存期間が長い債券ほどデュレーションは大きい

②長いほど金利変動の影響を受けやすい

🟡 押さえると安定:コンベクシティ

①価格と金利の関係の曲がりを表す

②デュレーションを補正する役割


よくある間違い

「残存期間が短い債券ほどデュレーションが大きい」→ ✗  残存期間が長い債券ほどデュレーションは大きい。

「デュレーションは金利の動きとは関係のない数字である」→ ✗  デュレーションは金利変動への価格の感応度を表す。

「コンベクシティはデュレーションと同じものである」→ ✗  コンベクシティは価格の曲がりを表し、デュレーションを補正する。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(デュレーションの意味)

📝 オリジナル問題 1 デュレーションの意味

デュレーションに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. デュレーションは、金利などの動きとはまったく関係のない数字のことである
  2. デュレーションは、金利が動いたときの債券価格の感応度を表すものである
  3. デュレーションは、株価だけを直接決めるための計算式のことである
  4. デュレーションは、利息をいっさい受け取れないことを表すものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 2 である。

デュレーションは、金利が動いたときの債券価格の感応度を表すのじゃ。価格の動きやすさを見る道具だぞ。

選択肢1は「金利と関係ない」、選択肢3は「株価を決める」、選択肢4は「利息を受け取れない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1金利変動への感応度を表す
2価格の感応度を表して正しい
3株価を決める式ではない
4利息とは別の考え方

オリジナル問題2(残存期間との関係)

📝 オリジナル問題 2 残存期間とデュレーション

残存期間とデュレーションの関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 残存期間が短い債券ほど、デュレーションは大きくなるものである
  2. 残存期間とデュレーションには、まったく関係がないものである
  3. 残存期間が変わっても、デュレーションはつねに同じ値になるものである
  4. 残存期間が長い債券ほど、デュレーションは大きくなるものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 4 である。

残存期間が長い債券ほど、デュレーションは大きくなるのじゃ。満期まで長いほど金利の影響を受けやすいぞ。

選択肢1は長短が逆、選択肢2は「関係がない」、選択肢3は「つねに同じ」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1長いほど大きい
2残存期間で変わる
3残存期間で変わる
4長いほど大きくて正しい

オリジナル問題3(コンベクシティ)

📝 オリジナル問題 3 コンベクシティ

コンベクシティに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. コンベクシティは、価格の曲がりを表し、デュレーションを補正する道具である
  2. コンベクシティは、デュレーションとまったく同じ意味をもつ言葉のことである
  3. コンベクシティは、金利や価格とはいっさい関係のない数字のことである
  4. コンベクシティは、利息の金額そのものを表すための言葉のことである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 1 である。

コンベクシティは、価格の曲がりを表し、デュレーションを補正する道具じゃ。より正確に動きを見るために使うぞ。

選択肢2は「同じ意味」、選択肢3は「関係ない」、選択肢4は「利息の金額」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1曲がりを表し補正して正しい
2デュレーションとは別
3価格や金利に関わる
4利息の金額ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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