MAC・ARP(IPv6 NDP)とは?MACアドレスは機器ごとの48ビットの物理アドレス

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

MAC・ARPとは(全体像)

MACアドレスとは、機器ひとつひとつに、製造時から付けられた固有の番号である。世界で重複しないように決められた、いわば「名札」だ。一方IPアドレスは、あとから割り当てる「住所」で、変わることもある。

身近にたとえると、名札と住所のちがいのようなもの。MACは「その人自身に付いた変わらない名札(物理)」、IPは「いま住んでいる住所(論理)」である。

そしてARPは、「この住所(IP)の機器の名札(MAC)は?」と同じネット内に問い合わせるしくみだ。押さえるのは、MACとIPの役割のちがいと、ARPの働きである。


詳しく:MAC/IPの違いとARPの働きだけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。まずMACアドレスとIPアドレスのちがいを見ていくのだ。

MACアドレス と IPアドレス

MACアドレスIPアドレス
種類物理アドレス(機器の名札)論理アドレス(住所)
決まり方製造時から固定・世界で一意あとから割り当て・変わりうる
長さ48ビット(例 AA:BB:CC:DD:EE:FF)IPv4は32ビット

ここでひっかけが「MACアドレスとIPアドレスは同じもの」という誤解である。MACは物理(機器に付いた名札)、IPは論理(あとから割り当てる住所)で、役割がちがうのだ。

次に、ARPの働きである。

ARPの働き

項目内容
役割IPアドレスから、その機器のMACアドレスを調べる
方法「この住所(IP)は誰?」と同じネット内に問い合わせる
IPv6ではARPの代わりにNDPを使う

ここでもう1つのひっかけが「IPv6でもARPを使う」という誤解だ。IPv6では、ARPの代わりにNDP(近隣探索)を使う。ARPはIPv4のしくみで、IPv6ではNDPが同じ役割を担うのである。

わかりやすく言い換えると

要するに、名札と住所でイメージするとよい。

MACアドレス … その機器に最初から付いた、変わらない名札(物理・世界で一つ)

IPアドレス … いま使っている住所(論理・あとから割り当て、変わりうる)

ARP … 「この住所(IP)の機器の名札(MAC)は?」と同じネット内に聞くしくみ

つまり、MACは物理の名札・IPは論理の住所。ARPはIPからMACを調べ、IPv6ではNDPがその役割。ここが試験の急所である。


試験のツボ

🔴 一番出る:MACは物理・IPは論理

①MACアドレス = 機器の名札(物理・世界で一意・48ビット)

②IPアドレス = 住所(論理・あとから割り当て)

🔴 次に出る:ARPの役割

①IPアドレスから、その機器のMACアドレスを調べる

②同じネット内に「この住所は誰?」と問い合わせる

🟡 押さえると安定:IPv6ではNDP

①IPv6ではARPの代わりにNDPを使う

②「IPv4はARP、IPv6はNDP」で覚える


よくある間違い

「MACアドレスとIPアドレスは同じものである」→ ✗  MACは物理(機器の名札)、IPは論理(あとから割り当てる住所)。別もの。

「IPv6でもARPを使う」→ ✗  IPv6ではARPの代わりにNDPを使う。ARPはIPv4のしくみ。

「MACアドレスは使うたびに変わる」→ ✗  MACは製造時から固定で、世界で一つ。変わるのはIP(住所)のほう。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(MACアドレス)

📝 オリジナル問題 1 MACアドレスの性質

MACアドレスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. MACアドレスは画面の明るさを段階で細かく決めるための専用の設定だとされているものである
  2. MACアドレスは機器ごとに付いた物理アドレスで、世界で一つだけの名札のようなものである
  3. MACアドレスは音の大きさを段階で決めるための専用の機能だとされているものである
  4. MACアドレスは保存した文字を全部消すための専用の命令だとされているものである
アルゴキュブ
アルゴキュブ 解答・解説

解答は 2 である。

MACアドレスは、機器ごとに付いた物理アドレスで、世界で一つだけの名札のようなものである。製造時から固定で変わらないのだ。

選択肢1・3・4の「明るさ」「音の大きさ」「全部消す」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1画面の明るさの設定ではない
2機器ごとの物理アドレスで世界で一意
3音の大きさの機能ではない
4文字を消す命令ではない

オリジナル問題2(ARPの役割)

📝 オリジナル問題 2 ARPの役割

ARPに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. ARPは画面を必ず点滅させる専用の設定だとされているもの
  2. ARPは音を必ず二重に鳴らすための専用の機能だとされているものなのである
  3. ARPは保存した文字を必ず全部消すための専用の命令だとされているものである
  4. ARPはIPアドレスから、その機器のMACアドレスを調べるしくみである
アルゴキュブ
アルゴキュブ 解答・解説

解答は 4 である。

ARPは、IPアドレスから、その機器のMACアドレスを調べるしくみである。「この住所(IP)の機器の名札(MAC)は?」と同じネット内に問い合わせるのだ。

選択肢1・2の「点滅」「二重に鳴らす」、選択肢3の「全部消す」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1画面を点滅させる設定ではない
2音を鳴らす機能ではない
3文字を消す命令ではない
4IPアドレスからMACアドレスを調べる

オリジナル問題3(IPv6とNDP)

📝 オリジナル問題 3 IPv6でのARPの代替

IPv6でのアドレス解決に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. IPv6ではARPの代わりにNDP(近隣探索)を使ってMACアドレスを調べる
  2. IPv6でもIPv4とまったく同じARPをそのまま使い続けるものだとされているのである
  3. IPv6でのアドレス解決は、画面の明るさを決める設定だとされているものなのである
  4. IPv6でのアドレス解決は、音の大きさを決める機能だとされているもの
アルゴキュブ
アルゴキュブ 解答・解説

解答は 1 である。

IPv6では、ARPの代わりにNDP(近隣探索)を使ってMACアドレスを調べる。ARPはIPv4のしくみで、IPv6ではNDPが同じ役割を担うのだ。「IPv4はARP、IPv6はNDP」と覚えるとよい。

選択肢2の「同じARPを使い続ける」は誤りである。選択肢3・4の「明るさ」「音の大きさ」も関係ない。

選択肢判定理由
1IPv6はNDPでMACを調べる
2IPv6はARPではなくNDP
3画面の明るさの設定ではない
4音の大きさの機能ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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