Verification・Validation(V&V)とは?2つの違いと「両方必要」

公開: 更新: カテゴリ: マネジメント系

30秒で結論

V&Vとは(全体像)

V&Vは、「Verification(検証)」と「Validation(妥当性確認)」の2つをまとめた言葉。作ったものの品質を、2つの角度から確かめる活動だ。

合言葉で覚えると分かりやすい。Verification=「正しく作っているか(作り方が合っているか)」、Validation=「正しいものを作っているか(作る対象が合っているか)」


詳しく:2つの違いと「両方必要」

ここが心臓部。VerificationとValidationの違いを表で押さえよう。

VerificationとValidationの違い

言葉何を確かめるか合言葉
Verification(検証)仕様どおりに正しく作れているか正しく作っているか
Validation(妥当性確認)そもそも正しいものを作っているか正しいものを作っているか

ここでよく問われるのが、2つの合言葉の対応。「正しく作る」のがVerification、「正しいものを作る」のがValidation。似ているが、作り方が合っているか/作る対象が合っているか、という別の視点だ。

そしてもう1つ大事なのが、両方を行う必要があること。仕様どおりに正しく作れていても(Verificationはクリア)、そもそも求められていないものなら意味がない(Validationが必要)。逆もまた同じ。どちらか一方だけでは不十分、という点が問われる。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

VerificationとValidationは、料理にたとえられる。Verificationは「レシピどおりに正しく作れたか」、Validationは「そもそも、お客さんが食べたい料理だったか」。要するに、作り方の確認と、作る対象の確認だ。

「正しく作る」と「正しいものを作る」は、レシピどおりでも、注文と違えば意味がない、という関係。つまり、両方そろって初めて満足してもらえる。

「一方だけで十分」というのは思い込み。両方を行う、と覚えておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:2つの活動

①Verification(検証)=仕様どおりに正しく作れているか

②Validation(妥当性確認)=そもそも正しいものを作っているか

🔴 次に出る:合言葉の対応

①Verification=「正しく作っているか」(作り方)

②Validation=「正しいものを作っているか」(作る対象)

🟡 押さえると安定:両方必要

①どちらか一方だけでは不十分

②VerificationとValidationの両方を行う


よくある間違い

「VerificationとValidationは、まったく同じ意味だ」→ ✗  Verificationは「正しく作っているか」、Validationは「正しいものを作っているか」。視点が違う。

「Verificationさえ行えば、Validationはいらない」→ ✗  両方が必要。仕様どおりでも、求められていないものなら意味がない。

「Validationは、仕様どおりに作れているかを確かめることだ」→ ✗  仕様どおりかを見るのはVerification。Validationは、正しいものを作っているかを見る。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(V&Vの正体)

📝 オリジナル問題 1 V&Vの正体

V&Vに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 品質を確かめる2つの活動で、検証と妥当性確認をまとめて指す言葉である
  2. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみのことである
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指している
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動のことである
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 1 だよ。

V&Vは、品質を確かめる2つの活動で、検証(Verification)と妥当性確認(Validation)だよ。

選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うよ。

選択肢判定理由
1検証と妥当性確認の2活動で正しい
2給与計算のしくみではない
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(2つの違い)

📝 オリジナル問題 2 VerificationとValidationの違い

VerificationとValidationの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. Verificationは正しいものを作っているか、Validationは正しく作っているかである
  2. Verificationは正しく作っているか、Validationは正しいものを作っているかである
  3. VerificationもValidationも、社員の給与を計算することだけを指している
  4. VerificationもValidationも同じで、呼び名が2つあるだけで違いはないとされる
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 2 だよ。

Verificationは正しく作っているか、Validationは正しいものを作っているかだよ。「作り方」と「作る対象」の違いだね。

選択肢1は説明が逆、選択肢3は給与計算、選択肢4は「違いはない」が誤りだよ。

選択肢判定理由
1VerificationとValidationの説明が逆
2正しく作る・正しいものを作るで正しい
3給与計算のものではない
4両者には違いがある

オリジナル問題3(両方必要)

📝 オリジナル問題 3 V&Vは両方必要

V&Vの実施に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 検証さえ行えば、妥当性確認はいっさい行わなくてよいとされている
  2. 妥当性確認さえ行えば、検証はいっさい行わなくてよいとされている
  3. どちらも、社員の給与を計算することだけを目的にした活動だとされている
  4. 検証と妥当性確認の両方を行う必要があり、一方だけでは不十分である
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 4 だよ。

V&Vは、VerificationとValidationの両方を行う必要があり、一方だけでは不十分だよ。仕様どおりでも、求められていないものなら意味がないんだ。

選択肢1・2は「一方だけでよい」が誤り、選択肢3は給与計算で誤りだよ。

選択肢判定理由
1Validationも必要
2Verificationも必要
3給与計算が目的ではない
4両方が必要で正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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