TCPとUDPとは?用途の使い分けと、HTTP/3

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

TCPとUDPとは(全体像)

TCPとUDPは、データを相手まで送り届けるための、2つの方式のことだ。どちらもトランスポート層で使われる。

郵便でたとえると分かりやすい。TCPは「書留」(届いたか確認して、確実に)、UDPは「はがきをどんどん送る」(速いが、届き漏れもありうる)イメージだ。

ここで一番のポイント。TCPが、いつもいちばん良いわけではない。「TCPのほうが、どんなときも優れている」と思い込むと誤りで、動画やゲームのように、速さが大事な場面ではUDPが向く。用途で使い分ける。


詳しく:用途の使い分けと、HTTP/3

ここが心臓部。2つを表で押さえよう。

TCPとUDPの違い

項目TCPUDP
接続確立する(コネクション型)しない(コネクションレス)
信頼性高い(順序保証・再送)低い(届く保証は弱い)
速さUDPより遅い速い・軽い
向く用途Web・メール動画・ゲーム・音声通話

使い分けの考え方はかんたん。正確さが大事ならTCP、速さが大事ならUDPだ。たとえば、動画は多少データが欠けても流れ続けるほうが大事なので、UDPが向く。

ここで注意。最新のHTTP/3は、UDPベースのQUICというしくみを使う。「HTTPはすべてTCPを使う」と思い込むと誤りになる。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

TCPは、「書留。届いたか確認して、順番どおり・抜けなく確実に届ける」こと。要するに、正確さ重視。

UDPは、「はがきをどんどん送る。速くて軽いが、届き漏れもありうる」こと。つまり、速さ重視。

「用途で使い分け」というのは、正確さが大事ならTCP、速さが大事ならUDPだということ。どちらが常に優れている、わけではない。


試験のツボ

🔴 一番出る:TCPとUDPの違い

①TCP=接続を確立・信頼性高い(順序保証・再送)

②UDP=接続なし・高速軽量(届く保証は弱い)

🔴 次に出る:用途の使い分け

①TCP=Web・メール(正確さが大事)

②UDP=動画・ゲーム・音声通話(速さが大事)

🟡 押さえると安定:どちらが上ではない/HTTP/3

①TCPが常に最良ではない(用途次第)

②最新のHTTP/3は、UDPベースのQUICを使う


よくある間違い

「TCPのほうが、どんなときもUDPより優れている」→ ✗  用途次第。動画やゲームなど、速さが大事な場面ではUDPが向く。

「HTTPは、すべてTCPを使う」→ ✗  最新のHTTP/3は、UDPベースのQUICというしくみを使う。

「UDPは、順番どおり・抜けなく確実に届けるプロトコルだ」→ ✗  順序保証・再送をするのはTCP。UDPは速さ重視で、届く保証は弱い。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(TCP・UDPの正体)

📝 オリジナル問題 1 TCP・UDPの正体

TCP・UDPに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. データを送り届けるための、2つの通信方式(プロトコル)である
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
エーアイコアラ
エーアイコアラ 解答・解説

解答は 2 です。

TCP・UDPは、データを送り届けるための、2つの方式(プロトコル)なのです。どちらもトランスポート層で使われるなります。

選択肢1は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うのです。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2データを送り届ける2つの方式で正しい
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(TCPとUDPの違い)

📝 オリジナル問題 2 TCPとUDPの違い

TCPとUDPの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、違いが出るとされているものである
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、違いが決まるとされているのだ
  3. TCPもUDPも、まったく同じ方式だとされているものなのである
  4. TCPは信頼性重視(順序保証・再送)、UDPは高速・軽量である
エーアイコアラ
エーアイコアラ 解答・解説

解答は 4 です。

TCPは信頼性重視(順序保証・再送)、UDPは高速・軽量なのです。書留と、はがきをどんどん送るイメージなります。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「まったく同じ方式」は、いずれも違うのです。

選択肢判定理由
1給与計算で違いが出るのではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3TCPとUDPは方式が違う
4TCP=信頼性・UDP=高速軽量で正しい

オリジナル問題3(用途の使い分け)

📝 オリジナル問題 3 TCPとUDPの使い分け

TCPとUDPの使い分けに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. TCPが常に最良とは限らず、動画やゲームなどではUDPが向く
  2. 社員の給与を計算するときだけ、使い分けるとされているものである
  3. 取引先へ請求書を郵送するときだけ、使い分けるとされているのだ
  4. どんなときも、TCPのほうがUDPより優れているとされているのである
エーアイコアラ
エーアイコアラ 解答・解説

解答は 1 です。

TCPが常に最良ではなく、動画やゲームなどはUDPが向くのです。正確さが大事ならTCP、速さが大事ならUDPなります。

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「TCPが常に優れている」は、いずれも違うのです。

選択肢判定理由
1用途次第・動画やゲームはUDPで正しい
2給与計算で使い分けるのではない
3請求書のときだけではない
4TCPが常に優れているとは限らない

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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