生成AIとは(全体像)
生成AIとは、学習したデータをもとに、文章・画像・音声など、新しいコンテンツを作り出すAIのことだ。これまでのAIが「分類する・予測する」のが中心だったのに対し、生成AIは「作り出す」のが特徴だ。
文章を扱う代表が、LLM(大規模言語モデル)だ。ChatGPTなどがこれにあたり、質問に答えたり、文章を書いたりできる。
ここで一番のポイント。生成AIは、新しいコンテンツを作り出すAIだ。「生成AIは、ただ検索して見つけたものを表示しているだけだ」と思い込むと誤りで、学習をもとに、その場で新しく作り出している。
詳しく:ハルシネーションと、プロンプト
ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。
生成AIのポイント
| 項目 | やさしい意味 |
|---|---|
| 生成AI | 新しいコンテンツを作り出すAI |
| LLM | 文章を扱う生成AI(ChatGPTなど) |
| ハルシネーション | もっともらしい誤りを生むことがある |
| プロンプト | AIへの指示文(工夫が大事) |
生成AIで一番注意したいのが、ハルシネーションだ。これは、もっともらしいけれど、事実とは違う内容を、生成AIが作ってしまうこと。
ここで一番のポイント。生成AIは、常に正確とはかぎらない(ハルシネーションがある)。「生成AIの答えは、いつも正しい」と思い込むと誤りで、人が内容を確かめることが欠かせない。また、よい答えを引き出すには、プロンプト(AIへの指示文)の工夫が大事だ。
わかりやすく言い換えると
身近なたとえで整理しよう。
生成AIは、「学んだことをもとに、新しい文章や絵をその場で作ってくれる相手」のイメージ。要するに、検索ではなく作り出す。
ハルシネーションは、「自信たっぷりに、まちがった答えを言ってしまうこと」こと。つまり、鵜呑みにせず確かめる。
プロンプトは、「AIへのお願いの文。聞き方を工夫すると、よい答えが返ってくる」こと。
試験のツボ
🔴 一番出る:生成AIの正体
①文章・画像・音声など、新しいコンテンツを作り出すAI
②文章を扱う代表がLLM(ChatGPTなど)
🔴 次に出る:ハルシネーション
①もっともらしい誤りを生むことがある
②生成AIは常に正確とはかぎらない(確認が必要)
🟡 押さえると安定:プロンプト
①プロンプトは、AIへの指示文
②聞き方を工夫すると、よい答えが返ってくる
よくある間違い
①「生成AIは、検索して見つけたものを表示しているだけだ」→ ✗ 学習をもとに、その場で新しいコンテンツを作り出している。
②「生成AIの答えは、いつも正しい」→ ✗ もっともらしい誤り(ハルシネーション)があり、人の確認が必要。
③「プロンプトは、検索キーワードと同じものだ」→ ✗ プロンプトはAIへの指示文で、工夫(設計)が答えの質を左右する。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(生成AIの正体)
生成AIに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 文章や画像など、新しいコンテンツを作り出すAIのことである
- 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
- 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
- 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
解答は 1 である。
生成AIは、文章や画像など、新しいコンテンツを作り出すAIじゃ。検索ではなく作り出すと心得るがよい。
選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告ゆえ、どれも違うのじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 新しいコンテンツを作り出すで正しい |
| 2 | ✗ | 給与計算のしくみではない |
| 3 | ✗ | 請求書の事務の話 |
| 4 | ✗ | 広告活動ではない |
オリジナル問題2(ハルシネーション)
生成AIのハルシネーションに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与を計算するときだけ、起きるとされているものである
- 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているものだ
- システムの動きが、少しだけ速くなるとされているものである
- もっともらしいが、事実とは違う内容を生んでしまうことである
解答は 4 である。
ハルシネーションは、もっともらしいが、事実と違う内容を生成AIが作ってしまうことじゃ。鵜呑みにせず確かめると心得るがよい。
選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「速くなる」は、いずれも違うのじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算のときだけではない |
| 2 | ✗ | 請求書の枚数で決まるのではない |
| 3 | ✗ | 速くなるものではない |
| 4 | ✓ | もっともらしい誤りを生むで正しい |
オリジナル問題3(プロンプト)
生成AIのプロンプトに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与を計算するときだけ、使われるとされているものだ
- 取引先への請求書を郵送するときだけ、使われるとされている
- AIへの指示文で、その工夫が答えの質を左右するものである
- ただの検索キーワードと、まったく同じものだとされているのだ
解答は 3 である。
プロンプトは、AIへの指示文で、聞き方の工夫が答えの質を左右するのじゃ。検索キーワードとは別ものと心得るがよい。
選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「検索キーワード」は、いずれも違うのじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算のときだけではない |
| 2 | ✗ | 請求書のときだけではない |
| 3 | ✓ | AIへの指示文で工夫が大事で正しい |
| 4 | ✗ | 検索キーワードとは別もの |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 正体 = 文章・画像・音声など、新しいコンテンツを作り出すAI。文章を扱う代表がLLM(ChatGPTなど)。
- 🔴 ハルシネーション = もっともらしいが事実と違う内容を生むことがある。生成AIは常に正確とはかぎらず、人の確認が必要。
- 🟡 プロンプト = AIへの指示文。聞き方を工夫すると、よい答えが返ってくる。
次に学ぶ
- 機械学習の3種類 ── AIの学び方。生成AIも、深層学習という機械学習を土台にしている。
- AI利活用ガイドライン ── AIを安全に使うための指針。生成AIの注意点ともつながる。
執筆: SikakuQuest編集部