RAID(記憶装置の観点)とは?レベル別の特徴と、耐えられる故障台数

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

RAIDとは(全体像)

RAIDとは、複数のディスクをまとめて1つのように扱い、速さや安全性を高める技術のことだ。記憶装置を組み合わせて、「速くする」か「壊れに強くする」か(またはその両方)を実現する。

代表的なレベルを、やさしく見てみよう。

ここで一番のポイント。RAID 0は、冗長化(安全性アップ)ではなく、高速化だけだ。「RAID 0で安全性が上がる」と思い込むと誤りになる。むしろ、台数が増える分、1台でも壊れると危ない。


詳しく:レベル別の特徴と、耐えられる故障台数

ここが心臓部。代表的なレベルを表で押さえよう。

RAIDの代表的なレベル

レベル特徴必要台数耐えられる故障
RAID 0高速(冗長性なし)2台以上なし
RAID 1ミラーリング(複製)2台1台
RAID 5分散パリティ3台以上1台
RAID 6ダブルパリティ4台以上2台

RAID 5は、3台以上で組み、復元用の情報を分散して持つので、1台が壊れても、残りから復元できる。ここで注意。RAID 5が耐えられるのは1台までの故障だ。「RAID 5は2台の故障に耐える」と思い込むと誤りで、2台の故障に耐えるのはRAID 6だ。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

RAIDは、「複数のディスクを組み合わせて、速さや安全性を高めるしくみ」のイメージ。荷物を運ぶ人を増やすような考え方だ。つまり、台数を活かして、速さや安全性を得る。

RAID 0は、「荷物を分担して速く運ぶ。でも1人倒れると荷物がバラバラ」(高速だが冗長性なし)。RAID 1は、「同じ荷物を2人が持つ。1人倒れても大丈夫」(ミラーリング)。

RAID 5は、「3人以上で分担しつつ、復元用の情報も分けて持つ。1人倒れても復元できる」。要するに、1台までの故障なら耐えられる。


試験のツボ

🔴 一番出る:レベル別の特徴

①RAID 0=高速(冗長性なし)、RAID 1=ミラーリング(複製)

②RAID 5=分散パリティ(3台以上)、RAID 6=ダブルパリティ(4台以上)

🔴 次に出る:RAID 0は冗長化ではない

①RAID 0は高速化だけで、冗長性はない

②1台でも壊れると、データ全体がダメになる

🟡 押さえると安定:耐えられる故障台数

①RAID 5は1台までの故障に耐える

②2台の故障に耐えるのはRAID 6


よくある間違い

「RAID 0は、冗長化(安全性アップ)の技術だ」→ ✗  RAID 0は高速化だけで、冗長性はない。1台壊れるとデータ全体がダメに。

「RAID 5は、2台が同時に壊れても耐えられる」→ ✗  RAID 5は1台までの故障に耐える。2台の故障に耐えるのはRAID 6。

「RAID 1(ミラーリング)は、データを分散して高速化する技術だ」→ ✗  ミラーリングは同じデータを複製して安全にする技術。分散して高速化するのはRAID 0。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(RAIDの正体)

📝 オリジナル問題 1 RAIDの正体

RAIDに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. 複数のディスクをまとめて、速さや安全性を高めていく技術である
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
セクハム
セクハム 解答・解説

解答は 2 だよ!

RAIDは、複数のディスクをまとめて、速さや安全性を高める技術なんだよ!記憶装置を組み合わせて、速くしたり壊れに強くしたりするんだね!

選択肢1は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うよ!

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2複数ディスクで速さ・安全性を高めるで正しい
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(RAID 0)

📝 オリジナル問題 2 RAID 0の特徴

RAID 0に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、使われるものだとされている
  2. 取引先へ請求書を郵送するときだけ、使われるものだとされる
  3. データを分散して高速化するが、冗長性はない(高速化だけ)
  4. 1台でも壊れると安全性が上がる、冗長化の技術だとされている
セクハム
セクハム 解答・解説

解答は 3 だよ!

RAID 0は、データを分散して高速化するが、冗長性はない(高速化だけ)なんだよ!1台でも壊れると、データ全体がダメになるから注意だね!

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「冗長化の技術」は、いずれも違うよ!

選択肢判定理由
1給与計算のときだけではない
2請求書のときだけではない
3高速化だけで冗長性なしで正しい
4RAID 0は冗長化ではない

オリジナル問題3(RAID 5の耐障害)

📝 オリジナル問題 3 RAID 5の耐えられる故障

RAID 5に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与の計算しだいで、耐えられる台数が決まるとされている
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、台数が決まるとされているのだ
  3. 同時に3台が壊れても、必ず復元できるものだとされているのである
  4. 分散パリティで、1台までの故障に耐える(2台はRAID 6)
セクハム
セクハム 解答・解説

解答は 4 だよ!

RAID 5は、分散パリティで、1台までの故障に耐える(2台はRAID 6)んだよ!3台以上で組んで、復元用の情報を分けて持つんだね!

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「3台壊れても復元」は、いずれも違うよ!

選択肢判定理由
1給与計算で決まるのではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3RAID 5は1台までの故障に耐える
41台まで耐える・2台はRAID 6で正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

勉強は、クエストになった。

資格の勉強を、冒険に変えるRPG学習アプリ

App Storeで見る