QC7つ道具とは?パレート図と特性要因図

公開: 更新: カテゴリ: マネジメント系

30秒で結論

QC7つ道具とは(全体像)

QC7つ道具は、品質管理(できたものの質を保つ取り組み)で使う、数値データを分析するための7つの道具のこと。

ポイントは、7つはそれぞれ目的が違うこと。「どれも同じように使う」のではなく、調べたいことに合わせて、使い分ける

まず、7つを表でざっと見ておこう。中でもパレート図特性要因図が、とくによく問われる。

QC7つ道具

道具何に使うか
パレート図項目を多い順に並べ、重要なものを見つける
特性要因図結果に対する原因を、魚の骨のようにたどる
ヒストグラムデータのばらつき(分布)を見る
管理図時間に沿って、安定しているかを見る
散布図2つの値の関係(相関)を見る
チェックシートデータを集めて記録する
グラフ数値を見やすく図にする

詳しく:パレート図と特性要因図

ここが心臓部。とくに大事な2つを掘り下げよう。

ひとつめ。パレート図。これは、項目を「多い順」に棒で並べ、その積み上がり(累積)も一緒に示した図。これを見ると、全体の2割ほどの項目が、影響の8割ほどを占めることが多いと分かる。だから、「上位の重要な項目」から手を打つのに役立つ。「どれを優先するか」を決めるときに使う。

ふたつめ。特性要因図(魚の骨図)。これは、ある結果(不良など)に対して、その原因を、魚の骨のような形で枝分かれさせて整理する図。原因を「人・機械・材料・方法」などの観点で書き出し、「なぜ起きたか」をたどるのに使う。

この2つは目的がはっきり違う。パレート図は「どれが重要か(優先順位)」、特性要因図は「なぜ起きたか(原因)」を見る道具だ。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

QC7つ道具は、「目的別の道具箱」のイメージ。ドライバー・ハンマー……と用途が違うように、7つの道具もそれぞれ役割が違う。要するに、調べたいことで使い分ける。

パレート図は、「いちばん多い不満から先に直す」ための図。つまり、影響の大きいものを上位から見つけて、優先して対処するわけだ。

特性要因図(魚の骨図)は、「なぜ?を枝分かれで書き出す」図。つまり、結果の原因を、いくつかの観点に分けてたどる、ということだ。


試験のツボ

🔴 一番出る:それぞれ目的が違う

①QC7つ道具は、数値データを分析する道具の集まり

②7つはそれぞれ別の目的をもち、使い分ける

🔴 次に出る:パレート図

①項目を多い順に並べ、重要なものを見つける

②上位の項目から優先して対処するのに使う

🟡 押さえると安定:特性要因図(魚の骨図)

①結果に対する原因を、魚の骨のようにたどる

②「人・機械・材料・方法」などの観点で原因を整理する


よくある間違い

「QC7つ道具は、どれも同じ用途で使う」→ ✗  7つはそれぞれ目的が違う。調べたいことに合わせて使い分ける。

「パレート図は、原因を魚の骨のようにたどる図だ」→ ✗  原因をたどるのは特性要因図。パレート図は、重要な項目を多い順に見つける図。

「特性要因図は、2つの値の関係(相関)を見る図だ」→ ✗  2つの値の関係を見るのは散布図。特性要因図は、原因をたどる図。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(QC7つ道具の正体)

📝 オリジナル問題 1 QC7つ道具の正体

QC7つ道具に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤の時刻を記録して、毎月の給与を計算するための道具である
  2. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務の道具のことを指している
  3. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告の道具である
  4. 品質管理で、数値データを分析するための、目的別の7つの道具である
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 4 だよ。

QC7つ道具は、品質管理で、数値データを分析するための、目的別の7つの道具だよ。それぞれ役割が違うんだ。

選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢3は広告で、どれも違うよ。

選択肢判定理由
1給与計算の道具ではない
2請求書の事務の道具ではない
3広告の道具ではない
4数値データを分析する7つの道具で正しい

オリジナル問題2(パレート図)

📝 オリジナル問題 2 パレート図

パレート図に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 項目を多い順に並べ、重要なものを見つけるのに使う図である
  2. 結果に対する原因を、魚の骨のような形でたどるための図である
  3. 社員の給与を計算して、毎月の振り込みを行うための図である
  4. 取引先へ請求書を郵送する事務作業の手順を示すための図である
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 1 だよ。

パレート図は、項目を多い順に並べ、重要なものを見つけるのに使う図だよ。上位の項目から優先して対処できるんだ。

選択肢2は特性要因図、選択肢3の給与計算、選択肢4の請求書の事務は、いずれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1多い順に並べ重要なものを見つけるで正しい
2原因をたどるのは特性要因図
3給与計算の図ではない
4請求書の事務の図ではない

オリジナル問題3(特性要因図)

📝 オリジナル問題 3 特性要因図

特性要因図(魚の骨図)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 項目を多い順に並べて、重要なものを見つけるための図である
  2. 社員の出退勤を記録して、給与を計算するための図のことである
  3. 結果に対する原因を、魚の骨のような形でたどるための図である
  4. 取引先へ請求書を郵送する事務作業の手順を示すための図である
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 3 だよ。

特性要因図は、結果に対する原因を、魚の骨のような形でたどるための図だよ。「人・機械・材料・方法」などの観点で原因を整理するんだ。

選択肢1はパレート図、選択肢2の給与計算、選択肢4の請求書の事務は、いずれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1多い順に並べるのはパレート図
2給与計算の図ではない
3原因を魚の骨でたどるで正しい
4請求書の事務の図ではない

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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