OSS開発とは?ライセンスとコピーレフト

公開: 更新: カテゴリ: マネジメント系

30秒で結論

OSS開発とは(全体像)

OSSは、「Open Source Software」の略。ソースコード(プログラムの中身の文章)を公開して、みんなが利用・改変・再配布できるようにしたソフトのことだ。代表例は、Linux(OS)やApache(Webサーバ)など。

ふつうの市販ソフトは、中身が見えず、勝手に直したり配ったりできない。一方OSSは、中身が公開されていて、決められた条件(ライセンス)を守れば、自由に使い、直し、配ることができる

ここで一番の勘違いポイント。OSS=無料(タダ)、ではない。OSSの「自由(オープン)」は「使い方の自由」を指し、料金が無料かどうかとは別の話。多くは無料で使えるが、「OSSだから必ずタダ」ではない、という点が問われる。


詳しく:ライセンスとコピーレフト

ここが心臓部。OSSを使うときは、ライセンス(使用条件)を守る必要がある。代表的なものを表で押さえよう。

代表的なOSSライセンス

ライセンス特徴
GPL改変して配るなら、その成果も同じGPLで公開する必要がある(コピーレフト)
MIT条件がゆるく、商用利用もしやすい

とくに大事なのが、GPLのコピーレフトという考え方。これは、GPLのOSSを改変して配布するなら、その改変版も同じGPLで公開しなければならないというルールだ。「自由を受け継がせる」しくみで、「改変したものは非公開にできる」と思い込むと誤りになる。

一方、MITのように条件がゆるく、商用にも使いやすいライセンスもある。OSSといっても、ライセンスごとに守るべき条件が違うので、使う前に確認するのが大事だ。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

OSSは、「レシピを公開した料理」のイメージ。中身(レシピ=ソースコード)が見えて、条件を守れば自分で作ったり、アレンジしたり、配ったりできる。要するに、中身を公開して、みんなで使えるようにしたソフトだ。

「OSS=無料」というのは思い込み。「自由に使える」と「タダ」は別。つまり、自由に使えても、必ずしも無料とは限らない。

コピーレフト(GPL)は、「アレンジしたら、そのレシピも同じように公開してね」という約束。つまり、自由を次の人にも受け継がせるしくみだ。


試験のツボ

🔴 一番出る:OSSの正体

①ソースコードを公開し、ライセンスのもとで利用・改変・再配布できる

②代表はLinux・Apacheなど

🔴 次に出る:OSS=無料ではない

①「自由に使える」という意味で、無料とは別の話

②多くは無料だが、「OSSだから必ずタダ」ではない

🟡 押さえると安定:ライセンスの違い

①GPL=改変版も同じGPLで公開(コピーレフト)

②MIT=条件がゆるく、商用にも使いやすい


よくある間違い

「OSSは、必ず無料(タダ)で使えるソフトのことだ」→ ✗  OSSの「自由」は使い方の自由。無料かどうかとは別の話。

「GPLのOSSを改変して配るとき、改変版は非公開にしてよい」→ ✗  GPLはコピーレフト。改変版も同じGPLで公開する必要がある。

「OSSは、どのライセンスでも守る条件はまったく同じだ」→ ✗  GPLやMITなど、ライセンスごとに守るべき条件が違う。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(OSSの正体)

📝 オリジナル問題 1 OSSの正体

OSS(オープンソースソフトウェア)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤の時刻を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみである
  2. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指している
  3. 中身を一切公開せず、勝手な改変も再配布も禁止しているソフトのことである
  4. ソースコードを公開し、ライセンスで利用・改変・再配布できるソフトである
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 4 だよ。

OSSは、ソースコードを公開し、ライセンスのもとで利用・改変・再配布できるソフトだよ。条件を守れば自由に使えるんだ。

選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢3は「公開せず禁止」で、どれも違うよ。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2請求書の事務の話
3OSSは中身を公開する
4公開し利用改変再配布できるで正しい

オリジナル問題2(OSSと無料)

📝 オリジナル問題 2 OSSは無料か

OSSと料金の関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. OSSは、どんな場合でも必ず無料でなければならないと決められている
  2. OSSの「自由」は使い方の自由を指し、無料かどうかとは別の話である
  3. OSSは、必ず高額な料金を払わないと使えないものだとされている
  4. OSSは、料金とはいっさい関係がなく、使うこと自体ができない
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 2 だよ。

OSSの「自由」は使い方の自由を指し、無料かどうかとは別の話だよ。多くは無料で使えるけど、「OSSだから必ずタダ」ではないんだ。

選択肢1の「必ず無料」、選択肢3の「必ず高額」、選択肢4の「使えない」は、いずれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1必ず無料とは限らない
2自由と無料は別の話で正しい
3必ず高額というわけではない
4条件を守れば使える

オリジナル問題3(GPLのコピーレフト)

📝 オリジナル問題 3 GPLのコピーレフト

GPLのコピーレフトに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. GPLのOSSを改変したら、その改変版は必ず非公開にしなければならない
  2. GPLは、改変も再配布もいっさい認めていないライセンスのことである
  3. GPLのOSSを改変して配るなら、改変版もGPLで公開する必要がある
  4. GPLは、社員の給与を計算するためのしくみの名前のことを指している
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 3 だよ。

GPLは、改変して配るなら、改変版も同じGPLで公開する必要があるよ。これがコピーレフトという考え方だね。

選択肢1は「非公開にする」が逆、選択肢2の「認めない」、選択肢4の給与計算は、いずれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1公開が必要で、非公開は逆
2改変・再配布は認められている
3改変版も同じGPLで公開で正しい
4給与計算のしくみではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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