OSI参照モデルとは?層の分担と、参照モデルの位置づけ

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30秒で結論

OSI参照モデルとは(全体像)

OSI参照モデルとは、ネットワークの機能を、役割ごとに7つの層に分けて整理した、国際標準の考え方(モデル)のことだ。

なぜ層に分けるかというと、役割を分担しておくと、それぞれを別々に考えたり、作りかえたりしやすいから。荷物を送る作業を、「梱包する人・運ぶ人・配達する人」と分けるようなイメージだ。

7つの層を、下から順に見てみよう。

ここで一番のポイント。物理層が1番下、アプリケーション層が7番上だ。「アプリケーション層が1番下」と思い込むと誤りになる。下のほうが物理的な配線、上のほうがアプリの中身だ。


詳しく:層の分担と、参照モデルの位置づけ

ここが心臓部。7層を表で押さえよう。

OSI参照モデルの7層(下から上へ)

名前役割の例
7アプリケーション層アプリのやりとり(HTTP)
6プレゼンテーション層暗号化・圧縮
5セッション層通信の開始・終了
4トランスポート層端から端まで(TCP・UDP)
3ネットワーク層道さがし(IP)
2データリンク層隣との通信(MACアドレス)
1物理層ケーブル・電気信号

大きく分けると、下位3層(物理・データリンク・ネットワーク)が通信の制御上位4層(トランスポート〜アプリ)がデータの処理を担う。

ここで一番のポイント。OSI参照モデルは、あくまで「参照モデル(考え方の基準)」だ。実際のインターネットの実装は、これをまとめたTCP/IPの4層モデルが主流。「OSIの7層が、そのまま実装されている」と思い込むと誤りになる。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

OSI参照モデルは、「ネットワークの仕事を、役割ごとに7つの層に分けた整理棚」のイメージ。荷物を送る作業を、梱包・運搬・配達と分けるような考え方だ。

層の順番は、「下が物理的な配線、上がアプリの中身。物理層が1、アプリ層が7」こと。要するに、下から上へ7段ある。

「参照モデル」というのは、あくまで考え方の基準で、実際の実装はTCP/IPの4層が主流だということ。つまり、7層は概念の整理で、そのまま動いているわけではない。


試験のツボ

🔴 一番出る:7層の順番

①下から、物理→データリンク→ネットワーク→トランスポート

②さらに、セッション→プレゼンテーション→アプリケーション(物理が1、アプリが7)

🔴 次に出る:各層の役割

①下位3層=通信の制御(物理・データリンク・ネットワーク)

②上位4層=データの処理(トランスポート〜アプリ)

🟡 押さえると安定:参照モデルの位置づけ

①OSIはあくまで参照モデル(考え方の基準)

②実際の実装は、TCP/IPの4層モデルが主流


よくある間違い

「アプリケーション層が1番下で、物理層が1番上だ」→ ✗  逆で、物理層が1番下(1)、アプリケーション層が1番上(7)。

「OSIの7層が、そのまま実際に実装されている」→ ✗  OSIは参照モデル(概念)。実際の実装は、TCP/IPの4層が主流。

「OSI参照モデルは、社内の組織図を表したものだ」→ ✗  OSI参照モデルは、ネットワークの機能を7層に分けて整理した考え方。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(OSI参照モデルの正体)

📝 オリジナル問題 1 OSI参照モデルの正体

OSI参照モデルに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. ネットワークの機能を、7つの層に分けて整理した考え方である
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
エーアイコアラ
エーアイコアラ 解答・解説

解答は 2 です。

OSI参照モデルは、ネットワークの機能を、7つの層に分けて整理した考え方なのです。役割ごとに分担した整理棚のイメージなります。

選択肢1は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うのです。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2機能を7層に分けた考え方で正しい
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(層の順番)

📝 オリジナル問題 2 OSI参照モデルの層の順番

OSI参照モデルの層の順番として、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与の計算しだいで、順番が決まるとされているものである
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、順番が決まるとされているのだ
  3. アプリケーション層が1番下、物理層が1番上だとされているのだ
  4. 物理層が1番下で、アプリケーション層が1番上(7番目)である
エーアイコアラ
エーアイコアラ 解答・解説

解答は 4 です。

順番は、物理層が1番下、アプリケーション層が1番上(7番)なのです。下が物理的な配線、上がアプリの中身なります。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「アプリ層が1番下」は、いずれも違うのです。

選択肢判定理由
1給与計算で決まるのではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3物理層が1番下で、逆である
4物理層が1・アプリ層が7で正しい

オリジナル問題3(参照モデルの位置づけ)

📝 オリジナル問題 3 参照モデルと実装

OSI参照モデルと実装の関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. あくまで参照モデル(概念)で、実装はTCP/IP4層が主流
  2. 社員の給与を計算するときだけ、使われるものだとされている
  3. 取引先へ請求書を郵送するときだけ、使われるものだとされる
  4. 7層がそのまま、実際に実装されているものだとされているのだ
エーアイコアラ
エーアイコアラ 解答・解説

解答は 1 です。

OSI参照モデルは、あくまで参照モデル(概念)で、実装はTCP/IPの4層が主流なのです。7層は考え方の整理なります。

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「7層がそのまま実装」は、いずれも違うのです。

選択肢判定理由
1参照モデルで実装はTCP/IP 4層で正しい
2給与計算のときだけではない
3請求書のときだけではない
47層はそのまま実装されてはいない

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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