マルウェアの種類とは?ウイルス・ワーム・トロイの木馬の違い

公開: 更新: カテゴリ: セキュリティ系

30秒で結論

マルウェアの種類とは(全体像)

マルウェアとは、コンピュータに害を与える、悪意のあるソフトウェアをまとめて呼ぶ総称のことだ(malicious software=悪意のあるソフト)。代表的な種類を見てみよう。

ここで一番のポイント。マルウェアは総称で、ウイルスはその1種類だ。「マルウェアとウイルスは、まったく同じ意味だ」と思い込むと誤りで、ウイルスは、たくさんあるマルウェアのうちの1つにすぎない。


詳しく:ウイルス・ワーム・トロイの木馬の違い

ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。

マルウェアの代表的な種類

種類やさしい意味
マルウェア悪意あるソフトの総称(ウイルスは1種類)
ウイルス他のファイルに寄生して、自己複製して増える
ワーム単独で、自律的に増える(寄生しない)
トロイの木馬正規ソフトを装って潜入(自己複製しない)

似ていて混乱しやすいのが、ウイルス・ワーム・トロイの木馬だ。ウイルスは「他のファイルに寄生」して増える。ワームは「寄生せず、単独で」自律的に増える。トロイの木馬は「正規ソフトのふりをして」潜入する

ここで一番のポイント。ワームは、寄生せず単独で増える。「ワームとウイルスは、まったく同じものだ」と思い込むと誤りで、寄生するか(ウイルス)、単独で増えるか(ワーム)が違う。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

マルウェアは、「悪さをするソフト全部をまとめた呼び名」のイメージ。ウイルスは、その中の一種類だ。

3つの違いは、「ウイルス=他のファイルに取りつく/ワーム=自分だけで勝手に広がる/トロイの木馬=いい人のふりをして入り込む」こと。要するに、増え方や入り方が違う。

トロイの木馬は、「贈り物に見せかけて中に兵士をしのばせた、神話の木馬のように、正規ソフトを装って忍び込む」こと。つまり、いい人のふりをして入り込む。


試験のツボ

🔴 一番出る:マルウェアは総称

①マルウェアは、悪意あるソフトの総称

②ウイルスは、その1種類にすぎない

🔴 次に出る:ウイルス・ワーム・トロイの違い

①ウイルス=他のファイルに寄生して増える

②ワーム=単独で自律的に増える/トロイ=正規ソフトを装う

🟡 押さえると安定:そのほかの種類

①スパイウェア=情報をこっそり集める

②ファイルレス=ファイルを残さずメモリ上で動く


よくある間違い

「マルウェアとウイルスは、まったく同じ意味だ」→ ✗  マルウェアは総称で、ウイルスはその1種類にすぎない。

「ワームとウイルスは、まったく同じものだ」→ ✗  ウイルスは寄生して増える、ワームは単独で自律的に増える。

「トロイの木馬は、自己複製して勝手に増える」→ ✗  トロイの木馬は正規ソフトを装って潜入し、自己複製はしない。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(マルウェアの正体)

📝 オリジナル問題 1 マルウェアの正体

マルウェアに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. 悪意あるソフトをまとめた総称で、ウイルスはその1種類である
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 2 である。

マルウェアは、悪意あるソフトの総称じゃ。ウイルスはその1種類にすぎぬと心得るがよい。

選択肢1は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告ゆえ、どれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2悪意あるソフトの総称で正しい
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(ウイルスとワームの違い)

📝 オリジナル問題 2 ウイルスとワームの違い

ウイルスとワームの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. ウイルスは他に寄生して増え、ワームは単独で増えるものである
  2. 社員の給与を計算するときだけ、違いが出るとされているものだ
  3. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているのである
  4. ウイルスもワームも、まったく同じものだとされているのである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 1 である。

ウイルスは他のファイルに寄生して増え、ワームは単独で自律的に増えるのじゃ。寄生するかどうかが違うと心得るがよい。

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「まったく同じ」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1寄生する・単独で増えるで正しい
2給与計算で違いが出るのではない
3請求書の枚数で決まるのではない
4増え方が違い、同じではない

オリジナル問題3(トロイの木馬)

📝 オリジナル問題 3 トロイの木馬

トロイの木馬に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、現れるとされているものである
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているものだ
  3. 正規のソフトを装って、こっそりと潜入するマルウェアである
  4. システムの動きが、少しだけ速くなるとされているものである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 3 である。

トロイの木馬は、正規のソフトを装って潜入するマルウェアじゃ。自己複製はせぬと心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「速くなる」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算とは関係ない
2請求書の枚数で決まるのではない
3正規ソフトを装って潜入で正しい
4速くなるものではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

勉強は、クエストになった。

資格の勉強を、冒険に変えるRPG学習アプリ

App Storeで見る