マーケティングリサーチとは?定量と定性、1次と2次

公開: 更新: カテゴリ: ストラテジ系

30秒で結論

マーケティングリサーチとは(全体像)

マーケティングリサーチとは、市場(どんな人が・何を求めているか)やお客さんのことを調べて、「どんな商品を・どう売るか」の判断を助ける活動のこと。勘だけで決めず、調べた事実をもとに決めるための準備だ。

調べ方には、大きく2つのタイプがある。

このどちらかが優れている、というものではない。「どれくらい?」を知りたいなら定量、「なぜ?」を知りたいなら定性、というように目的で使い分けるのが基本だ。


詳しく:定量と定性、1次と2次

ここが心臓部。まず、定量調査と定性調査の中身を表で押さえよう。

定量調査と定性調査

タイプ中身代表的な方法
定量調査数値で測り、集計して傾向を見る多人数アンケート、POSデータ、アクセスログ
定性調査数値にしにくい声や様子を深く集めるインタビュー、グループでの話し合い、観察

POSデータは「レジで記録される、いつ何が売れたかのデータ」、アクセスログは「Webサイトに誰がいつ訪れたかの記録」のこと。どちらも数で集計できるので定量にあたる。

次に、データの集め方による区別。1次データ2次データだ。

1次データと2次データ

区別意味
1次データ自社が、目的に合わせて自分で集めたデータ自社で行ったアンケート、自社サイトのログ
2次データすでにある、他者がまとめたデータ国の統計、業界団体の調査結果

ポイントは、まず手早く使える2次データを見て、足りない分を1次データで補うのが効率的、という考え方。2次データは早く安く手に入り、1次データは自分の目的にぴったり合う、という違いがある。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

定量と定性は、「健康診断の数値」と「お医者さんとの問診」の関係に近い。数値(定量)でだいたいの状態をつかみ、問診(定性)で「なぜ?」を深く聞く。要するに、数で広く・声で深く、と役割が違うんだ。

1次データと2次データは、「自分で測る」か「人がまとめた資料を借りる」かの違い。つまり、自分のアンケート(1次)と、図書館にある統計(2次)のイメージだ。

なお、SNSの投稿を集めて分析するソーシャルリスニングも、今では当たり前の手法。お客さんの本音が表れやすいので、声(定性)の調査として役立つ。


試験のツボ

🔴 一番出る:定量と定性の違い

①定量=数値で測る(アンケート集計・POS・アクセスログ)

②定性=声や様子を深く集める(インタビュー・観察)

🔴 次に出る:1次データと2次データ

①1次=自社が目的に合わせて自分で集めたデータ

②2次=すでにある、他者がまとめたデータ(統計など)

🟡 押さえると安定:使い分け

①どちらが上ということはなく、目的で選ぶ

②「どれくらい?」は定量、「なぜ?」は定性


よくある間違い

「定量調査のほうが、定性調査より必ず優れている」→ ✗  どちらが上ということはない。目的で使い分けるのが基本。

「自社で行ったアンケートは2次データである」→ ✗  自分で集めたものは1次データ。2次データは、すでにある他者の統計など。

「定性調査は、何人が・何%かを数値で集計する調査だ」→ ✗  数値で集計するのは定量調査。定性は声や様子を深く集める。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(リサーチの目的)

📝 オリジナル問題 1 マーケティングリサーチの目的

マーケティングリサーチに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算して、毎月の支払いの金額を正しく決めるための作業のことである
  2. 市場やお客さんを調べて、どう売るかの判断を助けるために行う活動のことである
  3. 完成した製品を箱づめして、倉庫から店まで運ぶ作業の段取りを決めることである
  4. 会社の1年間の利益や税金を計算して、決算の書類を作るための手続きのことである
ストフクロ
ストフクロ 解答・解説

解答は 2 だよ。

マーケティングリサーチは、市場やお客さんを調べて、どう売るかの判断を助ける活動だよ。勘ではなく、調べた事実で決めるための準備だね。

選択肢1は給与計算、選択肢3は配送の段取り、選択肢4は決算の手続きで、どれも違うよ。

選択肢判定理由
1給与計算の話
2市場・顧客を調べて判断を助けるで正しい
3配送の段取りの話
4決算の手続きの話

オリジナル問題2(定量と定性)

📝 オリジナル問題 2 定量調査と定性調査

定量調査と定性調査に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 定量は数値で測る調べ方、定性は声や様子を深く集める調べ方のことである
  2. 定量も定性も、どちらも数値で測れない声だけを集める調べ方のことである
  3. 定性は何人が・何%かを集計する調べ方で、定量は声を深く聞く調べ方である
  4. 定量も定性も同じ意味で、呼び名が2つあるだけで中身に違いはないとされる
ストフクロ
ストフクロ 解答・解説

解答は 1 だよ。

定量は数値で測る調べ方、定性は声や様子を深く集める調べ方だよ。「定量=どれくらい、定性=なぜ」と覚えてね。

選択肢2は「どちらも声だけ」が誤り、選択肢3は定量と定性が逆、選択肢4は「違いはない」が誤りだよ。

選択肢判定理由
1定量は数値・定性は声で正しい
2定量は数値で測る
3定量と定性の説明が逆
4両者には違いがある

オリジナル問題3(1次と2次)

📝 オリジナル問題 3 1次データと2次データ

1次データと2次データに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 1次データも2次データも、すべて他社がまとめた統計だけを指す言葉だとされている
  2. 2次データは自社が自分で集めたもので、1次データはすでにある統計のことである
  3. 1次データは自社が自分で集めたもの、2次データはすでにある他者のデータである
  4. 1次データも2次データも、自社が自分で集めたものだけを指す言葉だとされている
ストフクロ
ストフクロ 解答・解説

解答は 3 だよ。

1次データは自社が自分で集めたもの、2次データはすでにある他者のデータ(統計など)だよ。「1次=自分で集める、2次=すでにある」と覚えてね。

選択肢2は1次と2次が逆、選択肢1と4はどちらか一方だけを指していて誤りだよ。

選択肢判定理由
11次は自分で集めたデータ
21次と2次の説明が逆
31次は自分で集める・2次はすでにあるで正しい
42次はすでにある他者のデータ

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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