代表値(平均・中央値・最頻値)とは?3つの違いと外れ値

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

代表値とは(全体像)

代表値とは、たくさんのデータ全体の「中心(真ん中あたり)」を、1つの数値で表したもののことだ。代表値があると、「だいたいこのくらい」という全体像がつかめる。

代表値には、次の3つがある。

ここで一番のポイント。3つは別ものなので、混同しないこと。とくに、平均値と中央値は、同じになるとは限らない。「中央値=平均値」と思い込むと誤りになる。


詳しく:3つの違いと外れ値

ここが心臓部。3つを表で押さえよう。

3つの代表値

代表値求め方特徴
平均値全部の合計 ÷ 個数外れ値(極端な値)に引っ張られやすい
中央値順番に並べた真ん中の値外れ値に強い(影響を受けにくい)
最頻値最も多く出てくる値カテゴリ(種類)のデータにも使える

そして、試験でよく問われるのが、外れ値(極端に大きい・小さい値)への強さ

だから、外れ値があるデータでは、中央値のほうが「中心」をうまく表すことが多い。「平均値がいつも最良」と思い込むと誤りになる。データの特性で使い分けよう。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。テストの点数で考えるとわかりやすい。

平均値は、「全員の点を合計して、人数で割った点」。中央値は、「点の高い順に並べて、ちょうど真ん中の人の点」。最頻値は、「いちばん多くの人が取った点」だ。つまり、同じデータでも、3つの見方がある。

外れ値の話は、「1人だけ極端な高得点がいると、平均は上がるが、中央値はあまり変わらない」こと。要するに、極端な値があるときは、中央値のほうが実感に近い。


試験のツボ

🔴 一番出る:3つの代表値

①平均値=全部の合計÷個数

②中央値=順番に並べた真ん中/最頻値=最も多い値

🔴 次に出る:外れ値への強さ

①平均値は、外れ値に引っ張られやすい

②中央値は、外れ値に強い(影響を受けにくい)

🟡 押さえると安定:使い分け

①外れ値があるデータでは、中央値が有効

②平均がいつも最良ではなく、データの特性で使い分ける


よくある間違い

「代表値は、平均値さえ見ればよく、いつも最良だ」→ ✗  外れ値があると平均は引っ張られる。データの特性で使い分ける。

「中央値と平均値は、いつも同じ値になる」→ ✗  別ものなので、同じになるとは限らない。中央値は真ん中の順位、平均は合計÷個数。

「中央値は、外れ値に大きく引っ張られてしまう」→ ✗  外れ値に引っ張られやすいのは平均値。中央値は外れ値に強い。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(代表値の正体)

📝 オリジナル問題 1 代表値の正体

代表値に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみである
  2. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  3. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
  4. データ全体の中心(真ん中あたり)を表す、1つの数値のことである
データパン
データパン 解答・解説

解答は 4 だぱん。

代表値は、データ全体の中心(真ん中あたり)を表す数値なんだぱん。「だいたいこのくらい」という全体像をつかめるんだぱん。

選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢3は広告で、どれも違うぱん。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2請求書の事務の話
3広告活動ではない
4データの中心を表す数値で正しい

オリジナル問題2(3つの求め方)

📝 オリジナル問題 2 平均値の求め方

平均値の求め方として、最も適切なものはどれか。

  1. データを順番に並べて、ちょうど真ん中の値を選ぶものである
  2. データの中で、最も多く出てくる値を選ぶものだとされている
  3. データの全部の合計を、データの個数で割って求めるものである
  4. 社員の給与を計算した金額を、そのまま使うものだとされている
データパン
データパン 解答・解説

解答は 3 だぱん。

平均値は、データの全部の合計を、個数で割って求めるんだぱん。選択肢1は中央値、選択肢2は最頻値の説明だぱん。

選択肢1の中央値、選択肢2の最頻値、選択肢4の給与は、平均値の説明ではないぱん。

選択肢判定理由
1これは中央値の説明
2これは最頻値の説明
3合計÷個数で正しい
4給与の金額ではない

オリジナル問題3(外れ値への強さ)

📝 オリジナル問題 3 外れ値への強さ

外れ値(極端な値)があるデータに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 平均値は外れ値に強く、外れ値があっても影響を受けないとされる
  2. 外れ値があるデータでは、平均より中央値のほうが中心を表しやすい
  3. 社員の給与を計算するときだけ、外れ値を考えるとされているものだ
  4. 取引先へ請求書を郵送する枚数だけに、外れ値があるとされている
データパン
データパン 解答・解説

解答は 2 だぱん。

外れ値があるデータでは、平均より中央値のほうが中心を表しやすいんだぱん。平均は外れ値に引っ張られやすいからだぱん。

選択肢1の「平均は外れ値に強い」、選択肢3の給与、選択肢4の請求書は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1平均は外れ値に弱い
2外れ値があれば中央値が有効で正しい
3給与計算だけの話ではない
4請求書の枚数だけの話ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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