クラウドストレージとは(全体像)
クラウドストレージとは、インターネットを通じて、データを預けたり取り出したりできる、オンラインの保存サービスのことだ。
身近な例でいうと、Google Drive・Dropbox・OneDriveなど。法人向けでは、AWS S3・Azure・Google Cloud Storageなどがある。
貸し倉庫でたとえると分かりやすい。自宅の本棚(自分のパソコン)ではなく、貸し倉庫(クラウド)に荷物(データ)を預けるイメージだ。だから、次のような利点がある。
- どこからでもアクセスできる(インターネットがあれば、外出先でも)
- 容量を増やしやすい(拡張性)(倉庫を広げる感覚で)
- バックアップが容易(手元の機器が壊れても、データは残る)
ここで一番のポイント。クラウドストレージは、インターネット経由で使う。「クラウドストレージは、自分のパソコンの中だけにある」と思い込むと誤りになる。データは、インターネットの先に預けられている。
詳しく:3つの種類と、利点
ここが心臓部。3つの種類を表で押さえよう。
クラウドストレージの3種類
| 種類 | やさしい意味 |
|---|---|
| オブジェクトストレージ | 大量データ・Web向け(AWS S3が代表) |
| ブロックストレージ | 仮想マシン(サーバー)用 |
| ファイルストレージ | フォルダのように共有して使う |
クラウドストレージは、用途によって3種類に分かれる。オブジェクトストレージ(大量データ・Web向け、S3が代表)・ブロックストレージ(仮想マシン用)・ファイルストレージ(共有ファイル用)だ。
ここで注意。クラウドストレージは1種類ではなく、3種類ある。「クラウドストレージは1つのタイプだけ」と思い込むと誤りだ。また、AWS S3はオブジェクトストレージで、ふつうのファイルサーバーとは考え方が違う。
わかりやすく言い換えると
身近なたとえで整理しよう。
クラウドストレージは、「自宅の本棚ではなく、貸し倉庫(インターネットの先)に荷物を預けるしくみ」のイメージ。
利点は、「どこからでも出し入れでき、倉庫を広げやすく、手元が壊れても荷物が残る」こと。要するに、アクセスのしやすさ・拡張性・バックアップのしやすさが強み。
3種類は、「大量データ向け(オブジェクト)・サーバー用(ブロック)・共有ファイル用(ファイル)」。つまり、用途によって使い分ける。
試験のツボ
🔴 一番出る:クラウドストレージの正体
①インターネット経由でデータを預けて使う保存サービス
②Google Drive・Dropbox・AWS S3などが代表
🔴 次に出る:利点
①どこからでもアクセスできる
②容量を増やしやすい(拡張性)、バックアップが容易
🟡 押さえると安定:3つの種類
①オブジェクト(大量データ・Web向け、S3)・ブロック(VM用)・ファイル(共有用)
②S3はオブジェクトストレージ
よくある間違い
①「クラウドストレージは、自分のパソコンの中だけにある」→ ✗ クラウドストレージは、インターネット経由で、ネットの先に預けて使う。
②「クラウドストレージは、1種類しかない」→ ✗ オブジェクト・ブロック・ファイルの3種類がある。
③「AWS S3は、ふつうのファイルサーバーと同じものだ」→ ✗ AWS S3はオブジェクトストレージで、考え方が違う。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(クラウドストレージの正体)
クラウドストレージに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
- 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
- インターネット経由でデータを預けて使う、保存サービスである
- 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
解答は 3 だよ!
クラウドストレージは、インターネット経由でデータを預けて使う、保存サービスなんだよ!貸し倉庫に荷物を預けるイメージだね!
選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うよ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算のしくみではない |
| 2 | ✗ | 請求書の事務の話 |
| 3 | ✓ | ネット経由でデータを預けて使うで正しい |
| 4 | ✗ | 広告活動ではない |
オリジナル問題2(利点)
クラウドストレージの利点に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与を計算するときだけ、利点が出るとされているものである
- 取引先への請求書の枚数しだいで、利点が決まるとされているのだ
- インターネットがあっても、外出先からは利用できないものである
- どこからでもアクセスでき、容量を増やしやすくバックアップも容易
解答は 4 だよ!
クラウドストレージは、どこからでもアクセスでき、容量を増やしやすくバックアップも容易なんだよ!手元が壊れても、データは残るんだね!
選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「外出先から使えない」は、いずれも違うよ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算で利点が出るのではない |
| 2 | ✗ | 請求書の枚数で決まるのではない |
| 3 | ✗ | ネットがあれば外出先からも使える |
| 4 | ✓ | アクセス容易・拡張性・バックアップで正しい |
オリジナル問題3(3つの種類)
クラウドストレージの種類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与の計算しだいで、種類が決まるとされているものである
- オブジェクト・ブロック・ファイルの、3種類があるものである
- 取引先への請求書の枚数しだいで、種類が決まるとされているのだ
- 種類の区別はなく、1種類しかないものだとされているのである
解答は 2 だよ!
クラウドストレージは、オブジェクト・ブロック・ファイルの3種類があるんだよ!用途によって使い分けるんだね!AWS S3はオブジェクトストレージだよ!
選択肢1の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「1種類しかない」は、いずれも違うよ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算で決まるのではない |
| 2 | ✓ | オブジェクト・ブロック・ファイルの3種類で正しい |
| 3 | ✗ | 請求書の枚数で決まるのではない |
| 4 | ✗ | 3種類ある |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 クラウドストレージ = インターネット経由でデータを預けて使う、オンラインの保存サービス。
- 🔴 利点 = どこからでもアクセスでき、容量を増やしやすく(拡張性)、バックアップも容易。
- 🟡 3つの種類 = オブジェクト(大量データ・Web向け、S3)・ブロック(VM用)・ファイル(共有用)。
次に学ぶ
- SSDとHDD ── 手元の補助記憶装置。クラウドストレージは、ネットの先に預ける別の保存先。
- バックアップ ── データの控えを取っておくこと。クラウドストレージは、バックアップ先としても便利。
執筆: SikakuQuest編集部