CISC・RISCとは?2方式の違いと、近年のMac

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

CISC・RISCとは(全体像)

CISCとRISCは、CPUが理解する「命令のそろえ方(命令セット)」の、2つの設計方式のことだ。CPUは命令を受け取って動くが、その命令を「複雑にまとめるか」「単純なものを多くそろえるか」で、考え方が分かれる。

身近にたとえると、CISCは「何でもできる多機能ナイフ(命令1つが複雑)」、RISCは「単純な道具をたくさん用意して、手早く組み合わせる」イメージだ。

ここで一番のポイント。RISCは命令が単純だからといって、性能が低いわけではない。「RISCはCISCより遅い」と思い込むと誤りで、単純な命令を高速にくり返すことで、同等以上の性能を出せる。


詳しく:2方式の違いと、近年のMac

ここが心臓部。2方式の違いを表で押さえよう。

CISCとRISCの違い

項目CISCRISC
命令複雑(1つで多くのこと)単純(その分たくさん)
代表Intel x86・AMD系ARM・Apple Silicon
主な用途パソコンで主流スマホ・組込み・近年のMac
イメージ多機能ナイフ単純な道具を手早く組み合わせ

CISCは、複雑な命令を持つので、1つの命令でいろいろできる。RISCは、命令を単純にした分、1つ1つを高速にくり返して処理する。

そして、もう1つ大事なこと。近年は、Macも Apple Silicon(ARM系のRISC)に切りかわった。「Macは、すべてIntel(CISC)だ」と思い込むと誤りになる。スマホはもともとARM(RISC)が中心で、RISCの活躍の場は広がっている。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

CISCは、「1つの命令で複雑なこともできる、多機能ナイフのような方式」。RISCは、「単純な命令をたくさんそろえ、手早く組み合わせる方式」のイメージだ。

「RISCは遅いわけではない」というのは、単純な命令を高速にくり返すことで、同等以上の性能を出せること。要するに、単純イコール遅い、ではない。

「近年のMac」は、Macが Apple Silicon(ARM系のRISC)に切りかわったこと。つまり、Macは今、すべてIntel(CISC)というわけではない。


試験のツボ

🔴 一番出る:2方式の違いと代表例

①CISC=複雑命令、Intel x86・AMD系、PC主流

②RISC=単純命令、ARM・Apple Silicon、スマホ・組込み・近年のMac

🔴 次に出る:RISCは遅いとは限らない

①命令が単純でも、性能が低いわけではない

②単純な命令を高速にくり返して、同等以上の性能を出す

🟡 押さえると安定:近年のMac

①Macは Apple Silicon(ARM系のRISC)に切りかわった

②「Macはすべてintel」は、今は誤り


よくある間違い

「RISCは命令が単純だから、CISCより必ず遅い」→ ✗  RISCは、単純な命令を高速にくり返すことで、同等以上の性能を出せる。

「Macは、すべてIntel(CISC)でできている」→ ✗  近年のMacは Apple Silicon(ARM系のRISC)に切りかわっている。

「CISCとRISCは、CPUとはまったく関係のない言葉だ」→ ✗  CISCとRISCは、CPUの命令セット(命令のそろえ方)の2つの方式。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(CISC・RISCの正体)

📝 オリジナル問題 1 CISC・RISCの正体

CISC・RISCに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  3. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
  4. CPUの命令セット(命令のそろえ方)の2つの方式のことである
セクハム
セクハム 解答・解説

解答は 4 だよ!

CISC・RISCは、CPUの命令セット(命令のそろえ方)の、2つの方式なんだよ!複雑にまとめるか、単純なのを多くそろえるか、の違いなんだね!

選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢3は広告で、どれも違うよ!

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2請求書の事務の話
3広告活動ではない
4CPUの命令セットの2方式で正しい

オリジナル問題2(CISCとRISCの違い)

📝 オリジナル問題 2 CISCとRISCの違い

CISCとRISCの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. CISCは複雑命令でPC主流、RISCは単純命令でスマホや新Mac
  2. 社員の給与を計算するときだけ、2つに分かれるとされているものだ
  3. 取引先へ請求書を郵送するときだけ、2つに分かれるとされている
  4. CISCとRISCは、名前が違うだけで、まったく同じ方式なのである
セクハム
セクハム 解答・解説

解答は 1 だよ!

違いは、CISCは複雑命令でPC主流、RISCは単純命令でスマホや新しいMacなんだよ!代表は、CISCがIntel系、RISCがARMやApple Siliconだね!

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「同じ方式」は、いずれも違うよ!

選択肢判定理由
1CISC=複雑・RISC=単純で正しい
2給与計算で分かれるのではない
3請求書で分かれるのではない
4同じ方式ではない

オリジナル問題3(RISCの性能)

📝 オリジナル問題 3 RISCの性能

RISCの性能に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与の計算しだいで、性能が決まるとされているものである
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、性能が決まるとされているのだ
  3. 命令が単純でも、高速にくり返すことで同等以上の性能を出せるのだ
  4. 命令が単純なので、CISCより必ず遅いものだとされているのである
セクハム
セクハム 解答・解説

解答は 3 だよ!

RISCは、命令が単純でも、高速にくり返して同等以上の性能を出せるんだよ!「単純だから遅い」は間違いなんだね!

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「必ず遅い」は、いずれも違うよ!

選択肢判定理由
1給与計算で決まるのではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3単純でも高速で同等以上で正しい
4単純でも遅いとは限らない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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