選挙管理委員会とは?委員の選び方と職務

公開: 更新: カテゴリ: 行政法

30秒で結論

選挙管理委員会とは(全体像)

高みから地方の統治を見渡そう。選挙管理委員会(選管)とは、選挙を公正に管理・執行するための執行機関のことだ。教育委員会と同じく、執行機関を長だけに集めない「多元主義」のなかで置かれた行政委員会のひとつにあたる。

なぜ独立しているのか。選挙の事務を長や政党が自由に動かせたら、選挙の公正さが疑われる。だから選管は、長や政党の影響から切り離され、中立な立場で選挙を担っている。

「選挙の事務は長がまとめている」と思い込まないこと。選挙を担うのは、長から独立した選管だ。


詳しく:委員の選び方と職務

ここが心臓部。だれが何人で、どう選ばれ、何をするのかを上から俯瞰する。

選挙管理委員会の基本

項目内容
委員の数4人
任期4年
選び方議会が選挙して選ぶ(長の任命ではない)

まず委員の数と任期。選管の委員は4人で、任期は4年。他の委員会の人数(7〜9人など)と混ぜないように、「4人・4年」とセットで覚えよう。

そして一番のヤマが選び方。選管の委員は、議会が選挙して選ぶ。長が任命するのではない。ここが、長が任命する教育委員会などとの大きな違いだ。選挙を扱う機関だからこそ、長の手で選ばせず、議会が選ぶしくみにして中立を守っている。

選び方のちがい(対比)

選挙管理委員会教育委員会
委員の選び方議会が選挙して選ぶ議会の同意を得て長が任命

最後に職務。選管の仕事は選挙だけではない。

わかりやすく言い換えると

要するに、選管は「選挙の審判」のような存在。試合(選挙)を公正にさばくのが役目だ。

つまり、①審判はえこひいきしてはいけないから、長や政党の手から離して中立にしている。これが独立性。

②人数は4人、任期は4年。「4・4」でリズムよく覚えるとラク。

③そして選び方が肝心。審判を監督(長)が指名するのではなく、議会が選挙して選ぶ。選挙を扱う審判を長に選ばせたら公正さが疑われるから、と押さえておこう。署名集め(直接請求)が正しいかのチェックも、この審判の仕事だ。


試験のツボ

🔴 一番出る:委員の選び方

①議会が選挙して選ぶ

②長が任命するのではない(教育委員会との違い)

🔴 次に出る:委員の数と任期

①委員は4人

②任期は4年

🟡 押さえると安定:職務の範囲

①選挙・国民審査などの管理執行

②直接請求の署名審査や住民投票の管理も担う


よくある間違い

「選管の委員は長が任命する」→ ✗  議会が選挙して選ぶ。長の任命ではない。

「選管の委員は7〜9人である」→ ✗  委員は4人。他の委員会の人数と混ぜない。

「選管の仕事は選挙の管理だけである」→ ✗  直接請求の署名審査や住民投票の管理も担う。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(選挙管理委員会の性格と職務)

📝 オリジナル問題 1 選挙管理委員会の性格と職務

選挙管理委員会に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 選挙管理委員会は議会の内部組織であり、選挙の方針を議会に助言するだけのものとされる
  2. 選挙管理委員会は長の一部局で、長の指揮監督を受けて選挙事務を行うものとされている
  3. 選挙管理委員会は選挙の公正な管理執行を担う執行機関で、署名審査なども職務としている
  4. 選挙管理委員会は国の機関であり、地方公共団体には置かれない独立機関であるとされる
コートイーグル
コートイーグル 解答・解説

解答は 3 だ。

上から見渡そう。選挙管理委員会は、選挙を公正に管理執行する執行機関。選挙の運営だけでなく、直接請求の署名審査なども職務とするぞ。

選択肢2のように長の一部局ではない。長から独立して中立に選挙を担う行政委員会だ。

選択肢判定理由
1助言だけの機関ではなく執行機関
2長の一部局ではなく独立した委員会
3公正な管理執行を担い、署名審査も職務
4国の機関ではなく地方に置かれる

オリジナル問題2(委員の選び方)

📝 オリジナル問題 2 選挙管理委員会の委員の選び方

選挙管理委員会の委員の選び方として、正しいものはどれか。

  1. 委員は住民の直接選挙で選ばれ、議会や長は選任に関与しないものとされている
  2. 委員は議会が選挙によって選び、長が任命するわけではないものとされている
  3. 委員は長が議会の同意を得て任命し、議会の選挙によらないものとされている
  4. 委員は中央の選挙管理機関が指名し、地方の議会は関与しないものとされている
コートイーグル
コートイーグル 解答・解説

解答は 2 だ。

全体像を俯瞰しよう。選管の委員は、議会が選挙して選ぶ。長が任命するのではないぞ。ここが、長が任命する教育委員会との大きな違いだ。

選択肢3の「長が議会の同意を得て任命」は教育委員会の方式。選管は議会が選挙する、と取り違えないこと。

選択肢判定理由
1住民の直接選挙ではなく議会が選挙する
2議会が選挙して選び、長の任命ではない
3これは教育委員会の任命方式
4中央が指名するのではなく地方の議会が選ぶ

オリジナル問題3(委員の数と任期)

📝 オリジナル問題 3 選挙管理委員会の委員数と任期

選挙管理委員会の委員の数と任期として、正しいものはどれか。

  1. 委員は7人で、任期は2年と定められているものとされる
  2. 委員は3人で、任期は6年と定められているものとされる
  3. 委員は9人で、任期は3年と定められているものとされる
  4. 委員は4人で、任期は4年と定められているものとされる
コートイーグル
コートイーグル 解答・解説

解答は 4 だ。

高みから見渡そう。選管の委員は4人で、任期は4年。「4・4」でセットにして覚えるぞ。

他の行政委員会の人数(7〜9人など)と混ぜないこと。選管は4人と決まっている。

選択肢判定理由
1委員は4人で、7人ではない
2委員は4人・任期4年で、3人6年ではない
3委員は4人で、9人ではない
4委員4人・任期4年で正しい

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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