行政書士試験の年間スケジュール|11月本試験から逆算する

公開: 更新: カテゴリ: 学習法・キャリア

結論——11月の本試験から、逆算して計画する

まず、いちばん大切な考え方から。行政書士試験の年間スケジュールは、「本試験の日から逆算して立てる」のが基本です。

行政書士試験は、例年11月に実施されます。ゴールの日付が決まっているからこそ、そこから逆算して、「いつまでに何を終えるか」を計画できます。行き当たりばったりで進めるより、ずっと効率的です。

逆算で計画を立てると、いいことがあります。それは、「今やるべきこと」が、はっきり見えること。残りの月数が分かれば、一日にどれくらい進めればいいかも、おのずと決まります。ゴールから今を見ることで、迷いが減り、毎日の勉強に集中できるんです。

正直なところ、計画は、立てて終わりではありません。途中で、思うように進まないこともあります。でも、それでいいんです。大切なのは、完璧な計画を守ることより、ぶれても戻ってきて、続けること。では、まず試験までの一年の流れから、見ていきましょう。


試験は11月——一年の大きな流れ

最初に、行政書士試験をめぐる一年の流れを、つかんでおきましょう。

行政書士試験は、例年11月に行われます。そして、その手前、夏ごろに受験の申し込みがあります。一般には、7月下旬から8月下旬にかけてが、申込の期間です。この時期を逃すと、その年は受験できないので、忘れずに手続きをすませることが大切です。

申し込みには、郵送による方法と、インターネットによる方法があります。受験案内が公表されたら、早めに目を通し、自分に合った方法で手続きをしておくと安心です。受験票が届いたら、試験会場や持ち物を確認しておきましょう。

本試験を終えると、年が明けてしばらくして、合格発表があります。一般には、翌年の1月下旬ごろです。つまり、行政書士試験は、「夏に申し込み、秋に受験し、冬に結果が出る」という一年のリズムで動いています。

夏に申し込み、秋(11月)に本試験、冬に合格発表。この大きな流れを頭に入れておくがよい。とりわけ、夏の申込期間を逃してはならぬ。日付を制する者が、計画を制するのである。

なお、試験日や申込の期間は、年度によって変わることがあります。受験する年の正確な日程は、必ず公式の案内で確認してください。ここでは、おおまかなリズムを、つかんでおきましょう。


逆算スケジュールの立て方

流れが分かったら、次は、自分の計画に落とし込みます。逆算スケジュールの立て方を、見ていきましょう。

まず、ゴールである11月の本試験を、カレンダーの上に置きます。次に、そこから逆算して、「いつから勉強を始めるか」を決めます。行政書士試験には、ある程度まとまった勉強時間が必要だと言われるので、本試験から数えて、十分な準備期間を取りたいところです。

準備期間が決まったら、それを「序盤・中盤・直前」の三つに、ざっくり分けます。序盤は土台づくり、中盤は問題演習、直前は総仕上げ。この大きな区切りを作っておくと、それぞれの時期に「何をするか」が、はっきりします。

そして、月ごと、週ごとに、おおよその目標を割り振っていきます。といっても、細かく決めすぎる必要はありません。「この月は行政法を中心に」「この週はこの分野を」くらいの、ゆるやかな目安で十分です。きっちり決めすぎると、少しの遅れで計画が破綻してしまうからです。

ゴール(11月)を置く。準備期間を序盤・中盤・直前に区切る。月ごとにゆるく目標を割り振る――この三つで、一年の道筋が定まる。細かく縛るのではなく、迷わぬための大枠を持つ。それが、続けられる計画なのである。

要するに、逆算スケジュールは「ゴールを置き、三つに区切り、ゆるく割り振る」。この手順で、無理のない一年の計画が、立てられます。


時期ごとの過ごし方

では、序盤・中盤・直前、それぞれの時期を、どう過ごせばよいのか。具体的に見ていきましょう。

序盤は、「土台づくり」の時期です。テキストを読み、基本的な知識をインプットしていきます。行政が法律に基づいて判断する行政行為や、契約の基礎となる意思表示など、各科目の幹になる考え方を、じっくり理解します。ここで焦って先を急ぐより、土台をていねいに固めることが、後で効いてきます。

中盤は、「問題演習」の時期です。過去問や問題集を解き、知識を「使える形」にしていきます。間違えた問題から弱点を見つけ、つぶしていく。インプットした知識を、思い出して使う練習を重ねることで、得点力が育っていきます。

直前期は、「総仕上げ」の時期です。これまでの復習を中心に、苦手なところを最終確認します。新しいことに手を広げるより、これまで積み上げたものを、確実なものにする。本番を想定して、時間を計って解く練習をするのも、この時期です。

この時期に、模試を受けてみるのもおすすめです。本番に近い形で問題を解くと、時間配分の感覚がつかめ、今の自分の位置も見えてきます。結果に一喜一憂しすぎず、「どこを直せば伸びるか」を確かめる材料として使うと、最後のひと伸びにつながります。

時期過ごし方
序盤テキストで土台づくり(インプット)
中盤過去問・問題集で演習(アウトプット)
直前復習と総仕上げ・本番形式の練習

こうして時期ごとに役割を分けると、一年の過ごし方に、メリハリが生まれます。今が「土台の時期」なのか「仕上げの時期」なのかが分かれば、やるべきことに、迷わず集中できます。


スキマ時間を、味方にする

年間の計画を支えるのが、毎日の積み重ねです。そして、その積み重ねを助けてくれるのが、スキマ時間の活用です。

人の記憶は、一度にまとめて詰め込むより、少しずつ、間隔をあけて繰り返すほうが、長く定着します。だから、まとまった時間が取れない日でも、通勤の電車の中や、休憩の数分で、少しずつ触れる。その小さな積み重ねが、知識を着実に根づかせていきます。

たとえば、朝の10分で前日の復習をする。昼休みに一問だけ解く。寝る前に、覚えたいところを見返す。こうした小さな習慣を、生活の中に組み込んでおくと、忙しい日でも、勉強がゼロになりません。学習は、続けることが何より大切。スキマ時間は、その「続ける」を、無理なく支えてくれます。

まとまった時間がなくとも、嘆くことはない。スキマの数分を拾い集めれば、それは確かな力となる。記憶は、間隔をあけて繰り返すほど深く根づく。日々の小さな一歩こそ、一年を貫く土台なのである。

個人的には、スキマ時間の活用は、「勉強を生活になじませる工夫」だと思います。気合いで時間を作るのではなく、生活の隙間に、自然と勉強が入り込む。そうなったとき、一年の長丁場も、ずっと楽に歩いていけます。机に向かう時間だけが勉強ではありません。日常のあちこちが、学びの場に変わっていきます。


計画は、ぶれてもいい

最後に、いちばん大切な心構えを。それは、「計画は、ぶれてもいい」ということです。

一年の計画を立てても、その通りに進むことは、まずありません。仕事や家庭の都合で、勉強できない日もあります。予定より遅れて、焦ることもあるでしょう。でも、それは当たり前のこと。計画通りにいかないからといって、自分を責める必要はまったくありません。

大切なのは、ぶれたあとに、また戻ってくること。一日できなかったら、次の日にまた始めればいい。一週間遅れたら、計画を少し手直しすればいい。完璧に守ることより、止まらずに続けることのほうが、ずっと大事なんです。

計画は、自分を縛る鎖ではなく、道に迷わないための地図です。地図があれば、少し寄り道しても、また本道に戻ってこられます。だから、計画はゆるく持ち、現実に合わせて、柔軟に直していく。そのくらいの気持ちが、長い一年を、最後まで歩き切るコツです。

要するに、年間スケジュールは「立てて、ぶれて、戻ってくる」もの。完璧を目指さず、続けることを目指す。その姿勢があれば、11月の本試験まで、あなたのペースで、着実に近づいていけます。



理解度チェック

ここまでの内容、どれくらい身についたかチェックしてみよう。

📝 オリジナル問題 1 試験の時期

行政書士試験の年間の流れとして、正しいものはどれか。

  1. 試験は毎年春に行われ秋に発表される
  2. 例年11月が本試験で夏ごろに申込がある
  3. 申込と本試験はどちらも同じ月に行われる
  4. 合格発表は本試験の直後にその場で行われる
ロアマスター
ロアマスター 解答・解説

解答は 2 である。

行政書士試験は、例年11月に行われ、夏ごろに申込がある。つまり、夏に申し込み、秋に受験し、冬に結果が出るという一年のリズムなのだ。

選択肢判定理由
1✗ 誤り本試験は11月
2✓ 正解夏申込・11月受験
3✗ 誤り申込は夏で別月
4✗ 誤り発表は翌年1月ごろ

要するに、夏の申込から冬の発表まで、一年で動くのである。

📝 オリジナル問題 2 逆算スケジュール

逆算スケジュールの立て方として、最も適切なものはどれか。

  1. 計画は一日で細かく固めてしまう
  2. 計画は立てず、その日の気分で進めていく
  3. 本試験から逆算して三つの時期に区切る
  4. ゴールは決めず、できる範囲で漫然と進める
ロアマスター
ロアマスター 解答・解説

解答は 3 である。

ゴールである本試験から逆算し、序盤・中盤・直前に区切る。わかりやすく言い換えると、ゴールを置いて三つに分け、ゆるく割り振るのが賢いのだ。

選択肢判定理由
1✗ 誤り細かすぎは破綻
2✗ 誤り計画は必要
3✓ 正解逆算して区切る
4✗ 誤りゴール設定が大事

つまり、ゴールから逆算する計画が、迷いを減らすのである。

📝 オリジナル問題 3 計画との向き合い方

立てた計画がうまく進まないときの向き合い方として、正しいものはどれか。

  1. ぶれても戻り、続けることを大切にする
  2. 一度でもつまずいたら受験はあきらめる
  3. 計画通りにできない自分を強く責め続ける
  4. 計画は一切変えず無理にでも守り通す
ロアマスター
ロアマスター 解答・解説

解答は 1 である。

計画は、その通りに進まないのが当たり前。つまり、ぶれても戻ってきて、止まらず続けることのほうが、完璧に守ることよりずっと大切なのだ。

選択肢判定理由
1✓ 正解戻って続けるが大事
2✗ 誤りつまずいても直せる
3✗ 誤り責める必要はない
4✗ 誤り柔軟に直してよい

要するに、続けることを目指すのが、合格への道なのである。


「年間スケジュールは、立ててぶれて、また戻ってくればいい」と感じてもらえたなら、編集部としてはとても嬉しいです。

行政書士試験は、例年11月。そこから逆算して、序盤・中盤・直前と過ごし、スキマ時間で毎日を積み重ねる。計画がぶれても、また戻ってくればいい。完璧を目指さず、続けることを目指せば、本試験の日まで、あなたのペースで近づいていけます。なお、試験日や申込期間は年度で変わるので、受験する年の公式案内で確認しておくと安心です。

その毎日の積み重ねに、4択でスキマ時間に取り組めるシカクエのアプリも選択肢の一つです。通勤の合間など、5分から試せます。

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もちろん、市販のテキストや問題集で、自分のペースで進めるのも、まったく問題ありません。

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