火災保険とは?火災・落雷・破裂爆発などで建物や家財が受けた損害を補償する損害保険

公開: 更新: カテゴリ: リスク管理

30秒で結論

火災保険とは(全体像)

火災保険は、火災・落雷・破裂爆発などで建物や家財が損害を受けたときに、保険金が出る損害保険のこと。家が燃えた、雷で家電が壊れた、といった損害に備える保険である。

押さえるのは、補償の対象が建物と家財の2つに分かれていて、契約も別だということ。つまり建物だけ入っていても家具の損害は出ないし、家財だけ入っていても建物の損害は出ない。

そしてもう1つ大事なのが、地震・噴火・津波が原因の火災は、火災保険では補償されないこと。これは「地震保険」という別の保険でカバーする。地震保険は火災保険にセットで付ける形でしか入れない。


詳しく:この表だけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。火災保険の中身は、次の表に全部つまっている。

火災保険の補償範囲

区分内容
補償する火災・落雷・破裂爆発などによる建物・家財の損害
オプションで選べる水災・風災・盗難・破損汚損など(商品により選択)
補償しない地震・噴火・津波を原因とする火災・損壊 → 地震保険でカバー

補償の対象になる建物と家財は、契約が別建てになっている。

建物と家財は別契約

契約補償するもの
建物契約建物本体の損害
家財契約家具・家電・衣類などの損害
ポイント片方だけでは他方の損害は出ない(賃貸入居者は家財中心が一般的)

保険金額(評価額)の決め方は、新価と時価の2つ

評価額の2つの決め方

方式中身保険料もらえる保険金
新価(再調達価額)同じものを新しく買い直すのに必要な金額が基準高め大きい
時価新価から古くなった分(減価)を引いた金額が基準安め小さい

「補償するのは火災・落雷・破裂爆発など、地震火災は出ない」「建物と家財は別契約」「評価額は新価か時価」──この3つがそろえば戦える。

わかりやすく言い換えると

要するに、こう覚えるとラク。

火災保険は「火事・雷・爆発で家や家財が壊れたらお金が出る保険」。ただし地震が原因の火事は別枠で、地震保険に入らないと出ない。

建物と家財は別々の財布だとイメージする。建物の財布だけ用意しても、家具が壊れたときは出てこない。

評価額は「新品で買い直す金額(新価)」か「今の中古価値(時価)」かの2択。新価のほうが保険料は高いぶん、もらえる金額も大きい。


試験のツボ

🔴 一番出る:地震が原因の火災は火災保険では出ない

①火災保険が補償するのは火災・落雷・破裂爆発など

②地震・噴火・津波が原因の火災・損壊は対象外 → 地震保険でカバー

🟡 押さえると安定:建物と家財は別契約

①建物契約と家財契約は別建て

②片方だけでは他方の損害は出ない

🟡 押さえると安定:評価額は新価か時価の2方式

①新価(再調達価額)=買い直す金額が基準・保険料高め・保険金大きい

②時価=古くなった分を引いた金額が基準・保険料安め・保険金小さい


よくある間違い

「地震が原因の火災も火災保険で出る」→ ✗  地震・噴火・津波による火災は対象外。地震保険で別途カバーする。

「建物契約だけ入れば家財も補償される」→ ✗  建物と家財は別契約。家財も補償したいなら家財契約が別に必要。

「評価額は新価しかない」→ ✗  新価と時価の2方式がある。時価は保険料も保険金も新価より小さめ。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(補償範囲)

📝 オリジナル問題 1 補償範囲

火災保険の補償範囲に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 火災保険は火災や落雷だけでなく地震・噴火・津波を原因とする火災・損壊についてもそのまま補償の対象に含める
  2. 火災保険は火災・落雷・破裂爆発などを補償し、地震・噴火・津波が原因の火災は対象外で地震保険でカバーする
  3. 火災保険は水災・風災・盗難などの補償が商品にかかわらず常に自動でまとめて付帯される仕組みであるとされる
  4. 火災保険は地震・噴火・津波が原因の火災だけを補償の対象とし、通常の火災は対象に含めない仕組みである
インスキメ
インスキメ 解答・解説

解答は 2 だよ。

火災保険が補償するのは火災・落雷・破裂爆発などで、つまり地震・噴火・津波が原因の火災は対象外。そこは地震保険でカバーするんだ。地震火災まで含むわけでも、オプションが常に自動で付くわけでも、通常の火災が対象外なわけでもないよ。

選択肢判定理由
1地震・噴火・津波が原因の火災は対象外
2補償範囲と地震火災の扱いが正しい
3水災・風災などは商品により選ぶオプション
4通常の火災が対象、地震火災だけが対象ではない

オリジナル問題2(評価額)

📝 オリジナル問題 2 評価額

火災保険の評価額(保険金額)の決め方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 火災保険の評価額は契約者の毎月の収入額に応じて自動的に一律で決まる独自の仕組みであるとされる
  2. 火災保険の評価額は新価のみで決まり、時価という決め方は制度として存在しないものとされている
  3. 火災保険の評価額は契約者の年齢に応じて20代用・40代用・60代用の3段階で自動的に決まるとされる
  4. 火災保険の評価額には新価と時価があり、新価は保険料が高めだが保険金は大きく、時価はその逆である
マネケンジャ
マネケンジャ 解答・解説

解答は 4 である。

火災保険の評価額には新価(再調達価額)と時価の2つがある。要するに、新価は買い直す金額が基準なので保険料は高めだが保険金は大きく、時価は古くなった分を引くので保険料は安めだが保険金は小さい。収入で一律でも、新価だけでも、年齢別3段階でもない。

選択肢判定理由
1収入額で一律に決まる仕組みではない
2新価と時価の2方式があり時価も存在する
3年齢別3段階で決まる方式ではない
4新価・時価の対比として正しい

オリジナル問題3(建物と家財の契約)

📝 オリジナル問題 3 建物と家財の契約

火災保険の建物と家財の契約に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 火災保険は建物を補償する契約と家財を補償する契約が別建てで、片方だけでは他方の損害は出ない
  2. 火災保険は建物と家財が必ず一本の契約にまとまり、両方が常に自動でまとめて補償される仕組みである
  3. 火災保険は建物だけを補償の対象とし、家財はどの商品を選んでもいっさい補償されない仕組みである
  4. 火災保険は契約者の自動車の物損損害まで建物・家財と同じ契約でまとめて補償する仕組みである
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 1 だっ。

火災保険は建物の契約と家財の契約が別建てで、片方だけでは他方の損害は出ないっ。つまり一本にまとまるわけでも、家財がまったく補償されないわけでも、自動車の物損まで一緒に補償するわけでもないっ!「建物と家財は別の財布」と覚えておこうっ!

選択肢判定理由
1建物と家財は別契約で正しい
2必ず一本にまとまる仕組みではない
3家財も家財契約で補償できる
4自動車の物損までまとめる契約ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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