投資者保護とは?3つのしくみ

公開: 更新: カテゴリ: 金融資産運用

30秒で結論

投資者保護とは(全体像)

投資は自己責任が基本だが、証券会社が破綻したり、合わない商品をすすめられたりしては、投資する人が落ち着いて取引できない。そこで用意されているのが投資者保護のしくみ。

押さえるのは、3つのしくみ。証券会社の破綻に備える投資者保護基金、顧客の資産を守る分別管理、合った商品をすすめる適合性の原則。ここがFP2級でよく問われる。


詳しく:3つのしくみ

ここが記事の心臓部。3つのしくみを整理する。

投資者保護の3つのしくみ

しくみ中身
投資者保護基金証券会社の破綻時に1人1,000万円まで補償
分別管理顧客の資産と証券会社の資産を分けて管理
適合性の原則顧客に合った商品を販売する

整理のコツは、3つを「破綻・分ける・合った商品」で覚えること。投資者保護基金は、証券会社が破綻したときに1人1,000万円まで補償するしくみ。分別管理は、顧客の資産と会社の資産を分けて管理し、破綻しても顧客の資産が守られるようにすること。適合性の原則は、顧客の知識や目的に合った商品をすすめること。

なお、制度の内容は改正で変わることがある。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり投資者保護は、「投資する人が落ち着いて取引できるように用意された、守りのしくみ」だとイメージするとラク。

要するに、投資者保護基金は、証券会社が破綻したときに、1人1,000万円まで補償してくれるしくみ。分別管理は、顧客の資産と証券会社の資産を分けて管理し、会社が破綻しても顧客の資産が守られるようにすること。適合性の原則は、顧客の知識や目的に合った商品を販売すること。3つで投資する人を守る。

ひっかけは「分別管理は、顧客の資産と会社の資産をまとめて管理すること」という思い込み。分別管理は分けて管理すること、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:投資者保護基金は1人1,000万円まで

①証券会社の破綻時に補償する

②補償の上限は1人1,000万円

🔴 次に出る:分別管理と適合性の原則

①分別管理は顧客資産と会社資産を分けて管理

②適合性の原則は顧客に合った商品を販売

🟡 押さえると安定:守りの考え方

①投資する人が落ち着いて取引できるように

②3つのしくみで投資者を守る


よくある間違い

「分別管理は、顧客の資産と会社の資産をまとめて管理することである」→ ✗  分別管理は、顧客の資産と会社の資産を分けて管理すること。

「投資者保護基金は、破綻時に1人1億円まで補償する」→ ✗  投資者保護基金の補償は、1人1,000万円まで。

「適合性の原則とは、だれにでも同じ商品をすすめることである」→ ✗  適合性の原則は、顧客に合った商品を販売すること。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(分別管理)

📝 オリジナル問題 1 分別管理

分別管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 分別管理は、顧客の資産と会社の資産をまとめて管理することである
  2. 分別管理は、資産という考え方がいっさいないものとされている
  3. 分別管理は、顧客の資産と会社の資産を分けて管理することである
  4. 分別管理は、投資者保護とはまったく関係のないものである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 3 である。

分別管理は、顧客の資産と会社の資産を分けて管理することじゃ。会社が破綻しても顧客の資産が守られるぞ。

選択肢1は「まとめて管理」、選択肢2は「資産の考え方がない」、選択肢4は「保護と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1分けて管理する
2資産を分けて管理する
3顧客資産と会社資産を分けて正しい
4投資者保護のしくみ

オリジナル問題2(投資者保護基金)

📝 オリジナル問題 2 投資者保護基金

投資者保護基金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 投資者保護基金は、証券会社の破綻時に1人1,000万円まで補償する
  2. 投資者保護基金は、証券会社の破綻時に1人1億円まで補償するものである
  3. 投資者保護基金は、破綻してもいっさい補償しないものとされている
  4. 投資者保護基金は、投資とはまったく関係のないもののことである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 1 である。

投資者保護基金は、証券会社の破綻時に1人1,000万円まで補償するのじゃ。万一のときの備えだぞ。

選択肢2は「1億円まで」、選択肢3は「補償しない」、選択肢4は「投資と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
11人1,000万円まで補償で正しい
2上限は1,000万円
3破綻時に補償する
4投資者を守るしくみ

オリジナル問題3(適合性の原則)

📝 オリジナル問題 3 適合性の原則

適合性の原則に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 適合性の原則は、だれにでも同じ商品をすすめることとされている
  2. 適合性の原則は、もっとも手数料の高い商品だけをすすめることである
  3. 適合性の原則は、商品とはまったく関係のないもののことである
  4. 適合性の原則は、顧客に合った商品を選んで販売することである
カブドラ
カブドラ 解答・解説

解答は 4 である。

適合性の原則は、顧客に合った商品を販売することじゃ。知識や目的に合わせるぞ。

選択肢1は「同じ商品」、選択肢2は「手数料の高い商品」、選択肢3は「商品と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。

選択肢判定理由
1顧客に合った商品をすすめる
2手数料の高さでは選ばない
3商品の販売に関わる
4顧客に合った商品を販売し正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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