相続税の申告と納付とは?申告期限と延納・物納

公開: 更新: カテゴリ: 相続事業承継

30秒で結論

相続税の申告と納付とは(全体像)

相続税は、申告して納める税。まず期限内に申告書を出し、税額を納付する。

押さえるのは2点。申告期限が「死亡を知った日の翌日から10か月以内」であること、そして一括で払えないときの延納と物納。とくに期限の10か月と、延納・物納の順番がFP2級でよく問われる。


詳しく:申告期限と延納・物納

ここが記事の心臓部。申告と納付のルールを表で押さえる。

相続税の申告と納付

項目内容
申告期限死亡を知った日の翌日から10か月以内
原則の納付現金で一括納付
延納分割して納める(最長20年)
物納不動産・国債・上場株式などのモノで納める

最重要は申告期限の10か月。死亡を知った日の翌日から10か月以内に申告する。

納付は現金で一括が原則だが、難しいときは延納(分割払い・最長20年)が使える。延納でも難しいときに、不動産などのモノで納める物納を使う。つまり「一括 → 延納 → 物納」の順で、物納は最後の手段だ。なお要件や期間は改正で変わることがあるので、受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておこう。

わかりやすく言い換えると

つまり、「申告は10か月以内、払えないときは分割の延納、それも無理ならモノで納める物納」とイメージするとラク。

要するに、期限は10か月、納付は一括が原則で、延納(最長20年)→物納の順、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:申告期限は10か月

①死亡を知った日の翌日から10か月以内に申告

②3年以内などではない

🔴 次に出る:延納と物納

①延納は分割払い(最長20年)

②物納は不動産などのモノで納める

🟡 押さえると安定:納付の順番

①現金で一括が原則

②一括 → 延納 → 物納の順(物納は最後の手段)


よくある間違い

「相続税の申告期限は3年以内」→ ✗  死亡を知った日の翌日から10か月以内。

「延納と物納は好きなほうを自由に選べる」→ ✗  一括が原則。延納でも難しいときに物納という順番。

「物納は現金でしか認められない」→ ✗  物納は不動産・国債・上場株式などのモノで納める方法。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(申告期限)

📝 オリジナル問題 1 相続税の申告期限

相続税の申告期限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 相続税の申告は、死亡を知った日の翌日から3年以内に行うものとされる
  2. 相続税の申告は、死亡を知った日の翌日から10か月以内に行うものである
  3. 相続税の申告は、死亡を知った日の翌日から1か月以内に行うものとされる
  4. 相続税には申告の手続きがなく、納める税額は自動で決まるものとされる
ソウフェニ
ソウフェニ 解答・解説

解答は 2 だ。

相続税の申告は、死亡を知った日の翌日から10か月以内に行う。この10か月が最頻出だよ。

選択肢1の「3年以内」、選択肢3の「1か月以内」、選択肢4の「申告がない」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
110か月以内が正しい
2死亡を知った日の翌日から10か月以内で正しい
31か月ではない
4申告が必要

オリジナル問題2(延納)

📝 オリジナル問題 2 相続税の延納

相続税の延納に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 延納は、相続税を一度に全額まとめて現金で納める方法のことである
  2. 延納は、不動産などのモノで相続税を納める方法のことだとされる
  3. 延納は、相続税を必ず1年以内に納め終える方法だと決められている
  4. 延納は、相続税を分割して納める方法で、最長20年まで認められる
ソウフェニ
ソウフェニ 解答・解説

解答は 4 だ。

延納は、相続税を分割して納める方法で、最長20年まで認められる場合がある。一括が難しいときの分割払いだよ。

選択肢1の「全額まとめて」、選択肢2の「モノで納める」、選択肢3の「1年以内」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1一括は原則の納付。延納は分割
2モノで納めるのは物納
3最長20年まで認められる
4分割払い・最長20年で正しい

オリジナル問題3(物納)

📝 オリジナル問題 3 相続税の物納

相続税の物納に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 物納は、現金を何回かに分けて分割で納める方法のことである
  2. 物納は、一括納付より先に最初に選ぶ方法だと決められている
  3. 物納は、一括納付や延納が難しいとき不動産などのモノで納める
  4. 物納は、現金でしか認められず、モノでは納められないとされる
ソウフェニ
ソウフェニ 解答・解説

解答は 3 だ。

物納は、一括納付や延納が難しいときに、不動産などのモノで納める方法だ。「一括→延納→物納」の順で、物納は最後の手段だよ。

選択肢1の「現金を分割」、選択肢2の「最初に選ぶ」、選択肢4の「現金でしか不可」は、いずれも誤りだ。

選択肢判定理由
1現金の分割は延納
2物納は最後の手段
3不動産などのモノで納めるで正しい
4モノで納める方法

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

勉強は、クエストになった。

資格の勉強を、冒険に変えるRPG学習アプリ

App Storeで見る