中退共(中小企業退職金共済)とは?掛金・助成・支払い

公開: 更新: カテゴリ: ライフプランニング

30秒で結論

中退共とは(全体像)

中退共は、中小企業が単独では用意しにくい退職金を、国の共済のしくみでまとめて支えるもの。会社が毎月掛金を払っておけば、従業員が辞めるときに、中退共から退職金が支払われる。

ポイントは、対象が中小企業に限られること。大企業は対象外。そして掛金は会社(事業主)が全額負担し、税金の計算では全額が経費(損金)になる。


詳しく:掛金・助成・支払い

ここが記事の心臓部。中退共のしくみを整理する。

中退共のポイント

項目中身
対象中小企業(大企業は対象外)
掛金の負担事業主が全額負担(従業員は払わない)
税金の扱い掛金は全額が経費(損金)になる
国の助成新しく加入したときなど、掛金の一部を一定期間補助
退職金の支払い中退共から従業員へ直接支払われる

整理のコツは2つ。

対象は中小企業・掛金は事業主が全額負担。従業員の自己負担はなく、会社が払う掛金は全額が経費になる。

国の助成があり、退職金は直接支払い。新規加入時などに国の補助があり、退職金は会社を通さず中退共から従業員へ直接支払われる。

なお、助成の額や条件は改正で変わることがある。受験する年度の最新の基準もあわせて確認しておくとよい。

わかりやすく言い換えると

つまり中退共は、「中小企業の退職金を、国の共済でまとめて積み立てるしくみ」だとイメージするとラク。

要するに、掛金を払うのは会社だけ(従業員の負担なし)で、その掛金は全額が会社の経費になる。さらに国の助成もあるので、中小企業が退職金を用意しやすい。

ひっかけは「大企業も加入できる」「掛金は従業員も負担する」という思い込み。対象は中小企業で、掛金は事業主が全額負担、と押さえておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:対象は中小企業・掛金は事業主が全額

①対象は中小企業(大企業は対象外)

②掛金は事業主が全額負担し、従業員は払わない

🔴 次に出る:掛金は全額が経費・国の助成

①掛金は税金の計算で全額が経費(損金)になる

②新しく加入したときなど、国の助成がある

🟡 押さえると安定:退職金は直接支払い

①退職金は中退共から従業員へ直接支払われる

②会社が単独で用意しにくい退職金を共済で支える


よくある間違い

「中退共は大企業も加入できる」→ ✗  対象は中小企業。大企業は対象外。

「中退共の掛金は従業員も負担する」→ ✗  掛金は事業主が全額負担する。

「中退共の掛金は経費にならない」→ ✗  掛金は全額が経費(損金)になる。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(対象と掛金)

📝 オリジナル問題 1 中退共の対象と掛金

中退共(中小企業退職金共済)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 中退共は企業の規模に関係なく、大企業も中小企業も同じように加入できるものとされている
  2. 中退共は中小企業のための退職金制度で、掛金は事業主が全額負担し、従業員は掛金を払わない
  3. 中退共は従業員が掛金を全額負担する制度で、事業主はいっさい掛金を出さないものとされている
  4. 中退共は個人事業主だけが対象で、会社で働く従業員はいっさい加入できないものとされている
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 2 だっ。

中退共は中小企業のための制度で、掛金は事業主が全額負担し、従業員は払わないよっ。

選択肢1は「大企業も同じように加入」、選択肢3は「従業員が全額負担」、選択肢4は「個人事業主だけ」で、いずれも誤りだっ。

選択肢判定理由
1対象は中小企業
2中小企業・掛金は事業主全額負担で正しい
3掛金は事業主が負担する
4中小企業の従業員のための制度

オリジナル問題2(掛金の税金の扱い)

📝 オリジナル問題 2 中退共の掛金の損金算入

中退共の掛金の税金の扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 中退共の掛金は税金の計算ではいっさい経費にできず、会社の利益から差し引けないものとされている
  2. 中退共の掛金は半分だけが経費になり、残りの半分は経費にできないものと決められている
  3. 中退共の掛金は、税金の計算において、その全額が経費(損金)として認められることになる
  4. 中退共の掛金は経費ではなく、逆に会社の利益として課税対象に加えられるものとされている
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 3 だよっ。

中退共の掛金は、税金の計算において全額が経費(損金)になるよっ。会社にとって取り入れやすいしくみだっ。

選択肢1は「いっさい経費にできない」、選択肢2は「半分だけ」、選択肢4は「利益に加える」で、いずれも誤りだよっ。

選択肢判定理由
1全額が経費になる
2半分ではなく全額
3全額が経費(損金)で正しい
4利益に加えるわけではない

オリジナル問題3(国の助成と支払い)

📝 オリジナル問題 3 中退共の助成と退職金の支払い

中退共の助成や退職金の支払いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 中退共には国の助成があり、退職金は中退共から従業員へ直接支払われる仕組みになっている
  2. 中退共には国の助成はいっさいなく、すべて会社が自前で負担するものと決められている
  3. 中退共の退職金は会社にいったん支払われ、会社が自由に使い道を決められるものとされている
  4. 中退共の退職金は国に納められたまま従業員には支払われず、受け取れないものとされている
プランリス
プランリス 解答・解説

解答は 1 だっ。

中退共には国の助成があり、退職金は中退共から従業員へ直接支払われるよっ。

選択肢2は「助成がない」、選択肢3は「会社が自由に使う」、選択肢4は「従業員に支払われない」で、いずれも誤りだっ。

選択肢判定理由
1国の助成あり・直接支払いで正しい
2国の助成がある
3退職金は従業員へ直接支払われる
4従業員が受け取れる

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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