物価指標とは(全体像)
物価指標は、世の中のモノやサービスの値段がどう動いたかを数字で表したもの。インフレやデフレを測るためのものさしになる。
押さえるのは、どの段階の価格を見るかと、何を除いて見るか。消費者が買う段階を見るのがCPI、企業間の取引段階を見るのがCGPI。そして、値動きの大きい生鮮食品やエネルギーを除いた指標もある。ここがFP2級でよく問われる。
詳しく:CPIとCGPI・コアの除き方
ここが記事の心臓部。まず、見る段階のちがい。
消費者物価指数と企業物価指数
| 指標 | 見る段階 |
|---|---|
| 消費者物価指数(CPI) | 消費者が買う段階の価格 |
| 企業物価指数(CGPI) | 企業間で取引する段階の価格 |
そして、CPIから何を除くかで呼び方が変わる。
コアCPIとコアコアCPI
| 指標 | 除くもの |
|---|---|
| コアCPI | 生鮮食品を除く |
| コアコアCPI | 生鮮食品とエネルギーを除く |
整理のコツは、まずCPIは消費者・CGPIは企業間だと押さえること。買う人の段階を見るのがCPI、企業どうしの取引段階を見るのがCGPI。次にコアは除き方のちがい。生鮮食品を除けばコアCPI、生鮮食品とエネルギーも除けばコアコアCPI。
なお、指標の数値は時期で変わる。受験する年度の最新の内容もあわせて確認しておくとよい。
わかりやすく言い換えると
つまり物価指標は、「値段の動きを、どの段階で・何を除いて見るか」で分かれたものさしだとイメージするとラク。
要するに、消費者物価指数(CPI)は消費者が買う段階の価格、企業物価指数(CGPI)は企業間で取引する段階の価格。そして、値動きの大きい生鮮食品を除いたのがコアCPI、生鮮食品とエネルギーも除いたのがコアコアCPI。除けば除くほど、土台の物価の流れがはっきり見える。
ひっかけは「コアコアCPIは生鮮食品だけを除いた指標」という思い込み。コアコアは生鮮食品とエネルギーの両方を除く、と押さえておこう。
試験のツボ
🔴 一番出る:CPIとCGPIのちがい
①消費者物価指数(CPI)は消費者が買う段階の価格
②企業物価指数(CGPI)は企業間で取引する段階の価格
🔴 次に出る:コアの除き方
①コアCPIは生鮮食品を除く
②コアコアCPIは生鮮食品とエネルギーを除く
🟡 押さえると安定:物価指標の役割
①インフレやデフレを測るものさし
②除くものを変えて物価の流れを見る
よくある間違い
①「企業物価指数(CGPI)は消費者が買う段階の価格を表す」→ ✗ 消費者が買う段階はCPI。CGPIは企業間で取引する段階。
②「コアコアCPIは生鮮食品だけを除いた指標である」→ ✗ コアコアCPIは生鮮食品とエネルギーの両方を除く。
③「コアCPIはエネルギーを除いた指標である」→ ✗ コアCPIは生鮮食品を除く。エネルギーも除くのはコアコアCPI。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(CPIとCGPI)
消費者物価指数と企業物価指数に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 消費者物価指数も企業物価指数も、まったく同じ段階の価格を表すものとされている
- 消費者物価指数は企業間の取引段階、企業物価指数は消費者が買う段階を表すとされている
- 消費者物価指数は消費者が買う段階、企業物価指数は企業間で取引する段階の価格を表す
- 消費者物価指数は、価格とはいっさい関係のない数字であると決められている
解答は 3 である。
消費者物価指数は消費者が買う段階、企業物価指数は企業間で取引する段階の価格を表すのじゃ。見る場所がちがうぞ。
選択肢1は「同じ段階」、選択肢2は段階が逆、選択肢4は「価格と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 見る段階がちがう |
| 2 | ✗ | 消費者と企業間が逆 |
| 3 | ✓ | CPIは消費者・CGPIは企業間で正しい |
| 4 | ✗ | 価格の動きを表す |
オリジナル問題2(コアコアCPI)
コアコアCPIに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- コアコアCPIは、生鮮食品とエネルギーの両方を除いて求める物価指数である
- コアコアCPIは、生鮮食品だけを除いて求めるものと決められている
- コアコアCPIは、何も除かず、すべての品目を含めて求めるものとされている
- コアコアCPIは、物価とはいっさい関係のない数字であると決められている
解答は 1 である。
コアコアCPIは、生鮮食品とエネルギーの両方を除いて求める物価指数じゃ。値動きの大きいものを除いて、土台の流れを見るぞ。
選択肢2は「生鮮食品だけ」、選択肢3は「何も除かない」、選択肢4は「物価と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 生鮮食品とエネルギーを除き正しい |
| 2 | ✗ | 生鮮だけはコアCPI |
| 3 | ✗ | 両方を除いて求める |
| 4 | ✗ | 物価の動きを表す |
オリジナル問題3(コアCPI)
コアCPIに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- コアCPIは、生鮮食品とエネルギーの両方をまとめて除いて求めるものと決められている
- コアCPIは、何も除かずにすべてを含めて求めるものと決められている
- コアCPIは、物価とはいっさい関係のない数字であると決められている
- コアCPIは、値動きの大きい生鮮食品を取り除いて計算する、消費者物価の指数である
解答は 4 である。
コアCPIは、値動きの大きい生鮮食品を除いて求める物価指数じゃ。エネルギーも除けば、コアコアCPIになるぞ。
選択肢1は「両方除く」、選択肢2は「何も除かない」、選択肢3は「物価と関係ない」で、いずれも誤りじゃ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 両方除くはコアコア |
| 2 | ✗ | 生鮮食品を除く |
| 3 | ✗ | 物価の動きを表す |
| 4 | ✓ | 生鮮食品を除いて求め正しい |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 CPIとCGPIのちがい。消費者物価指数は消費者が買う段階、企業物価指数は企業間で取引する段階。
- 🔴 コアの除き方。コアCPIは生鮮食品を除く、コアコアCPIは生鮮食品とエネルギーを除く。
- 🟡 物価指標の役割。インフレやデフレを測るものさしになる。
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執筆: SikakuQuest編集部