宅建試験はいつ?受験料は?合格率は?ぜんぶこの1ページで

公開: 更新: カテゴリ: 試験概要

宅建試験の核データとは

宅建試験のいちばん大切なところを、最初に1段落で。

毎年10月の第3日曜日に実施。受験料は8,200円。合格率は15〜18%。受験資格はゼロ(学歴も年齢も職業も問われない)。これだけ覚えておけば、宅建受験の全体像はつかめます。

  • 試験日: 毎年10月の第3日曜日(13:00〜15:00)
  • 受験料: 8,200円
  • 合格率: 15〜18%(合格点 31〜38点 / 50点満点)
  • 受験資格: なし

個人的には、これまで見てきた範囲で、宅建ほど「カレンダー1ページ分の段取り」で全体像が把握できる国家資格はあまりありません。社労士の場合は実務経験や学歴の確認が必要ですし、税理士なら科目別合格の管理など、試験前の段取りそのものが複雑です。

宅建は「やる気だけ持ってきて」というシンプルさが、最初の一歩を軽くしてくれます。

なぜそう言えるのか、ここから順番に、申込から合格までを並走しながら見ていきます。


試験日と試験時間

試験は 毎年10月の第3日曜日 に1日で行われます。年に1回しかない、ということはまず頭に入れておきたい部分。

時間は 13時から15時までの2時間。50問のマークシート問題を、ちょうど2時間で解き切る形式です。

ここで一つだけ補足を。

5問免除制度 を使う方(登録実務講習を経た宅地建物取引業の従業者)は、試験時間が 13時10分から15時まで に短縮されます。問題数も50問から45問に減りますが、配点や合格判定の考え方は同じ。

試験当日のタイムテーブル

一般受験者13:00〜15:00(50問・2時間)
5問免除者13:10〜15:00(45問・1時間50分)
受付・着席12:30開始
注意事項説明12:50頃

ちなみに、12時30分には会場に着いておくのが鉄則。受付や注意事項の説明があるためで、ぎりぎりの到着では落ち着いて受験できません。

私たちが取材した範囲でも、当日の朝に道に迷ったり交通機関が遅れたりして焦った、という声は毎年出てきます。前日のうちに会場までの経路を一度確認しておく方が、心理的にずいぶん楽です。


受験申込のタイミング

申込みは 毎年7月初旬から7月下旬まで の約1か月間。これを逃すと、その年の試験には参加できなくなります。

申込方法は2種類:

申込み後、9月下旬から10月初旬にかけて受験票が郵送されます。受験票には会場名・席番号・持ち物の最終確認事項が書かれているので、届いたら開封して内容を確かめておきましょう。

ここで気をつけたいのは、住所変更があった場合。申込時の住所宛に送られるため、引っ越しを挟む方は転居届の段取りも一緒に確認しておく必要があります。


受験料と受験会場

受験料は 8,200円。これは2024年度から改定された金額で、それ以前は7,000円でした。クレジットカード、コンビニ決済、ペイジー、銀行振込などが使えます。

会場は 全国の都道府県に約350か所。受験申込の時点で「希望する受験地」を選ぶ形です。

受験会場の選び方

観点内容
受験地の指定申込時に1つの都道府県を選択
住民票との関係一致していなくてOK
県をまたぐ受験申込時に選んだ県の会場のみ
会場の指定不可(県内のどこかは運営が割り振り)

地方在住で会場まで遠い場合、前泊を組み合わせる方も少なくありません。試験当日の朝に長距離移動するのはコンディション面で不利、という現場の声も取材で聞きました。

東京・大阪・愛知・福岡といった大都市圏は会場数が多い一方、地方では会場まで車で1時間以上かかるケースもあります。受験地を選ぶときは、当日のアクセスもセットで考えるのが現実的です。


合格率と合格点

ここが多くの受験者が気になるところ。

合格率は 毎年だいたい15〜18%。50問中の合格点は 31〜38点 の範囲で、年によって変動します。

なぜ変動するかというと、宅建試験は 絶対評価ではなく相対評価 だから。問題が難しかった年は合格点が下がり、易しかった年は上がる。受験者全体の上位約15〜18%が合格圏に入る、という設計です。

合格率15〜18% は 受験者全員の中での比率。記念受験・申込んだのに来なかった人を除いた「本気組」だけで見ると、合格は十分に届く水準。数字に惑わされる必要はない。

統計データで公表されている過去5年の数字を見ても、合格点はおおむね 33〜36点に収まっています。50問のうち、約7割を取れば合格圏、というのが実務的な目安。

母数の話をもう少しだけ。宅建試験の受験者数は毎年20万人前後。これは日本でもっとも受験者の多い国家資格のひとつです。20万人の中の上位15〜18%、と聞けば狭く感じますが、合格者は3万人前後出ているということでもあります。

私たちが取材した合格者の方々の話で印象的だったのは、「2回目で受かった人が想像以上に多い」こと。1回目で合格圏ギリギリを外して、翌年に同じ範囲をもう一周して仕上げる——というパターンが、社会人合格者には多いそうです。1回で受からなくても、積み上げた知識は次年度に生きるので、長い目で見れば「準備した人から順に合格していく」構造が見えてきます。

ちなみに合格率と合格点の関係は別記事で深掘りしているので、気になったらあわせて読んでみてください。


試験形式と科目構成

試験は 4肢択一のマークシート方式。50問すべてが「選択肢4つから1つ選ぶ」形で、記述問題はありません。

科目は4つに分かれます。

宅建試験の科目構成(一般受験者・50問)

科目出題数内容
宅建業法20問業法・重説・契約規制(高得点ゾーン)
権利関係(民法等)14問民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法
法令上の制限8問都市計画法・建築基準法・農地法など
税・その他8問税金・地価公示・統計など

ここがポイント。

20問の宅建業法は 満点近くを狙えるブロック で、合格者の多くが17〜18問正解しています。逆に権利関係は法律の条文・判例理解が問われるため、6〜10問程度が現実的なライン。

科目ごとに「取れるところで取り切る」戦略が、合格点突破の王道です。最初から全科目で満点を狙う必要はありません。

私たちの取材でも、合格者は例外なく「業法で稼いで権利関係は守る」という配点設計を口にしていました。1問の重みは同じなので、得点しやすい場所から積み上げる発想が効きます。

各科目の学習時間の目安としては、業法に全体の4割、権利関係に3割、法令上の制限と税・その他にそれぞれ1.5割ずつ、というのが標準的な配分。出題数の多い順に時間を投入する、というシンプルなルールです。

学ぶ順番についても、編集部としては「業法→権利関係→法令上の制限→税」を勧めたい。業法は高得点ゾーンで、序盤に固めると勉強の手応えが出やすく、続きやすいからです。逆に権利関係から始めると、民法の条文や判例で詰まって心が折れる方が一定数いる、という現場の声もよく聞きます。


試験までの全体スケジュール

ここまでの情報を、年間カレンダーに並べると次のようになります。

宅建試験の年間スケジュール

4〜6月学習開始のおすすめ時期
7月初旬〜下旬受験申込(インターネット/郵送)
9月下旬〜10月初旬受験票が届く
10月第3日曜日試験本番(13:00〜15:00)
11月下旬合格発表
12月以降合格者は登録宅建士証交付の手続きへ

学習を始める時期は人それぞれですが、一般的には 試験の半年前(4月頃)から が標準的なペース。1日1時間で半年〜1年の積み上げで、合格圏に入ってくる目安です。

社会人の方なら、4〜5月の連休前後で「学習を始める」と決めて、申込時期の7月までに基礎を一周しておくと、後半が楽になります。

直前期にあたる9月〜10月は、過去問演習に時間を振るのが定番。新しいテキストを増やすより、解いたことのある問題集をもう一周する方が得点が伸びやすい、というのは取材でも共通して聞きました。

試験当日に持参するものは、受験票・HBの鉛筆数本・消しゴム・腕時計。腕時計は会場の時計が見づらい席に当たることがあるため、シンプルな針時計を1つ持っていくと安心です。スマートウォッチは試験中に使えないので注意。

合格発表は11月下旬、Web上で受験番号一覧が公開されます。合格していたら、12月以降に登録実務講習や宅建士証交付の手続きへ進む流れ。受かった瞬間に宅建士になれるわけではない、という点だけ覚えておいてください。

  • 試験日は 毎年10月第3日曜日、年に1回のみ
  • 申込みは 7月初旬〜下旬(忘れたら1年待ち)
  • 受験料は 8,200円、会場は全国約350か所
  • 合格率 15〜18%、合格点は 31〜38点(相対評価)
  • 試験形式は 4肢択一マークシート、50問・2時間
  • 全体スケジュールは「学習→申込→受験→合格発表→登録」


理解度チェック

ここまでの内容、どれくらい身についたかチェックしてみよう。

📝 オリジナル問題 1 試験日

宅建試験はいつ実施されるか。

  1. 毎年6月の第1日曜日
  2. 毎年10月の第3日曜日
  3. 毎年12月の第2土曜日
  4. 毎年7月と11月の年2回
ビズマスター
ビズマスター 解答・解説

解答は 2 である。

宅建試験は年に1回、毎年10月の第3日曜日に実施される。

選択肢判定理由
1✗ 誤り6月開催ではない
2✓ 正解10月第3日曜日が試験日
3✗ 誤り12月開催ではない
4✗ 誤り年1回のみ、複数回開催ではない

年に1回しかない試験ゆえ、申込時期を逃すと1年待つことになる。カレンダーで段取りを押さえておくのである。

📝 オリジナル問題 2 受験料

2024年度以降の宅建試験の受験料はいくらか。

  1. 5,500円
  2. 7,000円
  3. 8,200円
  4. 12,000円
ビズマスター
ビズマスター 解答・解説

解答は 3 である。

選択肢判定理由
1✗ 誤りこれより高い
2✗ 誤り2023年度までの旧価格
3✓ 正解2024年度から8,200円
4✗ 誤りこれより安い

受験料は2024年度に改定された。クレジットカード・コンビニ決済・ペイジー等で支払えるのである。

📝 オリジナル問題 3 試験形式

宅建試験(一般受験者)の出題形式と問題数で正しいのはどれか。

  1. 記述式・40問
  2. 4肢択一マークシート・50問
  3. 5肢択一マークシート・100問
  4. 論述式・10問
ビズマスター
ビズマスター 解答・解説

解答は 2 である。

宅建試験は4肢択一のマークシート方式で、一般受験者は50問を2時間で解く。

選択肢判定理由
1✗ 誤り記述問題はない
2✓ 正解4肢択一・50問が標準
3✗ 誤り5肢択一でも100問でもない
4✗ 誤り論述形式ではない

5問免除制度を使う場合は45問・1時間50分となる。配点や合格判定の考え方は変わらないのだ。


「宅建、そろそろ動き出そうかな」と思ってもらえたなら、編集部としてはとても嬉しいです。

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もちろん、市販のテキストで独学するのもまったく問題ありません。大事なのは、自分に合うやり方で、無理なく続けていくこと。

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