順列・組合せ(nPr・nCr)とは?順列は『並べ方の数』

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30秒で結論

順列・組合せとは(全体像)

順列・組合せは、「全部で何通りあるか(場合の数)」を数える計算のこと。プログラムのパターン数や確率の計算で土台になる。

ポイントは、順序を区別するかどうかでどちらを使うかが決まること。

つまり、問題文に「並べる・順番に」とあれば順列、「選ぶ・組にする」だけなら組合せ、と見分けるのが第一歩だ。


詳しく:この公式と使い分けだけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。まずは2つの公式と具体例。

順列と組合せ

順列 nPr組合せ nCr
意味並べ方の数(順序を区別)選び方の数(順序は区別しない)
公式n! ÷ (n−r)!n! ÷ { r! ×(n−r)! }
例(5から3)5P3 = 5×4×3 = 60通り5C3 = 10通り

`n!`(nの階乗)は「nから1までを全部かけた数」のこと(例:5! = 5×4×3×2×1)。

同じ「5から3つ」でも、並べると60通り、選ぶだけなら10通り。順列のほうが「並べる順番」のぶんだけ数が多くなる。じつはnPr = r! ×nCrの関係があり、組合せに「並べ替えの数(r!)」をかけると順列になる。だから順列と組合せは別の値で、混同してはいけない。

次に、同じものを何度も選べる「重複あり」のパターン。

重複ありのパターン

計算
重複順列n^r4けたの暗証番号 = 10⁴ = 10000通り
重複組合せ(n+r−1)Cr3種類から重複ありで2個選ぶ

暗証番号のように同じ数字を何度でも使えて、並ぶ順番も区別するのが重複順列(n^r)だ。

さらに、順列・組合せは二項定理((a+b)ⁿの展開)やパスカルの三角形ともつながっていて、展開したときの各項の係数がnCrになる。

わかりやすく言い換えると

要するに、「並べるか・選ぶだけか」で順列か組合せかが決まる。

順列 … リレーの「走る順番」を決める(1走→2走→3走、順番が命)

組合せ … チームの「メンバーを選ぶ」だけ(だれとだれ、順番は関係ない)

重複ありのイメージは「くじを引いて毎回もどす」感じ。暗証番号は同じ数字を何度でも使えるから、4けたなら10×10×10×10で10000通り、というわけだ。


試験のツボ

🔴 一番出る:順列と組合せの使い分け

①並べる(順番を区別)=順列 nPr

②選ぶだけ(順番は区別しない)=組合せ nCr

🔴 次に出る:公式と関係

①nPr = n!÷(n−r)!/nCr = n!÷{r!×(n−r)!}

②nPr = r!×nCr(順列は組合せの r! 倍)

🟡 押さえると安定:重複ありのパターン

①重複順列 = n^r(暗証番号など)

②重複組合せ = (n+r−1)Cr


よくある間違い

「nPrとnCrは同じ値になる」→ ✗  順序を区別するかで変わる。nPr = r!×nCr で、順列のほうが多い。

「メンバーを選ぶだけの問題は順列で計算する」→ ✗  順番を区別しないので組合せ(nCr)を使う。

「4けたの暗証番号の総数は順列(nPr)で求める」→ ✗  同じ数字を何度も使えるので重複順列(n^r = 10⁴)。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(使い分け)

📝 オリジナル問題 1 順列と組合せの使い分け

5人から3人を選ぶときの場合の数に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 選ぶだけでも並べても結果は同じなので、どちらで計算しても60通りになる
  2. 5人から3人を選んで一列に並べる場合は、順番を区別しないので10通りである
  3. 5人から3人を選ぶだけ(順番なし)でも、順列で計算するため60通りになる
  4. 選んで並べるなら順列で60通り、選ぶだけなら組合せで10通りと使い分ける
シーピードラ
シーピードラ 解答・解説

解答は 4 だぜ。

選んで並べる→順列(5P3=60)」「選ぶだけ→組合せ(5C3=10)」と使い分ける。順番を区別するかどうかで値が変わるんだ。

選択肢1は「どちらでも同じ」が誤り。選択肢2は並べるのに「順番を区別しない」としていて逆。選択肢3は選ぶだけなのに順列を使う誤りだぜ。

選択肢判定理由
1並べる60と選ぶだけ10で異なる
2並べるなら順番を区別する
3選ぶだけは組合せで10通り
4並べる→順列、選ぶだけ→組合せで正しい

オリジナル問題2(公式の関係)

📝 オリジナル問題 2 順列と組合せの関係

順列nPrと組合せnCrの関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. nPrとnCrはまったく同じ計算式であり、つねに等しい値になる関係にある
  2. nPrはnCrにr!(rの階乗)をかけた値で、順列のほうが必ず大きくなる
  3. nCrはnPrにr!(rの階乗)をかけた値で、組合せのほうが必ず大きくなる
  4. nPrとnCrの間には関係がなく、それぞれ独立に求めるしかないものである
シーピードラ
シーピードラ 解答・解説

解答は 2 だぜ。

nPr = r!×nCrの関係がある。組合せ(選ぶだけ)に「並べ替えの数 r!」をかけると順列になるから、順列のほうが必ず大きいんだ。

選択肢1は「つねに等しい」が誤り。選択肢3はかける向きが逆。選択肢4は「関係がない」が誤りで、きちんと関係があるぜ。

選択肢判定理由
1同じ値ではない
2nPr=r!×nCrで順列が大きい
3かける向きが逆
4r!倍の関係がある

オリジナル問題3(重複順列)

📝 オリジナル問題 3 重複順列

0〜9の数字を使う4けたの暗証番号の総数に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 同じ数字は使えないものとして、10P4で求めるため5040通りになる
  2. 順番を区別しないので組合せ10C4で求め、210通りになると考えられる
  3. 同じ数字を何度でも使え、10⁴すなわち10000通りになる重複順列だ
  4. 数字は1回しか使えず、並べ替えも区別しないので一通りしかないと考える
シーピードラ
シーピードラ 解答・解説

解答は 3 だぜ。

暗証番号は同じ数字を何度でも使えて、並ぶ順番も区別するから重複順列。10×10×10×10=10⁴=10000通りだ。

選択肢1は「同じ数字は使えない」とする誤り(実際は使える)。選択肢2は順番を区別しないとする誤り。選択肢4の「一通り」も誤りだぜ。

選択肢判定理由
1同じ数字を何度でも使える
2暗証番号は順番を区別する
3重複順列で10⁴=10000通り
4一通りではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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