補助記憶装置とは?電源を切っても消えない長期保存用のストレージ

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

補助記憶装置とは(全体像)

補助記憶装置は、電源を切っても中身が残る、長く保存するためのストレージのこと(メモリは電源を切ると消えるのと対照的)。

種類によって、速さ・容量・値段が違うので、アクセス頻度に合わせて使い分ける

身近にたとえると、SSDは手元の作業フォルダ、HDDは自宅の物置、磁気テープは銀行の貸金庫(普段は使わない長期保管)、クラウドはレンタル倉庫。使う頻度で置き場所を変えるイメージだ。


詳しく:3つの特徴と使い分けだけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。代表的な3つを対比しよう。

SSD・HDD・テープの特徴

種類特徴おもな用途
SSD可動部がなく高速・静音・衝撃に強いパソコンのシステム(よく使う)
HDD大容量で容量あたりが安い(中に回る円盤)バックアップ・大量保存
磁気テープ(LTO)とても長期の保存に向く・安価アーカイブ(めったに使わない)

データは使う頻度で置き場所を分ける。これを「ホット・コールド」で表す。

アクセス頻度で使い分け

種別使う頻度置き場所
ホット毎日SSD
ウォーム週・月に一度HDD
コールド年に一度ほどテープなど

ここで取り違えやすいのが2点。磁気テープは「古い技術」ではなく、今も長期保存(アーカイブ)の現役だ。安くて長持ちするので、大企業や公的機関が大量データの保管に使う。もう1つ、「SSDがあればHDDは不要」ではない。容量あたりの値段ではHDDのほうが安く、大容量の保存にはHDDが現実的だ。

つまり、速さがほしいならSSD、大容量を安くならHDD、長期保管ならテープと、目的で選ぶ、というわけだね。

わかりやすく言い換えると

要するに、補助記憶は「使う頻度で置き場所を変える長期保存」だ。

SSD … 手元の作業フォルダ(速い・よく使う)

HDD … 自宅の物置(大容量で安い・たまに使う)

テープ … 銀行の貸金庫(長期保管・めったに使わない。今も現役)

「テープは古くない」「SSDがあればHDD不要、ではない(容量単価はHDD)」だけは取り違えやすい。


試験のツボ

🔴 一番出る:SSD・HDD・テープの特徴

①SSDは高速・可動部なし、HDDは大容量で安い

②テープはとても長期の保存(アーカイブ)に向く

🔴 次に出る:テープは古い技術ではない

①今も長期保存(アーカイブ)の現役

②安くて長持ちするので大企業や公的機関が使う

🟡 押さえると安定:容量単価はHDDが有利

①SSDがあればHDDが不要、ではない

②大容量を安く保存するならHDDが現実的


よくある間違い

「磁気テープは古い技術で、もう使われていない」→ ✗  今も長期保存(アーカイブ)の現役。安くて長持ちするので大量保管に使う。

「SSDがあればHDDは不要」→ ✗  容量あたりの値段ではHDDが安い。大容量保存にはHDDが現実的。

「補助記憶は電源を切ると中身が消える」→ ✗  補助記憶は電源を切っても残る。消えるのはメモリ(主記憶)のほう。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(3つの特徴)

📝 オリジナル問題 1 SSD・HDD・テープの特徴

補助記憶装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. SSDは大容量で容量あたりが安く、HDDは可動部がなく高速という特徴を持っている
  2. SSDは可動部がなく高速、HDDは大容量で安い、テープは長期保存に向く特徴を持つ
  3. SSDもHDDもテープもまったく同じ特徴で、速さや容量に違いはないものとされている
  4. 補助記憶は電源を切ると中身が消えるため、長期保存にはいっさい使えないものである
ネトスパ
ネトスパ 解答・解説

解答は 2 である。

SSDは可動部がなく高速、HDDは大容量で安い、テープは長期保存に向くのだ。手元・物置・貸金庫の関係なるぞ。

選択肢1はSSDとHDDの特徴が逆。選択肢3の「同じ」、選択肢4の「消える」も誤りである。

選択肢判定理由
1SSDとHDDが逆
2SSD高速・HDD大容量・テープ長期
3特徴が違う
4電源を切っても残る

オリジナル問題2(テープは古い技術ではない)

📝 オリジナル問題 2 磁気テープ

磁気テープに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 磁気テープは古い技術で、現代ではいっさい使われていないものとされているものだ
  2. 磁気テープは毎日使うホットデータの保存に最も向いた、最速のストレージである
  3. 磁気テープは今も長期保存の現役で、安くて長持ちするので大量保管に広く使われる
  4. 磁気テープは電源を切ると中身が消えるため、長期保存にはいっさい使えないものだ
ネトスパ
ネトスパ 解答・解説

解答は 3 である。

磁気テープは今も長期保存の現役で、安くて長持ちするので大量保管に使われるのだ。古い技術ではないなるぞ。

選択肢1の「使われていない」、選択肢2の「最速」、選択肢4の「消える」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1長期保存の現役
2最速ではなく長期保管向け
3現役・安くて長持ち
4電源を切っても残る

オリジナル問題3(容量単価)

📝 オリジナル問題 3 SSDとHDDの使い分け

SSDとHDDの使い分けに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. SSDがあればHDDは不要、ではなく、容量あたりが安いHDDは大容量の保存に向く
  2. 容量あたりの値段はSSDのほうが安く、大容量保存にはSSDだけを使えばよいものだ
  3. SSDもHDDも容量あたりの値段は同じで、どちらを選んでも違いはないものとされる
  4. HDDは高速で容量あたりも安いので、すべての用途でSSDより優れているものである
ネトスパ
ネトスパ 解答・解説

解答は 1 である。

SSDがあればHDDは不要、ではなく、容量あたりが安いHDDは大容量保存に向くのだ。速さはSSD、大容量を安くならHDDと使い分けるなるぞ。

選択肢2の「容量単価はSSDが安い」、選択肢3の「同じ」、選択肢4の「HDDが高速」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1容量単価が安いHDDは大容量向き
2容量単価はHDDが安い
3容量単価に差がある
4速さはSSDが上

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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